水没車の買取価格はどのくらい？水没車の定義と減額の目安
事故車の基礎知識
無理な営業は一切いたしません！
お電話で売りたい車の
価格をすぐ確認！
【受付時間】9:00〜22:00 年中無休
近年では台風や集中豪雨などの影響により、走行中や駐車中に水没するケースが見られます。水没車には高額な修理費用や修理後の故障のリスクがあるため、早めに手放したいと考える方もいるのではないでしょうか。
しかし水没車は通常の車に比べると、買取価格が下がる傾向にあります。そこでこの記事では、水没車と呼ばれる車の定義や買取価格の目安、手放すときの注意点についてご紹介します。水没車の処分を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
水没車を手放すときは買取業者を利用できる？
水没車とは簡単に表現すると水に浸かってしまった車のことを指し、大雨や津波による自然災害や河川での事故などによって水没するケースなどがあります。
一度水に浸かった車はさまざまなパーツや電子系統に影響が及んでいる可能性があり、故障リスクの高い車として扱われています。ここでは、水没車を手放す際の選択肢となる買取の利用について解説します。
水没車でも買取は可能
車の買取には中古車と廃車の2つの選択肢があり、通常利用されていたエンジンやトランスミッションなど、主要部品が機能している場合の車は中古車としての買取が可能です。
一方で水没車は大きなダメージが及んでいる可能性が高いため、中古車市場での需要は低くなります。購入後にトラブルが生じると高額な修理費用がかかる可能性も考えられることから、中古車としての買取は拒否される場合もあるでしょう。
中古車としての価値は見いだしにくい水没車ですが、部品や金属素材としての再利用が可能であることから、廃車扱いであれば買取を利用することが可能です。廃車買取業者では廃車を解体した後にリサイクルパーツや資源として再販売し利益化する仕組みがあるため、水没の影響でエンジンが動かなくなった場合でも買取が行われます。
水没を隠して売ることは控えよう
車の買取価格は廃車買取よりも中古車買取のほうが高い傾向があるため、できれば中古車として売りたいと考える方もいるかもしれません。しかし、水没車を売却する際には、正しい情報を伝える必要があります。
事故車や故障車とは異なり、水没車は外装のダメージを受けていないケースがあるため、見た目のみでは判断しにくいケースもあるでしょう。
水没車であることを隠してしまった場合、売却後に水没車であることが発覚すると瑕疵担保責任を問われる可能性があり、大きなトラブルに発展するかもしれません。買取を依頼するときは、必ず正しい情報を伝えることが大切です。
どんな車を水没車と呼ぶ？
では、どの程度の深さの水に浸かると水没車と呼ぶのでしょうか。タイヤのみが浸水するケースや屋根まで水没するケースなど、車が水没する状況はさまざまです。
ここでは、水没車の定義や水没後の影響についてご紹介します。水に触れた車が全て水没車と判断されるわけではないため、ご自身の車が水に浸かった場面を思い出してみましょう。
室内フロア以上に浸水した車が該当する
水没車は冠水車とも呼ばれ、一般財団法人「日本自動車査定協会の中古自動車査定基準」によると、豪雨や洪水などの影響によって車内のフロア以上に浸水した車のことです。
水没という表現が使われていますが、車全体が水に埋まることを指すわけではありません。車内の床まで水が侵入した場合は、水没車に該当すると考えておくと良いでしょう。
また、大きな水たまりや冠水した道路を走行する際の安全な水深は、タイヤの高さの半分以下とされています。車両の底面以上の高さにまで水が達した場合にはさまざまなパーツに影響を及ぼしかねないため、走行は控えるようにしましょう。
通常では発生しない箇所に腐食や汚れなどが発生しやすい
一度車内まで水が浸入した場合でも、乾燥すると痕跡が目立たなくなる場合があります。しかし普段では発生しない箇所にサビや腐食が発生したり、通常では付着しない場所にシミや汚れが見られたりすることがあるのが水没車の特徴です。
このような異変は汚れだけではありません。乗車時やエアコンの作動時には、強烈なカビの臭いを感じることもあるでしょう。水没車は海水、川の水、汚水などに浸水しているため、通常の車両では感じない異臭がしやすくなります。
表面上は乾燥していても内部に湿気が残っている可能性があることから、乗車時に通常の車内とは異なる蒸し暑さやジメジメとした湿度の高さを感じる場合もあるでしょう。
水没車は買取価格からどのくらい減額される？
水没車は通常の車に比べて査定額が減額されますが、査定額は一律ではありません。同じ車両であっても水没の状況や被害の程度によって価格が調整されます。
中古車の査定額は日本自動車査定協会（JAAI）の基準に元に決定されるのが一般的で、評価方法は商品価値の加減点です。水没車の場合は浸水の度合いによって減点が行われます。
フロアまでの水没は50%の減額
車内のフロアまで水没した場合の減点率は50％です。査定額が100万円だった場合、フロア部分まで浸水していると50万円に減額されます。査定額の50%は大きな減点に感じられるかもしれません。
しかし水没車は、想像以上に大きなダメージを受けていることが考えられる車両です。例えばマフラーはフロアよりも下に取り付けられている傾向があるため、フロアまで浸水した場合はマフラーにも影響が及んでいる可能性が考えられます。
マフラーが浸水した場合には、電気系統がダメージを受けている恐れもあるでしょう。エンジンがフロア下に搭載されている場合には、エンジンに被害が及んでいることもあります。
クッション上部以上の水没は70%の減額
50%の減点対象であるフロアを超えて、車内のクッションシートの上部まで水没した場合の減点率は70％です。査定額が100万円だった場合、クッションシートまで浸水していると30万円にまで減額されます。
クッションシートまで浸水した場合には、カビや細菌が繁殖する可能性が高まり、車内清掃しても不快な臭いが残る恐れがあるでしょう。エンジンについても、大きなダメージを受けている可能性が高まり、エンジンの内部にまで浸入すると故障や不具合を引き起こす恐れがあります。
関連記事水没車を手放す際の注意点
水没車は内部に損傷を抱えている可能性が高く、取り扱い方によってはダメージを与えてしまう恐れがあります。車を手放すことを決めていても、取り扱いを誤ると更なるトラブルや損害につながる可能性があります。
買取査定を希望するときはエンジンをかけずに保管し、査定額アップを狙った修理は控えることがおすすめです。ここでは、水没車を手放す際の2つの注意点について解説します。
軽度の水没でもむやみにエンジンをかけない
水没の被害が軽度な場合でも、エンジンの始動には注意が必要です。十分に時間をかけて車内やボディを乾燥させても、わずかに水分が残っている可能性があります。エンジン周りに水分が残っている場合、重大なトラブルを招くかもしれません。
エンジンの内部に水が浸入すると、故障の恐れが高まります。マフラーやエアクリーナーなどに付着した水分がエンジンの始動で内部に入り込むこともあるため、無理に始動させないようにしましょう。
修理は慎重に検討する
水没車の売却を検討しているときは、修理の有無は慎重な検討が必要です。仮に修理したとしても水没車としてカテゴライズされているため、車両の価値は大幅に低下します。
修理にもさまざまなケースがありますが、水没によってダメージを受けたエンジンを乗せ換える場合、高額な修理費用がかかる可能性があるでしょう。
修理にかかる費用は、修理によって増額される買取額を上回り損をしてしまう可能性があるため、慎重な判断が大切です。水没車の修理はリスクが伴うため、迷うときは現状のまま手放すことを検討しましょう。
関連記事水没車の買取価格をアップさせる4つのポイント
大切に乗っていた車を手放すのであれば、水没車であってもできるだけ高い買取価格で処分したいと考える方も多いのではないでしょうか。
通常の中古車に比べると買取価格は下がってしまいますが、売り方を工夫すると多少なりとも高い価格で売却できる可能性があります。ここでは、水没車の買取価格をアップさせる4つのポイントをご紹介します。
水没車の買取経験豊富な業者を利用する
車の買取業者は得意とする車の種類に違いがあり、水没車を扱っていない店舗もあれば販売ルートを確保している業者もあります。買取した水没車の収益化は、海外への輸出や金属素材へのリサイクルなどの方法です。
手段は業者の対応範囲によって異なるため、水没車の買取経験が豊富な業者を利用すると苦手とする業者に比べて収益化できる可能性が広がり、査定額へ還元してもらえる可能性が生まれます。
価値が付きにくい水没車を手放すときは、依頼する業者の特徴や実績をチェックしてみると良いでしょう。
複数の買取業者に見積もりを依頼する
車の買取査定は、無料対応している店舗があります。費用がかからない無料査定であれば複数の買取業者の査定を受けることで、見積もりの金額を比較することが可能です。
また、査定時の対応や説明の詳しさなどを比較することもできるため、信頼性の高い業者を見つけやすくなります。複数の業者で査定を受けるとやりとりを行う時間の調整や売却を断る必要性が生まれますが、少しでも高い査定額を目指すときに検討したい方法のひとつです。
できるだけ早めに手放す
車は時間の経過によって価値が減っていくことが一般的で、古くなればなるほど劣化も進みます。水没によって減点が行われる水没車ですが、減点前の査定額が高ければ高いほど最終的な査定額は高くなるでしょう。車は経過年数やモデルチェンジなどによって相場が変化するため、早くに手放すほど高い価値で評価される傾向があります。
また、車は鉄やアルミニウムなどの金属が使われているため、水没から時間が経過するとサビが発生しやすくなるでしょう。水没車を手放すと決めた後は、1日でも早めに引き渡すことを考えて行動することがおすすめです。
引き取り費用がかからない業者を利用する
水没してエンジンをかけたくないときや自走できない状態になっているときは、レッカー車や積載車による車の移動が必要です。買取業者に引き取りを依頼できることがありますが、移動にかかる費用は店舗ごとに異なります。
車の搬送にかかる費用は高額な請求が行われることがあるため、事前に移動方法を考えておくことは大切です。車の引き取りを無料で依頼できる業者を利用すると、エンジンや電子系統にまで被害が及んだ場合であっても売却にかかるコストの負担を軽減できる可能性があります。
関連記事水没車の買取なら廃車王にお任せ！
中古車としての価値が付きにくい水没車は、思ったように買取価格が付かなかったり処分費用を請求されたりすることがあるでしょう。そのようなときは、ぜひ廃車王へご相談ください。
廃車王ではどのような車であっても買取を行っており、引き取りにかかる費用も原則無料での対応です。事業協同組合として経済産業大臣の認可を受け、廃車の手続きから保険や税金の処理まで幅広くサポートしています。
0円以上の買取が可能
廃車王は廃車の解体や手続き、リサイクルまでの工程を自社で対応しています。利益を生み出す仕組みはリサイクルパーツや素材の販売です。買取後の車を収益化するまでにかかる中間マージンをカットすることにより、廃車の高価買取を実現しています。
車は鉄や銅などの資源までリサイクルできるため、水没車も自走できなくなった不動車も0円以上の買取が可能です。廃車王は全国に150店舗あり、ご依頼いただいたお取引はお近くの廃車王が対応いたします。
廃車手続きやキャンセル手数料が無料
廃車王では、廃車手続きにかかる費用や買取をキャンセルした際にかかる費用がかかりません。積載車を使用する際にかかる引き取り手数料についても、原則無料で対応しています。
廃車王では手続きにかかる費用や複雑なプロセスをできる限り排除しており、お客さまがスムーズに水没車を手放すためのサービスを用意しました。キャンセル費用がかからないため、廃車の予定が変更になった場合でも費用を気にせずにお取引の中止いただけます。
税金の還付も受け取れる
廃車王に廃車手続きをお任せいただいた際は、税金や保険金の還付金を受け取ることが可能です。水没車や不動車などの使用済みの車両を廃車する場合、年度分の自動車税（種別割）、過去に支払った自動車重量税や自賠責保険などの一部が返還される可能性があります。
ただし、軽自動車税については、還付はありません。
廃車王では車両買取価格の他にこのような還付金についてもご案内しているため、既に納めた税金や保険金が戻ることで経済的な負担の軽減が可能です。
廃車王ならどんな車も
0円以上の高価買取！
廃車王では買い取りした自動車をロスなくパーツ・部品・金属資源に換え、利益を得ているため、お客様に大幅還元致します。
さらに廃車王なら、
嬉しい3つの無料があります。
- 面倒な廃車手続きをすべて無料で代行
- 車の引き取りにかかる費用も原則無料
- キャンセル手数料も無料
WEB無料査定を申し込む
まとめ
水没車とは豪雨や洪水などにより、水害の影響を受けた車両のことです。通常の中古車よりも価値が下がる傾向にありますが、買取業者に依頼すれば売却できます。
水没車をお得に手放したい方は廃車王をご利用ください。廃車王では無料のWeb査定やLINE査定を実施しています。
Web査定については24時間対応になっており、約20秒で申し込みが可能です。忙しい方でも自宅で気軽に査定の申し込みいただけるため、お気軽にご相談ください。
