車のエアコンが効かない!主な原因と対処法を紹介
廃車の基礎知識
真夏の車内で突然エアコンが効かなくなって困っているという方もいるのではないでしょうか。炎天下の車内では、快適なドライブはおろか、熱中症のリスクも高まってしまいます。
エアコンの不調の原因はさまざまで、数千円で買える部品の交換を行えば解決できる問題もあれば、高額な修理費用が必要なケースもあります。
そこでこの記事では、エアコンが効かなくなる主な原因から具体的な対処法までご紹介します。修理先の選び方も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
車のエアコンが効かない主な原因

夏の暑い時期に車のエアコンが効かなくなると、運転に大きな支障を来します。エアコンが効かない原因はいくつか考えられますが、症状によって問題の本質は異なります。
冷たい風が出ない、電気系統に不具合がある、風が弱いなど、それぞれの症状の背景には、エアコンガスの減少やバッテリーの電力不足、フィルターの目詰まりといった要因が隠れています。ここでは、4つの原因について見ていきましょう。
冷たい風が出ない場合
車のエアコンから冷たい風が出ない場合、最も考えられる原因はエアコンガスの減少や漏れです。エアコンガスは冷風を生み出すために不可欠な要素で、これが不足すると生ぬるい風しか出なくなり、ただの送風状態となってしまいます。経年劣化でガスが少しずつ減少したり、配管のどこかで漏れが発生したりすることがよくあります。
カーエアコンは走行時にエンジンルームに入る風を活用しているため、渋滞時には効きが悪くなることがあります。そのような場合、エアコンを内気循環モードにセットし、設定温度を下げ、風量を上げることで改善できるかもしれません。それでも改善が見られない場合は、エアコンガスの点検や補充を検討しましょう。
電気系統にも不具合が出ている場合
電気系統のトラブルとエアコンの不調が同時に発生している場合、バッテリーの電力不足が原因かもしれません。
エアコンの冷風が作られる過程には、コンプレッサークラッチやコンデンサーファンなどの電力を必要とする部品が関わっています。バッテリーの電力不足でこれらが正常に機能せず、冷風が出なくなるのです。
電気系統の不具合は、他の症状としても現れます。例えば、ライトの光量が通常より暗くなったり、パワーウインドウの動きが遅くなったりする場合もあります。このように、エアコンの不具合と電気系統の異常が同時に発生している場合、バッテリーに問題が生じているのかもしれません。
エアコンの風が弱い場合
エアコンの風が弱い場合、主な原因としてエアコンフィルターの詰まりが考えられます。エアコンフィルターは、車内に送られる空気の汚れを取り除く重要なパーツです。このフィルターが長期間使用されることで汚れやほこりが蓄積し、風の通りを妨げてしまうこともあります。
フィルターが目詰まりを起こすと、風量が低下するだけでなく、エアコンの冷却効率も落ちてしまいます。エアコンフィルターには交換の目安があり、一般的に1年または走行距離1万kmです。
関連記事エアコンが動作しなくなる場合
エアコンが全く動作しない、あるいは効いたり効かなかったりする場合、コンプレッサーリレーの故障の可能性があります。
コンプレッサーリレーは、エアコンのオンやオフを制御する重要な部品で、エアコンを動かすバッテリーとマグネットクラッチの間で電流を制御するスイッチの役割を果たしているのです。
このコンプレッサーリレーが故障すると電流が正常に流れなくなるため、エアコンシステム全体が機能しなくなったり、断続的な動作不良を引き起こしたりします。エアコンのスイッチを入れても反応がなかったり、動作が安定しなかったりといった症状が現れることもあります。
エアコンが効かないときの対処法

車のエアコンが効かなくなった場合、すぐにできる対処法があります。深刻なトラブルの場合は専門家による修理が必要ですが、症状によっては簡単な工夫で一時的な改善が可能です。
エアコンの不調を感じたら、状況に応じて実践できる対処法を試してみましょう。ここでは、すぐに実行できる具体的な対処法をご紹介します。
日陰に停車させる
エアコンが効かない場合、まずは日陰への車の停車を優先させましょう。直射日光を避けることで車内温度の上昇を抑え、熱中症のリスクを軽減できます。停車している時間が日陰になる場所を探しましょう。
特に立体駐車場の中は空気が外気より冷えていることが多く、車内の熱気を抑える効果が期待できます。また、エアコンへの負担の軽減を期待できます。
関連記事保冷剤を使用する
エアコンが効かない状況では、保冷剤の使用が熱中症対策として効果的です。保冷剤は、首元やおでこに当てることで体温の上昇を抑えられます。特に小さな子どもや高齢者が乗車している場合は、早めに用意しておきましょう。
保冷剤はコンビニエンスストアやドラッグストア、サービスエリアなどでも購入できます。氷を袋に入れたものでも代用可能です。ただし、これはあくまでも一時的な対処法であるため、すぐにエアコンの修理を検討しましょう。
窓を開ける
エアコンが効かない場合、走行中であれば窓を開けて空気を循環させると暑さを軽減できます。ただし、単に全開にするだけでは外気の熱が入ってきてしまうため、効率的な開け方を意識しましょう。
窓が4つある乗用車であれば前席の窓を10cmほど開け、その対角線上にある後席の窓を5cmほど開けることがおすすめです。対角線上で開け方に差をつけることで、空気の圧力差が生まれてより多くの空気が車内に流れ込むため、車内の熱気を効率よく外に逃がせます。
内気循環にする
エアコンが効かない場合、内気循環モードに切り替えると冷房効果が高まります。内気循環は、すでに冷やされた車内の空気を再利用する仕組みのため、より早く車内を冷やせます。特に真夏や渋滞時など、外気温が高い状況では効果的です。
ただし、内気循環を長時間使用すると、車内の二酸化炭素濃度が上昇します。注意力の低下や眠気、疲労感を引き起こす可能性もあります。また、雨天時などは窓が曇りやすくなるため、状況に応じて外気導入に切り替える必要があります。
関連記事プロに点検してもらう
エアコンの不具合は、放置すると深刻な問題に発展する可能性もあります。特に内部の機器やパーツの故障が原因の場合、他のパーツへ不具合が広がるリスクがあるため、早めの点検が重要です。
エアコンガス不足やバッテリー不足が原因であれば、一時的な対処も可能ですが、根本的な問題解決にはプロによる診断が大切です。
エアコンが効かない状態を放置すると、季節によっては熱中症のリスクも高まります。そのため、エアコンの不調を感じたら、できるだけ早くプロに相談し、適切な修理を行いましょう。
エアコンが効かないときはどこで修理を依頼すれば良い?

エアコンの不調を感じたとき、修理をどこに依頼すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。修理先によって対応できる範囲や費用が異なるため、状況に応じた選択が重要です。
ここでは、代表的な修理先であるディーラー・ガソリンスタンド・カー用品店について、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
ディーラー
ディーラーで車のエアコン修理を依頼する場合のメリットは、車種に精通した技術者による確実な修理が期待できることです。また、新車購入時のディーラー保証期間内であれば、無償または低コストでの修理が可能な場合があります。
一方、デメリットは修理費用が他の業者と比べて高額になりやすいことです。交換部品が純正品に限られるため、高額になることもあります。ただし、コンプレッサーやファンモーターなど高額な部品交換が必要な場合、依頼する業者にかかわらず費用は高くなる傾向にあります。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでのエアコン修理は、気軽さがメリットです。給油のついでに立ち寄れる便利な立地で、簡単な点検やガス補充などの基本的な作業に対応しており、急な不具合時には便利な選択肢となります。
費用面では、ディーラーと比べると比較的安価ですが、カー用品店よりは高くなる傾向にあります。ただし、ガソリンスタンドでは対応できる修理内容が限られており、複雑な修理や専門性の高い作業については、他の修理先の検討が必要です。
関連記事カー用品店
カー用品店での修理には、コストパフォーマンスの高さというメリットがあります。豊富な部品在庫を持ち、純正品以外の選択肢も多いため、予算に応じた修理が可能です。また、ガソリンスタンドと比べても修理費用を抑えられる傾向にあります。
ただし、カー用品店は店舗によって修理技術に差があるため、どのような修理が必要になるのかによって対応できないケースもあります。
エアコンが効かない車を廃車するなら廃車王がおすすめ

車のエアコンが効かなくなり、修理費用が車両価値を上回るケースも少なくありません。そのような場合、廃車による処分がおすすめです。
廃車王は自動車リサイクル業界で国内唯一、事業協同組合として経済産業大臣の認可を受けており、全国150店舗が各地のご相談に対応しています。ここでは、廃車王の特徴と具体的な買取の流れについてまとめました。
不動車や修復歴車でも買取可能
廃車王は事故車や不動車など、車の状態に関わらず買取を行っており、ディーラーや中古車販売店では難しい高価買取を実現しています。
高価買取の秘密は、廃車を解体する際に得られる部品をリサイクル部品として販売していることです。さらに車に使用されている鉄や銅、アルミ、プラスチックなどの資源をリサイクルすることで収益化しています。
自社対応によるコストカットを行っているため、高価買取としてお客さまへ利益を還元しているのが特徴です。
買取は簡単5ステップ
廃車王の買取は、5つのステップで完了します。最初のステップは、公式サイト上に設置しているWebフォームや電話、LINEを使用した無料査定のお申し込みです。続いてご成約後に車両のお引き取り日を決定します。
その後、引き取り日までに必要書類のご用意がありますが、詳細は廃車王が案内するので分からない点があればお気軽にご質問ください。
車の引き渡しを行った後は、廃車王が廃車手続きを行います。抹消手続きの完了と指定の口座への入金を経て、全ての手続きが完了です。
車のエアコンが効かないことについてよくある質問

ここでは、エアコントラブルに関してのよくある質問をご紹介します。車のエアコンが効かなくなったときは自分で修理できるかどうか、暖房機能の不具合の原因は何かなど、知っておきたい情報はさまざまです。トラブルを解決するために、気になる疑問は前もって解決しておきましょう。
車のエアコンが効かないときは自分で修理できる?
車のエアコンが効かない場合、まずはエアコンフィルターの掃除や交換を試しましょう。ただし、フィルターを清掃や交換しても改善しない場合、エアコンガスの漏れやコンプレッサーの故障など、専門的な修理が求められます。
エアコンの暖房が効かないときの原因は?
車のエアコンの暖房が効かない主な原因は、冷却水の不足や漏れなどです。車の暖房システムは、エンジンの熱を利用して温風を作り出しています。
冷却水がエンジンの熱を吸収し、ラジエーターで冷やされる過程で、その熱が車内に送られて暖房として機能するのです。冷却水が足りない場合、エンジンから十分な熱を奪えず、結果として暖房が効かなくなってしまいます。
車のエアコンの修理費用の目安は?
車のエアコンの修理費用は、故障箇所や程度によって大きく異なります。エアコンガスの補充のみの場合、3,000円~5,000円が目安です。一方で、コンプレッサーやファンモーターの交換が必要な場合、5万円~10万円と高額になることもあります。
まとめ

車のエアコンが効かなくなった場合の原因はさまざまです。エアコンガスの減少や漏れ、電気系統の不具合、フィルターの目詰まり、コンプレッサーリレーの故障など、症状に応じて適切な対処が求められます。
状況によっては自己診断や簡単なメンテナンスで改善できることもありますが、専門的な修理が必要なケースも少なくありません。
修理費用が車両価値を上回るような場合は、廃車という選択肢もおすすめです。廃車王では事故車や不動車など、さまざまな車の引き取りに対応しており、高価買取を実現しています。
廃車王ならどんな車も
0円以上の高価買取!
廃車王では買い取りした自動車をロスなくパーツ・部品・金属資源に換え、利益を得ているため、お客様に大幅還元致します。
さらに廃車王なら、
嬉しい3つの無料があります。
- 面倒な廃車手続きをすべて無料で代行
- 車の引き取りにかかる費用も原則無料
- キャンセル手数料も無料
WEB無料査定を申し込む