車のトランクが開かない!原因と対処法を徹底解説
車の基礎知識
車を利用していると、突然後ろのドア(トランク)が開かなくなってしまうことがあります。正常に開閉できなくなると、荷物の取り出しに困り、不便な状況になります。
この記事では、車のトランクが開かなくなる原因と自分でできる対処法についてご紹介します。状況によっては修理が必要となるケースもあるため、自分の状況に当てはまる原因を探してみましょう。
目次
車の後ろのドア(トランク)が動かない主な原因

急に車のトランクが開かなくなる原因はさまざまですが、大きく分けると次の3つが考えられます。
- スマートキーシステムの不調
- ワイヤーの損傷や劣化
- 電気系統のトラブル
スマートキーシステムの不調
現代の車ではスマートキー(インテリジェントキー)が標準装備されており、システムの不調がトランク開閉トラブルを招くことがあります。特にキーの電池切れは頻繁に見られる原因で、使用状況によって異なりますが約1年~2年で電池交換が必要になるのです。
スマートキーの操作距離が短くなってきたり、複数回操作が必要になってきたりした場合、電池切れの可能性があるでしょう。
ワイヤーの損傷や劣化
ワイヤー式のトランク機構を採用している車では、内部のワイヤーが切れたり伸びたりすることで開閉不良を起こします。
トランクを開けようとしたときにレバーに抵抗感がない場合は、ワイヤーが完全に切れていると考えられます。レバーを引くと少し動く場合は、ワイヤーが伸びている可能性が考えられます。
電気系統のトラブル
電磁式タイプのトランクでは、電気系統の不具合が開閉トラブルを引き起こします。スイッチひとつで操作できる便利さがある反面、配線の断線やヒューズ切れなどが発生すると機能しなくなるのです。
また、ロック部分への異物混入も不調を招くことがあります。特に薄いビニール袋などは閉める際に気づかず挟み込んでしまうことがあり、ドアの開閉ができなくなることがあります。
車のトランクが開かないときの対処法

車のトランクが開かなくなったときは、電池を交換するだけで直るケースもあれば、原因が分からず業者への依頼が必要になるケースもあります。自分でできる対処法は主に次の5つです。
- スマートキーの電池を交換する
- 車内の操作パネルを確認する
- ロック部分の詰まりを解消する
- 内側からロックを解除する
- ロードサービスを利用する
スマートキーの電池を交換する
スマートキーの反応が悪くなっていた場合は、電池交換が効果的です。交換時はキーケースを慎重に開け、電池の型番と極性を確認します。多くの車種では「CR2032」などのボタン電池が使われていますが、同じ規格のものを使いましょう。
キーケースの開け方は車種によって異なるため、取扱説明書を参照するか、不安な場合はディーラーやカー用品店での交換をおすすめします。
車内の操作パネルを確認する
トランクが開かない場合、車内操作パネルを確かめましょう。多くの車には運転席側にトランクオープナーボタンが設置されており、これを押すとロックの解除が可能です。
一部の車種ではグローブボックス内にトランクロックのオンやオフのスイッチが備わっています。このスイッチは無意識に押してしまうことがあり、知らぬ間にトランクをロック状態にしていることもあるのです。スイッチをオフにするとロックが解除されます。
ロック部分の詰まりを解消する
トランクのロック部分に異物が挟まると開閉不良のトラブルを招いてしまいます。外側から適度な力を加え、別の人が車内からトランクを押すことで開くこともあるのです。
ただし、この方法はハッチバックのように車内からトランクにアクセスできるタイプの車に限られます。セダンのように内部から押せない場合は、無理をせずにディーラーや修理工場で対応してもらいましょう。
内側からロックを解除する
車内からトランクに移動できる場合、内側からのロック解除が可能です。多くの車にはトランク内部に緊急用のロック解除レバーがあります。
トランク内にカバーを装着した状態で設置されているため、マイナスドライバーでカバーを外す必要があります。このロック解除レバーを押し下げるとドアのロックが解除ができるため、ドアを外側に押すとトランクが開くのです。ただし、車種によって操作方法が異なるため、取扱説明書を参照するとよいでしょう。
ロードサービスを利用する
もし外出先で、緊急にトランク内の物を取り出す必要がある場合は、JAFのようなロードサービスに依頼することも検討しましょう。状況によって対応は異なりますが、ドアを開けてもらえる可能性があります。
自動車保険に加入している場合、保険会社提携のロードサービスを利用できるかもしれません。トラブルが発生した際には、問い合わせてみるとよいでしょう。
車のトランクが開かないときにかかる修理費用

車のトランクの修理が必要になった場合、どのくらいの費用がかかるのか心配になるかもしれません。修理費用は故障の原因や車種によって大きく変わりますが、ワイヤー交換なら比較的安価に済む一方、電気系統のトラブルではより高額になる傾向にあります。
ここでは、車のトランクの修理の費用相場について解説します。
ワイヤー交換の費用
ワイヤーの切断や劣化による不具合の場合、比較的安価な修理費用で済む可能性があります。この場合はワイヤーを交換することで解決できるため、少ない負担で対応できるケースが多いでしょう。
ワイヤー自体の部品代は数千円程度と安価で、業者の工賃を含めた総費用は5,000円~1万5,000円程度が相場です。
電装系統の修理費用
電磁式タイプのトランクの場合、モーターや配線系の故障といった電気系統のトラブルは、修理費用が高くなる可能性があります。このケースの修理費用の目安は、1万5,000円~3万円程度です。
車の電装系統のトラブルはさまざまな場所で起こるため、劣化が進んでいる車は修理箇所が多く、修理にかかる費用が高くなることもあります。高額な費用がかかるときは、買い替えを検討するのもひとつの方法です。
故障箇所が増えて修理が困難な場合は廃車王へご相談ください

トランクの故障をはじめ、複数の不具合を抱えている場合や修理費用が車両価値に見合わない場合の車は、無理に修理するよりも買い替えを検討するのがよいかもしれません。
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車のトランクが開かないことについてよくある質問

ここでは、車のトランクが開かないことについてのよくある質問と回答についてご紹介します。急に開かなくなった場合の応急処置や、高額な修理費用が提示されたときの判断基準などを確認しておきましょう。
後部ドアが急に開かない場合は?
トランクが突然開かなくなった場合、冷静に原因を特定しましょう。はじめにスマートキーの電池残量を確かめます。
次に車内のトランクオープナーボタンやグローブボックス内にあるトランクロックスイッチの確認を行いましょう。問題が解決できない場合は、JAFなどのロードサービスや修理工場の利用を検討しましょう。
修理と買い替えどちらがいい?
修理か買い替えかの判断基準として重要なのは修理費用と車両状態・年式のバランスです。同じ修理内容でも業者によって費用差があるため、複数業者から見積もりを取得して相場を把握しましょう。
車の年式が古い場合はトランク以外の不具合が発生する恐れがあるため、将来的な維持費を考慮しながら判断することが大切です。
まとめ

車のトランクが開かなくなるトラブルには、スマートキーの電池切れやワイヤーの損傷、電気系統の不具合などの原因が考えられます。キーの電池交換や車内スイッチの確認などの方法から試し、解決しない場合はディーラーや整備工場での診断を検討しましょう。
修理費用の目安はワイヤー交換で5,000円~1万5,000円、電装系統の修理で1万5,000円~3万円です。車の年式が古く他の部品も含めて修理費用が高額になる場合は、廃車王への売却をご検討ください。無料査定は公式Webサイトからいつでもお申し込みいただけます。