車が大破したときの選択肢は？修理か廃車か判断するポイントを紹介

車が大破した場合、修理して乗り続けるか、それとも廃車にするか迷うことがあります。車の損傷の程度によっては修理可能な場合もありますが、予想以上に高額な修理費用が発生することも少なくありません。

この記事では、車が大破した際の選択肢として、修理して乗り続けることのリスクや、廃車買取がどのような場合に適しているかについてご紹介します。

車が大破したときの選択肢

車が大破した場合、主に以下の2つの対応が考えられます。

• 修理して乗り続ける
• 廃車として手放す

まずは、それぞれの選択肢を詳しく解説します。

修理して乗り続ける

大破した車でも、損傷の程度によっては修理して乗り続けられる可能性があります。修理を検討する際には、まず修理工場で詳細な見積もりを取り、修理費用がどのくらいになるかを確認しましょう。

車両保険に加入している場合は、保険でどの程度費用がカバーできるかという点も確認したい要素です。ただし、保険を使用すると等級が下がり、将来的に保険料が上昇する可能性があることも念頭に置いておきましょう。

安く修理できる場合もあれば、損傷が少なくてもエアバッグが作動していることによって100万円以上かかるケースもあるため、まずは見積もりを取って修理費用を確認してみることをおすすめします。予算内に収まれば、愛着がある車に乗り続けられるかもしれません。

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廃車として手放す

大破した車に乗り続けることを諦めたときは、廃車として処分する方法が選択肢のひとつです。処分と聞くとスクラップする手続きなどが面倒に感じられるかもしれませんが、買取業者を利用すれば廃車や大破した車も売却して手放せます。

出張買取に対応している店舗であれば自走ができない状態でも査定を受けられるので、どのくらいの価値が見いだせるのかを調べてみることをおすすめします。

大破した車は全損扱いになる？

車が大破したときには、自動車保険の「全損」に当てはまるのかによって、修理費用や買い替え資金のやりくりが変わることも少なくありません。一般的に全損扱いになると、契約時の時価額で設定した車両保険金額が受け取れます。

全損には次の2種類があります。

• 物理的全損
• 経済的全損

物理的全損の場合

物理的全損とは、事故によって車が修理不能なまでに損傷した状態を指します。フレームが著しく変形したり、車体が大規模に破損したりして、もはや車として機能しない状況です。

事故で車が大破するケースには相手方がいない「単独事故」の場合もありますが、この場合は一般タイプの車両保険を選んでいるときのみ補償が受けられます。

また、物理的全損は車が盗難にあったときも対象です。

経済的全損の場合

経済的全損とは、車は物理的には修理可能な状態ではあるものの、修理費用が車の時価額を上回るという場合を指します。

例えば時価額30万円の車の修理に100万円かかると見積もられた場合、修理よりも買い替えのほうが経済的に合理的という判断から、全損扱いとなります。

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大破した車を修理するリスク

予算内で大破した車の修理ができる場合、修理することによって起こるリスクについても把握しておきたいところです。ここでは、大破した車を修理する際に考えられる3つの可能性について紹介します。

• 修理費用が高額になる可能性
• 将来的に不具合が発生する可能性
• 中古車としての買取価格が付かない可能性

修理費用が高額になる可能性

大破した車の修理費用は、想像以上に高額になるケースが珍しくありません。事故で車のフレームに損傷が生じた場合、修理費用は最低でも10万円程度、状態によっては100万円を超えます。

バンパーの交換が必要な場合は10万円以上の費用が発生し、エンジン交換が必要になると、安くて30万円程度、場合によっては100万円以上の費用がかかります。

車両の時価額を超える修理費用がかかる場合、保険を使っても全額は補償されないため、経済的な観点からはデメリットとなる可能性があります。

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将来的に不具合が発生する可能性

大破した車は、修理後も何らかの問題が起こる可能性が否定できません。修理後の車両が走行可能な状態であっても、骨格部分に残った金属疲労やフレームの微細なゆがみは、将来的な不具合の原因となる可能性があります。

近年、修繕技術は向上しているため、修理後に影響が出ないこともありますが、それでも不具合が発生する可能性が皆無ではないという点を理解しておきましょう。

中古車としての買取価格が付かない可能性

車の骨格であるフレームやピラーなどが損傷し、修理された状態の車を「修復歴車」と呼び、買取査定額は同程度の状態の車と比較して数十万円程度低くなることもあります。これは、中古車市場での修復歴車の人気が低いことが理由です。

また、一般の中古車買取店では買取を拒否されるケースもありますが、そのようなときは廃車買取業者へ相談すると売却できる可能性があります。

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大破した車を廃車買取したほうがよいケース

大破した車を修理するか廃車するか迷うときは、費用対効果をよく考えることが大切です。ここでは、廃車買取が適しているケースとして次の2パターンを紹介します。

• 事故によるダメージが大きい車
• 年式が古い車

それでは見ていきましょう。

事故によるダメージが大きい車

事故でフレームやボディに大きなダメージを受けた車は、修理するべきか判断が難しいものです。特に車体の骨格部分にゆがみが生じた場合、修理費用は高額になりがちです。

加えて、安全面での不安が払拭できず、後から予期せぬ不具合が発生する可能性も否定できません。

さらに、フレーム損傷のある車は「修復歴車」として扱われるため、将来売却する際の査定額が大幅に下がります。こうした場合、修理にお金をかけるよりも、専門の買取業者に売却するほうが経済的に合理的な選択です。

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年式が古い車

年式が古い車は中古車としての価値が大きく下がるタイミングを迎えている可能性があります。例えば、年式が10年を超えている場合が該当します。

一般的に車の買取価格は年式が古くなるごとに下がる傾向があり、買取査定を受けると思ったよりも価値が評価されないことがあります。

修理して乗りつぶすのであれば査定額への影響は気になりませんが、費用対効果を考える場合は修理せずに売却し、新しい車の購入資金に充てるほうが賢明です。

大破した車の買取は廃車王にお任せ！

大破した車の売却をお考えの方は、ぜひ廃車王へご相談ください。廃車王は事故車や故障車など、幅広い車両状態の買取に対応しています。ここでは、廃車王をご利用いただくメリットを2つ紹介します。

事故車でも故障車でも高価買取

廃車王では、事故車や故障車を高価買取するための仕組みを整えています。買取した車は、廃車として解体する際にまだ使える部品や鉄・銅などの資源を回収し、リユースパーツや再生資源として販売しています。

この利益を買取価格を通じてお客さまへ還元することで、高価買取を実現しています。また、自社対応で廃車手続きや解体を行うため、中間マージンがかからないのも特徴です。

廃車王は自動車リサイクル業界で国内唯一、経済産業大臣の認可を受けた「NGP日本自動車リサイクル事業協同組合」の組合員が運営しています。全国150店舗が、各地のお客さまからのご相談に丁寧に対応しており、幅広いエリアでご利用いただけます。

3つの無料で廃車の費用を節約可能

大破した車を手放す際には、公道を自走できないため、移動手段の手配や煩雑な廃車手続きなど、手間がかかるように感じられるかもしれません。廃車王では、廃車を手放しやすくするために、次の3つの無料を用意しています。

• 廃車手続きの代行手数料の無料化
• 積載車による車の引き取り手数料の原則無料化
• キャンセル料の無料化（廃車王加盟店へ車両を引き渡す前に限る）

煩雑な廃車手続きは、廃車王が無料で代行いたしますので、ご安心ください。車の引き取りは、積載車が乗り入れできる場所であれば原則無料で対応いたします。また、廃車王の加盟店へ車両を引き渡す前であれば、キャンセル手数料も一切かかりません。

無料査定は公式サイト上のWebフォームや電話、LINEから受付を行っていますので、ぜひご利用ください。

大破した車についてよくある質問

ここでは、大破した車の修理と廃車をご検討される際によくある質問とその回答をご紹介します。判断基準は一律ではありませんので、ご自身の状況に合った手段を検討されることをおすすめします。

大破した車を修理するかどうか判断するポイントはありますか？

大破した車を修理するかどうかを判断する際には、まずは修理費用と車両価値のバランスを考える必要があります。修理費用が車の市場価値を上回る場合には、修理よりも売却や廃車が経済的に合理的です。

大破した車を修理するリスクは何ですか？

大破した車には、安全面と経済面の両面でリスクが伴います。外見上は修理できたとしても、骨格部分に残存した金属疲労やフレームのわずかなゆがみが、将来的に予期せぬ不具合を引き起こす可能性があります。

また、将来的に売却を検討されている場合、一度修復歴が付いた車は中古車としての価値が大幅に下落する傾向があることも考慮が必要です。

まとめ

車が大破した場合に考えられる選択肢は、修理して乗り続けるか廃車にするかのいずれかが挙げられ、車両の状態が全損であるかどうかによっても最適な対処法は異なります。

修理を選択する場合は、高額な修理費用、将来的な不具合発生のリスク、買取価格の大幅な下落といったデメリットを考慮する必要があります。

特に事故によるダメージが大きい車や年式が古い車は、修理するよりもそのまま売却したほうが経済的なメリットが得られる傾向があります。大破した車を売却する際は、ぜひ廃車王の無料査定をお試しください。