車のホイール交換をするメリットやデメリット!タイミングやポイントは?
車の基礎知識
車のカスタマイズで人気の「ホイール交換」は、見た目を大きく変えるだけでなく走行性能にも影響します。
交換を検討する際は、メリット(加速性能や燃費の向上、ドレスアップ効果、操縦性の改善)と、デメリット(高額な費用や車検に通らない可能性)を理解しておくことが大切です。
また、ドレスアップ目的だけでなく、ひび割れなど経年劣化によって交換が必要になるケースもあります。車全体の老朽化が進んでいる場合は修理費用が高くなることもあるため、そのようなときは廃車王の買取サービスを利用するのもひとつの選択肢です。
目次
ホイール選びは選択肢が豊富にある

車のホイールは「走る・曲がる・止まる」という、車の基本動作を支える重要なパーツです。ホイールにはさまざまな種類があり、交換する際は素材や製造方法、構造やデザインから好みの組み合わせの商品を探します。
| 分類 | 種類 |
| 素材 | スチール製 アルミニウム製 マグネシウム製 |
| 製造方法 | 鋳造タイプ 鍛造タイプ |
| 構造 | 1ピース 2ピース 3ピース |
| デザイン | スポーク メッシュ ディッシュ |
| ボルト穴数 | 4穴 5穴 6穴など |
素材では、コストパフォーマンスに優れたスチール製、軽量で放熱性と剛性に優れたアルミニウム製、さらに軽量かつ高剛性のマグネシウム製から選択できます。
製造方法では、デザイン性に優れた鋳造タイプと、強度が高く軽量な鍛造タイプが選択肢として挙げられます。構造の種類としては、一体成型の1ピース、リムとディスクを組み合わせた2ピース、さらに細かく分割された3ピースなど、多様な種類があります。
加えてボトル穴数にも違いがあるため、ホイールを選ぶ際には販売店のWebサイトや店頭でデザインと性能の両方を確認し、ご自身の好みに合うものを選びましょう。
ホイール交換をするタイミングは4つ

車のホイールの寿命はアルミ製の場合、約10年~20年使用できるのが一般的で、場合によってはそれ以上の期間を使用することもできる耐久性に優れたパーツです。
しかし、さまざまな理由で交換が必要になることもあります。ホイール交換を検討する主なタイミングは4つあります。
- ホイールが劣化したとき
- ホイールが損傷したとき
- 車の走行性能を向上させたいとき
- ホイールのデザインを変えたいとき
ホイールが劣化したとき
ホイールも他のパーツと同様に経年とともに劣化します。ホイールの主素材は金属のため、使用しているうちに曲がりやゆがみが生じることもあるのです。こうした変形はハンドル操作や走行性能に大きな影響を与え、タイヤの空気漏れの原因にもなりかねません。
ホイールの変形は目視では確認できないこともあり、ホイールバランサーという専用の計測器を使った確認が必要です。
スチール製ホイールの場合はさびによる劣化も進みます。特に海沿いの地域や冬季に除雪剤が使われる地域では、塩分の影響で腐食が早まる可能性があるため注意が必要です。
ホイールが損傷したとき
ホイールに亀裂が入ったり、大きな傷がついたりした場合も交換が必要です。駐車時に縁石にぶつけて少し傷ついただけのように見えても、損傷部分からタイヤの空気が漏れ出していることもあります。
特に砂利道などの悪路を日常的に走行する場合、ホイールに負荷がかかりやすく亀裂が生じやすくなるためです。石はねの衝撃によっても損傷する可能性があるため、日頃からホイールの状態をチェックし、損傷を見つけたら早めの交換を心がけましょう。
関連ページ車の走行性能を向上させたいとき
ホイールは素材によって重量が異なり、一般的に軽いほど走行性能が高まります。
車が走り出す際にはホイールを回転させる必要があります。そのため、ホイールの重量が軽いほど、より少ない力で回転させることができ、加速がスムーズになります。減速時においても、ホイールが軽量であるほど、ブレーキの効きは向上します。
また、軽いホイールを装着すると足回りが軽量化され、サスペンションの動きがよりスムーズになるため、乗り心地が向上する傾向があります。
ホイールのデザインを変えたいとき
車の外観イメージを変えたいと思ったときも、ホイール交換のタイミングです。ホイールは車の外観で大きな面積を占めるパーツであり、デザインを変更するだけで車全体の印象が大きく変わります。
特に真横から車体を眺めた際には、全体のプロポーションまで変わって見えるほどイメージチェンジができるのです。
- スポーティーな印象にしたい場合:スポーク型やツインスポーク型
- 高級感を出したい場合:メッシュ型やフィン型
このように目指すイメージに合わせてデザインを選ぶことが大切です。
ホイール交換をするメリットとデメリット

ホイール交換にはさまざまなメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。
自分の目的や予算、使用環境などを考慮して、総合的に判断しましょう。ホイール交換の主なメリットは運動性能の向上、主なデメリットはコストの問題です。
| メリット | デメリット |
| ・加速性能や燃費の向上が期待できる ・ドレスアップ効果が得られる ・コーナリング性能やブレーキング性能などの向上が期待できる | ・価格が高い ・車検に通らないケースがある |
ホイール交換のメリット
ホイール交換の最大のメリットは加速性能や燃費の向上です。純正のスチールホイールからアルミホイールに交換すると、加速性能や軽量化による燃費の向上が期待でき、経済的なメリットも得られます。
ドレスアップ効果ではホイールをインチアップ(タイヤの外径を変えずにホイールの直径を大きくすること)すると、外見の迫力が増しスタイリッシュな印象に変わります。
さらに、インチアップに伴い低扁平率(断面幅に対する断面の高さの比率)のタイヤに履き替えることで、グリップ力が高まりコーナリング性能やブレーキング性能、高速安定性も向上するというメリットも得られるのです。一方で、乗り心地の悪化やロードノイズの増加といったデメリットが生じる可能性もあります。
反対にインチダウンをすると、ハンドリングが軽くなり、静粛性が高まるといったメリットがあります。タイヤのサイズが小さくなる分価格も安くなりますが、タイヤと地面の接地面積が減るため冬道のアイスバーンではグリップ力が下がるのがデメリットです。
ホイール交換のデメリット
ホイール交換のデメリットとして、コストの問題があります。
高品質なホイールほど価格も高くなる傾向があり、特にマグネシウムホイールや3ピース構造のホイールは高額になりやすい印象です。例えば、同じアルミ製の鋳造ホイール4本セットの相場を比較すると、1ピースの場合は5万円~15万円程度であるのに対し、3ピースの場合は20万円~30万円程度です。
また、車体とのミスマッチのリスクもあります。オンラインサイトで購入をする場合などはホイールの試着ができないため、実際に装着してみると想像していたイメージと異なることがあり、色や形状が車体に合わずにかえって見た目が悪くなる可能性もあります。加えて、ホイール(タイヤ)を変更することで、ボディからはみ出して車検に通らなくなるリスクもあります。
使用環境や優先したい性能、車検基準への適合を考慮して、慎重にホイールを選ぶのが重要です。
関連ページ自分でホイール交換をするときの流れ

ホイール交換は専門知識と工具があれば、自分で行うことも可能です。ただし、慣れないと大きなトラブルを招く恐れがあるため、作業前の準備を心がけましょう。
また、ホイールの取り外し方や取り付け方を事前に把握しておくのも重要です。ここでは、自分でホイール交換を行う際の手順や必要な準備、注意点について解説します。
<h3>ホイールや必要な工具を用意する</h3>
はじめに交換するホイールを選んで購入します。購入前に車の取扱説明書で適合サイズを確認しておきましょう。
ホイールサイズは、「リム径×リム幅・フランジ形状・ボルト穴数・P.C.D・インセット」の順に表記されています。例えばセレナの場合、純正ホイールは「16 × 6.0 J 5 114.3 45」です。
サイズ表記場所はホイールによって異なり、ホイールの裏側に刻印されているケースや内側にシールが貼ってあるケースがあります。これらが車に適合するかを確認しましょう。インチアップを行う際には正しい知識が不可欠となるため、専門知識を持つタイヤ販売店に相談することが大切です。
次に、必要な工具を準備します。ホイール交換に必要な工具は、下記です。
- フロアジャッキ
- ホイールナットに合ったソケット
- 十字レンチ
- トルクレンチ
- タイヤレバー
- 軍手など
ホイールの取り外しを行う
現在装着しているホイールを取り外します。ジャッキアップポイントを確認する際は、メーカーのWebサイトや整備マニュアルを確認しましょう。
次に十字レンチを使用して、ホイールのナットを少しだけ緩めます。その際、完全に外すのではなく少しだけ緩めましょう。タイヤが浮いた状態で作業すると、タイヤが回ってしまい、ナットを緩めるのが難しくなるためです。
ナットを少し緩めたら、フロアジャッキを使ってタイヤが少し浮くまでジャッキアップします。タイヤが浮いたら、緩めておいたナットを手で外します。
新しいホイールの取り付けを行う
購入したホイールを取り付けます。ホイールのボルト穴とハブボルトの位置を合わせ、ソケットにナットを入れて手で差し込み、時計回りに回しましょう。その後、ソケットに合わせたクロスレンチでさらに締めます。
ただし、強く締めすぎるとソケットに傷がついてしまうこともあるので注意して作業しましょう。
クロスレンチである程度締め終わったら、ジャッキを下げます。地面にタイヤが設置された状態で、トルクレンチを使い規定トルクになるようナットを締め付けましょう。締め付けトルクは車種によって異なるので、取扱説明書などによる確認が必要です。
ホイール交換を依頼する場合は?

ホイール交換は専門知識と技術が必要な作業です。
DIYでの交換に不安がある場合や、適切な工具がない場合は、専門業者へ依頼することを検討しましょう。
ホイール交換を依頼するときは、対応している業者の選択、工賃を含めた費用や作業時間の確認が重要です。ここでは、ホイール交換を専門店に依頼する際の注意点についてご紹介します。
ホイール交換ができる場所
ホイール交換が可能な場所として、カー用品店・タイヤ専門店・整備工場・ディーラー・ガソリンスタンドなどがあります。
カー用品店やタイヤ専門店は豊富な経験と知識を持ったスタッフがいるため、安心して依頼できます。また、ホイールと一緒に購入すれば取り付け工賃が安くなることもあります。
整備工場やディーラーも確かな技術で対応してくれますが、工賃は比較的高めです。ガソリンスタンドは便利ですが、タイヤ交換がメイン業務ではないことが多いため、対応できる店舗と時間帯を事前に確認しておきましょう。
ホイール交換にかかる時間の目安は4本で30分
店舗でホイール交換を依頼した場合の所要時間は、4本で30分程度が目安です。ただし、作業の難易度によって変わることもあります。加えて、ホイールの種類やサイズ、店舗の設備によっても所要時間が変化します。
予約制の店舗であれば、あらかじめ時間を確保しておくことができるため、待ち時間を最小限に抑えられます。
高速での走行を予定している場合、ホイールバランス調整も依頼することがおすすめです。交換費用はインチのサイズによって異なりますが、16インチ以下~21インチ以上までのホイールの交換費用の相場は、4本で6,000円~1万2,000円です。
故障した車を処分するなら廃車王へ!

ホイールの劣化が進んでいる場合、他のパーツについても劣化が起きているのかもしれません。ケースによっては修理か買い替えかで悩む方もいるのではないでしょうか。車の状態によっては、修理よりも処分を選択した方が経済的な場合もあります。
検討した結果、廃車をお考えの方は、ぜひ廃車王にお問い合わせください。
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ホイール交換についてよくある質問

ホイール交換を検討する際、よくある質問をまとめました。
ホイールの持ち込みで交換はできる?
ホイールの持ち込みでの交換に対応している店舗はあります。カー用品店やタイヤ専門店、整備工場などでは、持ち込みのホイール交換を受け付けている可能性があります。
ただし、店舗によっては対応していない場合もあるため、事前に問い合わせておくのがおすすめです。
タイヤそのままでホイール交換はできる?
タイヤをそのままにした状態でのホイール交換は可能です。ただし、ホイールとタイヤのサイズが適合している必要があります。タイヤの寿命が近い場合、ホイールと一緒に交換したほうが効率的です。
タイヤの溝がまだ十分残っているときは、再利用によってコストを抑えられますが、タイヤの組み替え工賃が発生することも考慮する必要があります。
まとめ

ホイールは車の基本動作を支える重要なパーツであると同時に、外観の印象を大きく左右するドレスアップ効果も持ち合わせています。ホイール交換によって運動性能の向上やイメージチェンジといったメリットがある一方、コストや車体とのミスマッチといったデメリットも考慮する必要があります。
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