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水没した車の対処法!冠水リスクやもしものケースに備える方法とは?

台風やゲリラ豪雨などの大規模な災害が、私たちの生活に影響を及ぼすことがあります。日本は世界的に見ても地震大国として知られており、津波などの水害リスクにも注意が必要です。

車が水没してしまった場合、使用し続けるべきか修理をするべきかなどの判断が迫られます。車を手放す場合、どのような処分方法があるのかについて知りたいという方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、水没した車に対する適切な対処方法について紹介します。

車の水没を防ぐために押さえておきたい3つの方法

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大雨の影響で道路が冠水した場合、車での移動は大変危険です。最悪の場合、エンジンの故障や車両火災などの致命的な問題が生じる恐れがあります。

運転中や駐車中に冠水の兆候を感じたときは素早い対処が重要です。できるだけ速やかに安全な場所へ避難するとよいでしょう。ここでは、車の水没を未然に防ぐためのポイントを紹介します。

冠水している道路に進入しない

水没を防ぐための方法のひとつは、冠水した道路への進入を避けることです。最近のゲリラ豪雨では、予想よりも早く冠水が広がるケースがあります。油断していると、冠水に巻き込まれる恐れがあるでしょう。

このような水没リスクを下げるためには、こまめな天気予報のチェックがおすすめです。最近は、ゲリラ豪雨が発生しやすい地域を知らせるアプリがあります。天気の状況をしっかりと把握していれば、落ち着いて安全なエリアへ避難できるでしょう。

冠水リスクのある地域を事前に把握しておく

冠水のリスクの高い場所を把握しておくことは、水害を回避するための重要な対策のひとつです。河川に近い道路や地下道については、普段から用心しておくとよいでしょう。

危険地域の把握が難しい場合、国土交通省が提供しているハザードマップの利用をおすすめします。ハザードマップとは被害想定図のことを指し、例えば地図上で冠水の恐れがあるエリアを確認することが可能です。被害を最小限に抑えるためにも、前もってリスクの高いエリアを確かめておくとよいでしょう。

浸水対策グッズを使う

運転する前に車の状態を確かめておくことは大切です。梅雨や台風のシーズンが始まる前には、ブレーキ、タイヤ、ワイパーなどを点検しておくとよいでしょう。

カー用品店やホームセンターなどでは、車を水害から守るためのさまざまなアイテムが販売されています。上手に利用すれば、豪雨や台風による影響を軽減できるでしょう。

例えば車体を丸ごと覆うカバーなどで実際に水に浸しても問題ないという実験結果がある商品を利用すると、もしものときの安心感が得られます。

車が水没したときにするべき4つのこと

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水没が起きた際には、車の取り扱いに詳しい場合を除き自己判断での対応を避けることが大切です。一見問題がないように見える場合でも、火災や爆発のリスクが潜んでいます。

電気自動車やハイブリッドカーなどの高電圧のバッテリーを内蔵している車の場合、近づくだけで感電するケースも考えられます。ここでは、車が水没したときの対処法について解説します。

自分でエンジンを立ち上げない

水没した際には、無理にエンジンを起動させないのが大切です。フロアマットまで水が浸入した場合、エンジンの吸気系に水が入っている可能性が高いでしょう。一部の車種ではエンジンルームにメインコンピューターが配置されており、水没によって機能停止するケースがあります。

水没時には、水と一緒に土砂が入り込む恐れがあるでしょう。無理にエンジンを立ち上げると、電気系統がショートして火災や爆発などの二次災害を引き起こす恐れがあります。

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レッカー車を要請する

公道で車が水没したときには、安全な場所まで移動させなければなりません。ただし、自分で動かすのは大変危険です。

全ての車にはバッテリーが搭載されています。ハイブリッド車や電気自動車にはガソリン車やディーゼル車よりも大きなバッテリーが使われており、状況によっては感電の危険があるでしょう。

水没した車を動かすときには、レッカー車の要請がおすすめです。ロードサービスの連絡先を控えておけば、万が一のときでもスムーズな対応がしやすくなります。

整備工場やディーラーでチェックしてもらう

レッカー車を手配したら、ディーラーや整備工場まで運びます。水没の程度や水質によって潜在的な被害が異なるため、プロに点検してもらうのがおすすめです。感電や発火の危険があるため、バッテリーに触れないように取り扱います。

外部や内部のチェックが終わった後は、修理の有無の確認です。修理が必要と判断された場合、具体的な修理内容を聞いておきます。被害の範囲や状況によって費用が変わるため、事前に尋ねておくとよいでしょう。

バッテリーの端子を取り外しておく

ガソリン車やディーゼル車の場合、バッテリーの保護が大切です。スパナなどの工具を使って、バッテリーのマイナス端子を外します。

外した端子がバッテリーや水などに触れると大変危険です。ガムテープやビニールテープなどを端子の先端に巻き付けて保護します。

水が引いた場合にでも、無理にエンジンをかけるのは危険です。状況によっては損傷を招く恐れがあります。エンジンをかけるときには、前もってプロの判断を仰ぐのが大切です。

水没車に乗り続ける場合の注意点

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水害や大雨による水没は、車に大きな損傷をもたらします。損傷が大きい場合、廃車を考慮しなければならないでしょう。

水没車は見た目だけでなく、内部に潜在的なダメージを抱えている可能性があります。水没した際には、安全性と経済性を考えながら使用の継続を判断しましょう。ここでは、水没車に乗り続ける場合の注意点について解説します。

カビや雑菌の繁殖

水没はカビの繁殖に注意が必要です。車内に浸水した水には多くの不純物が含まれており、水が引いた後もそのまま残ります。

残った有機物はカビの栄養素になるため、高温多湿の状態が続くと大量繁殖する可能性があることから、水没した後に車内の温度が高くなると水分が蒸発してカビが生えやすくなるでしょう。

発生したカビを放置したままにすると。アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす恐れがあります。また、カビは不快な臭いが発生するため、運転中にストレスを感じるかもしれません。そのため車が水没した場合、カビの発生を防ぐための措置を講じる必要があります。

パーツの劣化

浸水した水が海水だった場合、水と混ざっていた塩分がパーツの早期劣化を引き起こすので注意が必要です。

また、金属が腐食されると、部品だけでなく車両本体もさびてしまう可能性があります。真水の場合は適切な処理をすると解決できるケースもありますが、海水の場合は対処を行った後もトラブルが起きやすいと言われています。パーツを交換しても腐食が続く恐れがあるため、慎重な判断を行いましょう。

電気系統の不具合

浸水の度合いによっては、電気系統に重大なダメージを受けている恐れがあるでしょう。車内の床下には多くの配線が通っており、水に触れるとショートする恐れがあります。

海水は真水よりも電気を伝えやすい性質があり、海水が車内に入り込むと不具合が起こりやすくなるでしょう。状況によっては、火災や爆発などの災害を引き起こしかねません。電子制御部品の端子には金属が使われており、場合によっては腐食を招く恐れがあるでしょう。

損害を補償できる可能性もある!水没時の保険対応を知ろう

近年では全国各地でゲリラ豪雨が発生しています。局地的に激しい雨が降るため、急激な水位の上昇に対する警戒が必要です。

予想を超える大雨によって車が水没した場合、車両保険を利用すれば修理費用を賄えます。ただし、ケースによっては適用外となるので注意が必要です。ここでは、水没時の保険対応について詳しく解説します。

<h3>車両保険が適用される水害のケース</h3>

車が水没した場合には車両保険の利用が可能です。ただし、適用されるケースとされないケースがあります。主な水害のケースと車両保険の適用の可否は次の通りです。

水害のケース車両保険の適用可否
洪水
高潮
台風
火災
盗難
地震
噴火
津波

自然災害による車の損害については、車両保険を利用できます。一方で地震や噴火、地震に伴う津波については補償の適用外です。ただし、一部の保険会社では津波による被害にも適用される特約を提供しています。

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次年度の保険料が引き上げられるケースもある

車両保険を利用する場合、翌年の保険料を確かめておくとよいでしょう。車両保険では等級制度を採用しており、使用の有無によって等級が変わります。

等級システムは、保険料の公平な調整を実現するために導入されました。事故や災害による補償のために保険を使用すると、翌年の等級が下がります。等級が下がると保険料が高くなるのです。

事故や災害の状況によって異なりますが、利用した場合には1等級~3等級下がります。保険料を抑えたい方は、保険の利用を慎重に検討するとよいでしょう。

車が水没して車内に閉じ込められたときの対処方法

雪の中で運転している車

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近年は気候変動の影響により、水害が頻繁に発生するようになりました。突然の大雨により、水害に巻き込まれるケースが増えています。

水没した車に閉じ込められると、パニックに陥るかもしれません。命にも関わるため、水没に対する事前の準備が重要です。ここでは、車が水没して車内に閉じ込められたときの対処方法についてまとめました。

落ち着いてシートベルトを外す

車が水没したときには、エンジンが搭載されている部分から沈む傾向があります。国産車の多くにはボンネットにエンジンを搭載しているため、前部から沈む可能性が高いでしょう。車体が前傾しても慌てずに、適切な対応を行うことが大切です。

車外への脱出を図る場合、はじめにシートベルトを外します。何らかの不具合によってシートベルトが外れないときは、脱出用ハンマーのカッター部分を使うのがおすすめです。シートベルトは真横には切れにくい構造になっているため、斜めに切り目を入れます。

窓を開けるかガラスを破る

水圧とは水の重さによって発生する圧力のことです。車が水没すると、水圧の影響によってドアが開きにくくなるでしょう。ドアからの脱出が難しいときには、窓を開けて車外に出ます。

多くの車にはパワーウインドウを搭載していますが、車が水没すると電気系統の不具合によって作動しない可能性があるでしょう。窓が開かないときは、脱出用ハンマーを使って窓を割ります。脱出用ハンマーが見つからないときは、鋭利な道具を使って窓を割るとよいでしょう。

開かない場合は水が入るまで待つ

水圧によってドアが開かなかったり、窓を割る道具が手元になかったりすると焦りが生じるかもしれません。ドアや窓が開かないときは、水が車内に入り込むまで待つ必要があります。車内と車外の水位の差が無くなると、水圧が弱まるからです。

水圧が徐々に弱まってきたら、力を込めてドアを押し開けます。ただし、状況によっては簡単に開かない場合もあるでしょう。

ドアが開かないときは、水が車内に充満するまで待ち続けるのが賢明です。首の付近まで水が入り込んだら、足で蹴り上げながらドアを開きます。

水没した車のおすすめの処分方法

車が浸水したとき、その後の処分について悩む方もいるでしょう。浸水した車は放置するだけでは問題を解決できません。場合によっては、大掛かりな修理が必要な場合があります。

水没した車の対応の仕方は大きく分けると3つです。費用を計算しながら慎重に決めるのがよいでしょう。ここでは、それぞれの方法について解説します。

修理して乗り続ける

車に愛着がある場合には修理がおすすめです。車内の床が浸水した程度であれば、比較的簡単な修理や必要なパーツの交換で問題を解決できるかもしれません。

ただし、状況によっては内部の見えない箇所にもダメージが及んでいる可能性があります。高額な修理費がかかるケースもあるため、前もって費用を確かめておくのがよいでしょう。

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買取してもらう

高額な修理が必要な場合や乗り続けることがリスクを伴う場合、車の買取がおすすめです。ただし、水没車は通常の中古車と比べて故障や不具合のリスクがあります。査定額が低かったり、価格がつかなかったりする可能性があるでしょう。

これは、水没歴がある車は購入時に避けられる傾向があるためです。冠水車である事実を隠して販売する行為は不当表示に該当しますし、景品表示法にも違反する可能性があります。そのため中古車買取店の中には、不要なトラブルを防ぐために水没車の査定を断るケースもあります。

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廃車する

高額な修理費用がかかるときや中古車販売店で買取を断られたときは、廃車処分をおすすめします。廃車買取業者やスクラップ業者などに依頼すれば、簡単な手続きで処理が可能です。

廃車手続きでは、引き取り費用、自動車リサイクル料金、解体費用などが発生します。廃車の際に費用を抑えたい場合、廃車買取業者の活用がおすすめです。買取した廃車はパーツ化などの処理が行われるため、動かない車であっても利用できる傾向があります。

また、廃車後にパーツ化して再販売する仕組みにより利益を生み出しているため、動かない車であっても無料の手続きや0円以上の価値として買取できるのが廃車買取業者の魅力です。

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水没車を手放すなら廃車王にお任せ!

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水没車の売却価格は、車のコンディションに左右されます。一方で、車を手放すときにはできるだけ高い金額で買取してもらいたいものです。

廃車買取業者の利用を検討している方は廃車王にご相談ください。廃車王なら車両の状態に関わらず、0円以上での買取を実施しています。ここでは、廃車王の2つの強みについてまとめました。

動かない車も積載車での引き取りが原則無料で可能

廃車王では、引き取りにかかる費用が原則無料です。対応可能なエリア内であればお電話1本で客様が指定した場所まで引き取りに伺っているため、廃車のために来店する必要やレッカーを手配する手間はありません。

廃車王では水没車、事故車、不動車についても、専用の積載車での引き取りが可能です。手数料やキャンセル料を心配する必要もなく、お客様の要望に柔軟に対応しながら廃車手続きのサポートをしています。

Webや電話による無料査定が可能

廃車王は、経済産業大臣から認可を受けた「NGP日本自動車リサイクル事業協同組合」の認定組合員です。全国に150店舗を展開しており、車の引き取りから税金の処理まで、一貫してサポートします。

廃車王では、お客様のご都合に合わせて査定できるように、電話やWebによる無料査定サービスを用意しました。電話での査定申し込みは年中無休で受付しています。Webについては24時間の受付に対応しており、必要情報を入力すれば約20秒で査定申し込みが可能です。

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水没車の廃車にまつわるよくある質問

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廃車買取業者では廃車を専門に取り扱っており、ダメージがある場合でも価値を評価してもらえます。廃車する際にはさまざまな手続きが必要ですが、廃車買取業者なら廃車手続きの知識がなくても適切な対応を受けることが可能です。

一方で水没車を廃車する機会は少ないため、手続きに不安に感じる方も多くいます。ここでは、水没車の廃車にまつわるよくある質問を2つ紹介します。

水没車でも廃車買取できる理由とは?

車の製造で使われている鉄やアルミニウムなどの素材に価値があるため、水没車でも買取可能です。

水没車の廃車で必要となる手続きは?

廃車には永久抹消登録と一時抹消登録の手続きがあります。車を解体する場合には永久抹消登録が必要です。

まとめ

車の前に立っている男性

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豪雨や台風時には冠水した道路を避ける必要があります。一方で冠水した道路で車が水没した場合、運転を中止したほうがよいでしょう。整備工場やディーラーなどでの、早めの点検や修理をおすすめします。

水没車の廃車をお考えの方は、ぜひ廃車王に相談してください。廃車王では水没車をはじめ、不動車や故障車などの引き取りを実施しています。自動車リサイクル事業者が運営しており、パーツや素材としての買取が可能です。廃車買取なら廃車王にお任せください。