プリウスのバッテリー交換とは？交換時期の目安や費用・迷った時は買い替えも検討してみては？

プリウスのバッテリー交換には、一般的なガソリン車よりも高額な費用がかかることに加えて、自分で交換することは非常に困難ですので、たとえ費用がかかってでもディーラーに依頼するのが正解です。

そこで今回は、プリウスのバッテリーを交換する時期や費用などについてご紹介していきたいと思います。

プリウスには2種類のバッテリーが搭載

プリウスに搭載されているバッテリーには「駆動用バッテリー」と「補機バッテリー」の2つの種類があり、それぞれの役割や交換時期は異なります。

駆動用バッテリー

駆動用バッテリーとは、プリウスのようなハイブリッドカーを走らせるための特殊なバッテリーで、ニッケル水素電池や地理有無イオン電池が採用されています。コンピューターで制御されていることから寿命が長く、走行距離20万キロ程度が目安だとされています。

補機バッテリー

プリウスの補機バッテリーとは、一般的なガソリン車にも搭載されている鉛バッテリーで、エンジンをはじめとしてブレーキやドアロック、ナビゲーションなどの電源に使用されています。

駆動用バッテリーが充電されていても、補機バッテリーが上がっているとエンジンを動かすことができませんので、プリウスの補機バッテリーは非常に重要な役割を持っているのです。

補機バッテリーの寿命は4～5年だとされていますが、ライトが弱くなったりパワーウィンドウが遅くなるなどの症状がみられる場合には交換時期だと思ったほうがよさそうです。

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プリウスのバッテリーの交換にかかる費用

プリウスのバッテリー交換にかかる費用は初代プリウスが最も高く、本体価格と工賃を合わせると40万円～70万円にもなります。

二代目、三代目プリウスの駆動用バッテリーを交換する場合にかかる費用は、バッテリーの本体価格（13万円）と工賃を合わせて18万円程度、補機バッテリーに関しては、本体価格が3～5万円、工賃が数千円程度ですので、トータルで20～30万円程度と思っていいでしょう。

プリウスのバッテリーを自分で交換できる？

プリウスのバッテリー交換は、一般的なガソリン車のバッテリー交換よりも割高な費用がかかるため、自分で交換したいという方も少なくないのではないでしょうか？しかし、特に駆動用のバッテリーには高電圧が流れているため感電の恐れがあるほかにも配線が複雑ですので、専門的な知識がないとかなり困難になります。

プリウスの補機バッテリーの交換に関してはそれほど難しくありませんが、接続を間違ってしまうと、コンピューターの記憶が消えてしまったり、スマートエントリーでの解錠などができなくなってしまう可能性もあります。

このように、プリウスのバッテリーを自分で交換するには多くのデメリットがあるため、最初からディーラーに依頼するのが賢明です。

買い替えを検討した方がいい場合も

プリウスのバッテリー交換に頭を悩まされるのは、やはり駆動用バッテリーにかかる高額な費用ですよね。

プリウスのバッテリーには、5年または10万㎞の保証期間が設けられていることに加えて、耐用距離は15～20万㎞とされているため、簡単に故障することは考えにくいですが、寿命以外にも駆動用バッテリーが故障して交換が必要となった場合は、買い替えを検討したほうがいいかもしれません。

中古車販売店の他、廃車買取業者でもこのようなケースの車を買取していますので、プリウスのバッテリー交換を迷っているのであれば一度相談してみることをおすすめします。

まとめ

今回は、プリウスのバッテリーを交換する時期や費用などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

バッテリーの交換費用は初代プリウスよりも下がっているとはいえ、まだまだ高額な費用がかかることには変わりません。今乗っているプリウスを処分して買い替えを検討している場合は、ぜひ廃車王にご相談ください。