車のバッテリーの適切な処分方法とは？個人で実施する場合の危険性と注意点もご紹介！

使用済み車用バッテリーの主な処分方法

生ゴミや紙くずなど、家庭用で出るゴミについては集積所の利用が可能です。一方で、車用のバッテリーについては家庭用ゴミと同じような方法での廃棄が認められていません。

また、自治体では車用のバッテリーの回収を実施していないため、適切な処分が求められるでしょう。車用バッテリーの主な処分方法はガソリンスタンド、カー用品店、リサイクル業者の3つです。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。

ガソリンスタンドで処分してもらう

ガソリンスタンドの特徴は、多くの給油所で回収してもらえることです。給油や洗車などで利用するついでに、使用済みの車用バッテリーを回収してもらえます。

しかし、店舗によって対応は異なり、無料で引き取る店舗がある一方で、数百円の手数料を徴収するケースがあります。無料でバッテリーを処分したい方は、前もってスタッフに尋ねておきましょう。

ガソリンスタンドには、フルサービス型とセルフサービス型の店舗があります。スタッフが給油を行っていないセルフサービスの店舗については、バッテリーの回収を実施していない場合があるので注意が必要です。

カー用品店で処分してもらう

大手のカー用品店では、ガソリンスタンドと同じように使用済みの車用バッテリーの回収を実施しています。ガソリンスタンドと比較すると店舗数は少なめですが、カー用品の購入、タイヤの購入、オイル交換などのついでに利用できるでしょう。

カー用品店の注意点は、状況によって手数料が異なることです。新しいバッテリーの購入、または店舗のサービスを利用した場合に無料で引き取るというケースがあります。

また、店舗によっては、利用の有無に関係なく手数料を徴収する場合もあるでしょう。無料での引き取ってもらいたい場合には、前もってスタッフに相談しておくことがおすすめです。

リサイクル可能な業者で買取してもらう

リサイクル業者の特徴は手数料がかからないことです。車用バッテリーにはリサイクル可能な素材が使われており、業者によっては買取で引き取ってもらえる場合があります。費用をできるだけ抑えたい方、使用済みバッテリーをお得に手放したい方にはおすすめでしょう。

また、不要になったバッテリーを他の不用品と一緒に、まとめて回収してもらえることもリサイクル業者を利用するメリットのひとつです。引っ越しや大掃除をした際には、大量の不用品が出ることもあるでしょう。

リサイクル業者の中には出張買取を提供しているケースがあり、バッテリーを運ばずに回収してもらえます。できるだけスムーズに処分したい方にもおすすめの方法です。

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個人でのバッテリー処分は要注意

時間を節約したい方や費用を抑えたい方の中には、回収業者を利用しない方法として個人での処分を希望する人もいることでしょう。

しかし車用バッテリーの処分には取り扱いへの配慮が必要となり、危険が伴うことや処理方法を誤ると法律で罰せられる恐れもあります。ここでは、個人で使用済みのバッテリーを処分するリスクについてご紹介します。

人体に悪影響を及ぼす危険性

1つ目のリスクは人体への影響です。バッテリーには希硫酸と呼ばれる、水で薄めた硫酸が使われています。

希硫酸は肌に触れるとやけどの恐れがあるため、バッテリーを取り扱うときは液漏れ事故に注意が必要です。持ち運ぶときなどは横倒しを避け、持ち歩く際も取っ手やバッテリーの下を両手で丁寧に持つことが大切です。

車用バッテリーの液漏れは古くなった製品だけでなく、新品であっても起こる可能性があるトラブルです。希硫酸が肌に付着した場合の処置は、多量の水で洗い流すことです。液が触れたことによって痛みを感じるときや発熱するときは、速やかに医師の治療を受ける必要があります。

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バッテリーの不法投棄は法律違反

2つ目のリスクは不法投棄の恐れです。車用バッテリーには希硫酸に加えて鉛が含まれています。希硫酸や鉛を含むバッテリーは「特殊ゴミ」に分類されており、通常のゴミとして処分できません。

使用済みバッテリーは法律に基づいた処分が必要です。家庭ゴミとして捨てると不法投棄に該当し、罰則の対象になる可能性があります。

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第16条に基づく不法投棄の罰則は、5年以下の懲役や1,000万円以下の罰金です。特殊ゴミと知らなかった場合でも、不法投棄した場合には罰則が適用されることから、個人での処分はリスクが高いため避けたほうがよいでしょう。

車用バッテリーを取り外す際の注意点

車用のバッテリーの処分は大きなリスクが伴いますが、新しいバッテリーへの取り換えについては誰でも可能です。スパナやレンチなどの工具があれば、比較的簡単に使用済みバッテリーを取り外せます。

一方で、作業手順を誤ると事故やケガを招く恐れがあるでしょう。バッテリーを取り扱う際には細心の注意が必要です。ここでは、車用バッテリーを取り外す際の注意点をご紹介します。

火気を近づけない

車用バッテリーの主成分は希硫酸と鉛で、この2つの物質の化学反応によって充電と放電を繰り返しています。このとき水素ガスや酸素ガスが排出されるため、車用バッテリーに火気を近づけないよう配慮が必要です。

また、エンジンを動かしていない自己放電時にも微量の水素ガスが放出されているため、火気を近づけると、引火や爆発などを引き起こす危険性があります。

野外で作業する際にも注意は必要です。火のついたタバコを放置すると、バッテリーに引火する恐れがあるでしょう。意図しない火災を防ぐためにも慎重な取り扱いが求められます。

絶縁テープを巻く

使用済みバッテリーは車の動力供給には使えませんが、電池としての性質は保たれたままの状態です。そのため車からバッテリーを取り外した後でも、プラス端子やマイナス端子に金属製品が接触すると火災の危険性があります。

使用済みバッテリーを外した際には、絶縁テープによる処理を施しておきましょう。プラス端子とマイナス端子に絶縁テープを巻いておけば、金属の接触を避けられます。また、思わぬ事故を防ぐためにも、取り外したバッテリーは早めに処分しましょう。

車用バッテリーを処分するタイミング

車のバッテリーは、電装品や電子機器などに電力を供給する蓄電池です。正常に動作するためには欠かせないパーツのひとつですが、繰り返し使うことで徐々に劣化が進みます。

劣化したバッテリーの性能は元に戻らないため、定期的な交換が必要です。ここでは、ガソリン車とハイブリッド車に搭載されたバッテリーの交換の目安をご紹介します。

ガソリン車のバッテリーの寿命は2年~3年

ガソリン車のバッテリーの役割は電子装置への電力供給です。運転環境、充電サイクル、気候条件などによって異なりますが、一般的には2年~3年程度が交換の目安とされています。

バッテリーが劣化すると、ライトの明るさが徐々に低下して夜間の視認性が低下する恐れがあるでしょう。バッテリーから供給される電力が低下すると、エンジンがかかりにくくなる可能性もあります。

予期しないトラブルを防ぐため、普段の運転で問題が感じられない場合でも定期的な交換が重要です。

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ハイブリッドカーは駆動用と補機で寿命が変わる

ハイブリッドカーの場合、ガソリン車に比べて多くのバッテリーを装備しており、一般的に駆動用と補機の2種類が搭載されています。駆動用バッテリーの一般的な交換の目安は5年~8年です。

バッテリーが劣化すると、ヘッドライトの明るさが不安定になったり、エンジンの始動が遅くなったりするでしょう。エンジンがかかりづらくなったときは、早めの交換が必要です。

そして補機バッテリーの交換の目安は、3年~5年です。補機バッテリーはハイブリッドシステムの起動にも使われるため、寿命が近づくとエンジンがかかりづらくなります。

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車用バッテリーを処分するときは業者への依頼も検討しよう

使用済みバッテリーを処分するときは、取り外しから回収までを業者に依頼するとトラブルリスクを回避できるでしょう。車用バッテリーの交換や取り外しを依頼できる業者は、使用済みバッテリーの引き取りに応じている回収業者も多く、場合によっては格安の費用で引き取ってもらえます。

また、バッテリーに加えて車の処分を検討している場合には、廃車買取業者の利用が可能です。ここでは、業者を利用する場合の費用相場や廃車買取業者の魅力をご紹介します。

工賃がかからないこともある

回収業者の費用相場はさまざまで、使用済みバッテリーはリサイクルが可能なため、格安の費用で引き取るケースもあります。一般的な費用相場は以下の通りです。

主な処分先	処分費用の相場
車の販売店	500円~1,000円
回収業者	500円~1,500円

回収業者の中には、バッテリーを引き取る際の工賃を無料で提供しているケースがあります。一方で、工賃や処分費用がかかることもありますが、引き取った後で高額な費用を要求する悪徳業者には注意が必要です。出張費用や状態の悪さなどを理由に、状況に合わない高額な費用を請求するケースもあります。

バッテリー以外のパーツも回収してもらえる

バッテリーの回収に加えて車の処分を検討している方には、廃車買取業者の利用が便利です。車の処分には手間や時間がかかるため、使用済みのバッテリーを同時に処分する場合には、面倒に感じる可能性があるでしょう。

廃車買取業者に依頼すれば、処分にかかる面倒な手間を一気に解決できます。ディーラーや中古車買取業者などで車の処分を検討すると、買取や下取りを断られてしまうケースも処分費用がかかるケースもあるでしょう。

廃車買取業者なら処分したい車に大きな損傷があった場合でも、無料で引き取りできます。費用や手間をできるだけ抑えたい方には廃車買取業者の利用を検討しましょう。

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バッテリーを含む車の処分なら廃車王にお任せ！

廃車買取業者は複数の店舗がありますが、査定額の基準や処分時における費用は業者ごとに異なります。

依頼先によっては引き取りや廃車手続きへの費用が発生するケースもある廃車買取ですが、廃車王にお任せいただければ0円以上の買取で廃車を手放すことが可能です。ここでは、廃車王の2つの強みについてご紹介します。

どのような状態の車でも0円以上の買取が可能

1つ目の強みは買取価格です。廃車王は全国150店舗の自動車リサイクル事業者による事業協同組合として運営しています。

廃車王が収入を確保している方法は、再利用可能なパーツを回収し、リサイクル品としての再販売です。鉄、銅、アルミニウム、プラスチックなどの素材についても、資源としての再利用を実施しています。

この仕組みによって、廃車を高価買取するという形でお客様への還元を可能にしています。

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3つの無料で処分時における不安を解消

2つ目の強みは費用の軽減です。廃車王では、廃車手続きやキャンセルにかかる手数料を無料で提供しています。廃車の引き取りにかかる費用についても原則無料です。手続きにおける費用を廃車王が負担しているため、処分における負担を軽減できます。

事故車や不動車なども引き取りを行っており、面倒な手続きの手間も省くことが可能です。お問い合わせは電話、LINE、Webサイトからご相談いただけますので、ぜひお気軽にご活用ください。

まとめ

使用済みの車用バッテリーについては、適切な処分が求められます。加えて、バッテリーには有害物質が含まれているため、注意して取り扱う必要があるでしょう。バッテリーの回収を受け付けている業者に任せるのがおすすめです。

バッテリーだけではなく廃車を検討している場合には、廃車買取業者の利用をおすすめします。廃車王ではリサイクルパーツや資源としての再利用を実施しており、0円以上の買取が可能です。廃車をお考えの方はぜひ廃車王をご利用ください。