免許更新を忘れて期限切れになったときの手続きや予防法を紹介
車の基礎知識
運転免許証は一定期間ごとに更新が必要な身分証明書です。しかし、日常生活に追われる中で、うっかり更新期限を忘れてしまったという方もいるのではないでしょうか。期限切れになると無免許運転として扱われ、罰則の対象になるなど深刻な問題を招くこともあるため、注意が必要です。
そこでこの記事では、免許更新の期限切れになった場合の対処法と再取得の手順について詳しくご紹介します。期限切れの運転免許証の返納についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
免許更新を忘れて期限切れになったらどうなる?

運転免許証の更新を忘れてしまうと、有効期限が切れた瞬間から無免許状態となってしまいます。ただし、状況によっては失効後でも再取得の手続きが可能です。
更新をせずに車を運転すると罰則対象になるため、更新の忘れに気づいたときは慌てずに適切な対応を取りましょう。ここでは、更新期限の確認方法と期限切れになった場合の状況について詳しく解説します。
運転免許証の有効期限はハガキで確認できる
運転免許の更新期間は「免許証の有効期間満了日前の誕生日の前後1か月」の合計2か月間です。通常、更新時期が近づくと公安委員会から「運転免許証更新連絡書」のハガキが誕生日の約35日前に届きます。このハガキには更新期間や手続き場所、必要な手数料などが記載されているのです。
しかし、引っ越し前の住所に届けられたなどの理由で、ハガキが届かないケースもあるため、自分自身で免許証の有効期限を確認しておきましょう。また、運転免許証の有効期限をメモしておくと、ハガキが届かないときでも更新忘れを防げます。
なお、運転免許証の有効期限の最終日が土曜日・日曜日・祝日・年末年始になる場合、その翌日の平日が有効期間の最終日です。
有効期限が切れると免許失効の状態になる
運転免許証の有効期限が過ぎると、「免許失効」という状態になってしまいます。これは免許証が事実上無効になることを意味しており、単なる「紙切れ」とみなされてしまうのです。
失効した免許証で車を運転すると、無免許運転として道路交通法違反となり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。さらに、2年間は免許の再取得ができないため、通勤や買い物で車を使用している場合、生活に大きな支障が出てしまうかもしれません。
免許更新を忘れて期限切れになったときの手続き

免許更新の忘れに気づいたときは、早急な手続きが必要です。再取得の手続きは失効期間や事情によって大きく異なるため、自分のケースに合った対応を行いましょう。ここでは、うっかり失効した場合とやむを得ない理由がある場合の手続き方法について解説します。
うっかり忘れて失効した場合の手続き
単純に更新の期限を忘れて免許が失効した場合、その対応は失効期間によって異なります。失効から6か月以内であれば、運転免許試験場または指定警察署で適性試験と講習を受けるだけで免許の再交付が可能です。学科試験や技能試験は免除されるため、比較的簡単に手続きを進められます。
必要な書類は、失効した免許証と住民票、証明写真(縦3cm×横2.4cm、6か月以内に撮影したもの)と手数料です。70歳以上の方は高齢者講習又は運転免許取得者等教育(高齢者講習同等)の終了証明書、75歳以上であれば認知機能検査結果通知書と運転技能検査受検結果証明書(対象者のみ)も必要です。
失効から6か月~1年以内の場合、一部免許の場合は仮免許試験の免除があります。普通免許・準中型免許・中型免許・大型免許を持っていた方は、所定の講習と適性試験を受けることで仮免許の取得が可能です。なお、失効から1年以上経過した場合は、完全に最初から免許を取り直さなければなりません。
やむを得ない事情により失効した場合の手続き
病気による入院や海外赴任など、やむを得ない理由で更新できなかった場合、特例措置が適用されます。やむを得ない理由として認められるのは、病気などによる入院や海外旅行、災害などです。仕事が忙しかったなどの理由はやむを得ない理由には該当しません。
やむを得ない理由で失効してその事実を証明できる場合、失効から6か月以内であれば通常の更新手続きと同様に適性試験と講習を受けるだけで免許証が再交付されます。
失効から6か月を超えて3年以内の場合でも、やむを得ない事情が解消された時点から1か月以内に手続きを行えば、学科試験と技能試験が免除されます。
必要な書類は、失効した免許証・住民票・申請用写真・運転免許申請書・やむを得ない理由を証明する書類です。70歳以上であれば、うっかり失効した場合と同様に別途書類の提出があります。実際に手続きを希望するときは、管轄の警察署で最新の情報を確認しましょう。
外部サイト免許の期限切れを防ぐためにできること

免許更新の期限切れによるトラブルを避けるには、日頃からの準備と対策が重要です。主な対策として、次の2つがあります。
- 運転免許証の住所変更手続き
- スマホやカレンダーの活用
ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。
運転免許証の住所変更は速やかに行う
引っ越しをした場合、速やかな運転免許証の住所変更手続きが重要です。住所変更を行わないと、公安委員会から送られる更新連絡ハガキが届かないリスクがあります。更新連絡ハガキが届かないと、更新時期を忘れてしまい、気づいたときには免許が失効しているという事態になりかねません。
最寄りの警察署や運転免許センターで住所変更手続きを行えるため、引っ越ししたらできるだけ早く済ませておきましょう。手続きには運転免許証の他、新しい住所が確認できる書類として住民票の写しやマイナンバーカードなどが必要です。
スマホやカレンダーを活用する
免許更新の期限切れを防ぐためには、スマートフォンのリマインダー機能やカレンダーの活用がおすすめです。免許証の有効期限をスマホのカレンダーやリマインダーアプリに登録しておけば、更新時期が近づいたときに自動で通知してもらえます。更新期間の開始日と終了日の両方を登録しておくことがおすすめです。
また、紙のカレンダーを使用している方の場合、更新月にマークを付けておく方法もあります。日頃から使用しているスケジュール帳に書き込んでおくのもおすすめです。
更新を忘れた運転免許証は返納できる?

年齢や病気などの理由で運転をしない決断をした方の中には、更新期限切れの免許証の返納方法について知りたいかもしれません。更新日を過ぎた運転免許証は通常の運転免許証と異なる扱いになるため注意が必要です。ここでは、失効した免許証の取扱いについて解説します。
自主返納はできない
運転免許証が失効した状態では、自主返納の手続きができません。自主返納とは、有効な運転免許証を持っている方が自らの意思で運転免許証を返納する制度です。
更新期限が近づいており、運転をやめる意向がある場合、更新せずにそのまま失効させるのではなく、有効期限内に自主返納の手続きを済ませておきましょう。
関連記事運転経歴証明書の交付は受けられる
運転免許証の更新を忘れて失効した場合でも、運転経歴証明書の交付の受け取りは可能です。運転経歴証明書とは、以前に運転免許を持っていたことを証明する公的な身分証明書で、運転免許証のように本人確認書類として利用できます。
この証明書は運転免許失効から5年以上経過した場合や、自主返納後5年以上経過している場合は発行できないため、更新忘れで失効した場合は早めに手続きをしておきましょう。
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免許更新の期限切れをきっかけに運転をやめる方や高齢で自主返納を検討している方の中には、使用しなくなった車の処分方法について知りたいという方もいるのではないでしょうか。
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免許更新の期限切れについてよくある質問

ここでは、免許が期限切れの状態での運転や海外滞在中に免許の期限切れが発生した場合のよくある質問と回答をご紹介します。期限切れに気づいたときは、適切な対処を行いましょう。
免許が期限切れでも運転できる?
免許が期限切れの状態では、一切運転ができません。期限切れになったばかりでも、法律上は無免許運転となり、道路交通法違反として厳しく罰せられます。
具体的には、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があり、2年間の再取得が認められません。免許の更新期限が切れていることに気づいたら、公共交通機関などを利用して免許の再取得手続きを行いましょう。
海外滞在中に免許が期限切れになった場合は?
海外滞在中に免許の期限が切れてしまった場合、帰国後に適切な手続きを行えば免許の再取得が可能です。海外滞在はやむを得ない理由として認められるため、特例措置が適用されます。
帰国後、パスポートや出入国記録などの証明書類を提出すれば、滞在期間に応じた特例措置が受けられるのです。また、海外滞在が予定されている場合、事前に手続きを行うと免許の失効を防げます。
まとめ

運転免許証の更新忘れは誰にでも起こりうることですが、その対処法は失効期間やケースによって大きく異なります。うっかり失効の場合でも6か月以内なら比較的簡単に再取得が可能です。一方で、期間が長くなるほど手続きは複雑になってしまいます。
運転免許証の失効をきっかけに運転をやめる場合、不要になった車の処分に困るかもしれません。不要になった車の買取は廃車王へご相談ください。廃車王では壊れた車や不動車も高価買取を実施しています。
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