エンジン異音の種類で原因を特定!対処法や修理費用は?
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車のエンジンに不具合が起こると「ゴロゴロ」「ガラガラ」などの異音がする場合があります。異音の種類で原因を特定できる場合もあるため、エンジントラブルにいち早く対応するには音の確認が重要です。
この記事では異音の違いによる故障箇所の特定や対処法、修理にかかる費用などをご紹介します。エンジンの異音には、どのような原因があるのでしょうか。
目次
エンジンから「ゴロゴロ」異音がする場合
走行中やアクセルを踏み込んだときに、軽いものを転がすような甲高い「ゴロゴロ」音が聞こえたことがあるでしょうか。音の聞こえ方には個人差がありますが、ゴロゴロ音はエンジントラブルの際にもっともよく聞こえる音のひとつです。
エンジンオイル不足が原因
エンジンから「ゴロゴロ」と異音がする場合の多くは、エンジンオイルが不足している可能性があります。エンジンオイルはエンジンを動かすための潤滑油として重要な役割を担っているため、不足してしまうとエンジン内部のパーツが擦れて異音が起こるのです。
「ゴロゴロ」のほかにも「ガラガラ」という音がしたら、エンジンオイルが不足していないかを確認してみましょう。
放置するとどうなるのか?
エンジンオイルの不足を放置すると、エンジン内部のクランクメタルやコンロッドメタルなどの細かいパーツが上手く潤滑せず、擦れ合って摩耗してしまいます。
とくに、コンロッドメタルはクランクメタルを通してオイルが送られる仕組みで、燃焼圧も受けやすいことから劣化しやすいパーツです。
対処せずそのまま走行を続けるとエンジンが破損してしまうこともあるため、オイル交換もしくはオイル補充を行いましょう。
ゴロゴロ音の対処と修理費用
「ゴロゴロ」音の原因はエンジンオイルにあることが多いため、まずはエンジンルームを確認します。エンジンオイルの残量はオイルレベルゲージで測ることができ、レベルゲージに付着したオイルの位置で判断可能です。もし基準よりも低い場合は、オイル漏れも疑われます。
エンジンオイルは専門店で補充や交換ができます。依頼する店舗によっても異なりますが、費用は2,000円~1万円程度が目安です。部品交換が必要になると何十万円もの高額な費用がかかる場合もあるため、異音に気付いたら早めに対処しましょう。
エンジンから「キュルキュル」異音がする場合
何かが擦れて回るような「キュルキュル」という異音は、エンジンを稼働させるためのベルトに問題が起きている場合があります。歩行者が気付くほどの大きな音がするのが特徴です。
ファンベルト劣化が原因
ファンベルトはエンジンを冷却するために力を伝えるためのベルトです。ファンベルトが緩んでいたり滑りが悪くなっていたりするときに鳴る音で、ベルトの調節具合によって「カラカラ」と聞こえる場合もあります。
ほかにも、エンジンシリンダー内で吸排気バルブを作動しているタイミングベルトからの異音も考えられるでしょう。ベルトを張っているテンショナーの不具合によって「ゴロゴロ」という音がすることもあります。
放置するとどうなるのか?
ベルトが原因による異音を放置すると走行中に車が止まってしまい、事故につながるケースも考えられます。ファンベルトは異音の時点で亀裂が入っている可能性が高いため、使い続けるとオーバーヒートしたりベルトが切れたりなど、周辺の機器を損傷する可能性もあります。
また、タイミングベルトの場合はエンジンの機能自体が停止することもあるため注意が必要です。
キュルキュル音の対処と修理費用
「キュルキュル」音がした場合は、安全な場所に車を停止してベルトを確認しましょう。タイミングベルトはエンジン内部にあるため見えませんが、ファンベルトは目視できます。また、ファンベルトが切れると、メーターパネル内のバッテリー警告灯や水温警告灯が点灯します。
ファンベルトを含むベルト類には、目安とされている交換期間があります。すでに不具合が起きた場合はもちろん、事前に修理工場できちんと点検を行い劣化している場合には交換しておきましょう。
ファンベルトの交換は3,000円~1万円、タイミングベルトの交換は3,000円~6万円程度が修理費用の目安です。
エンジンから「ガラガラ」異音がする場合
エンジンから何かが転がるような「ガラガラ」音がすることもあります。「ゴロゴロ」音よりも重たいものが転がるような異音です。
「ガラガラ」音はベアリングに不具合が起こっているときに鳴ることが多いため、ウォーターポンプをチェックしてみましょう。
ウォーターポンプが原因
ウォーターポンプはシャフトベアリングという軸で支えていますが、高速回転するためベアリング内部にあるボールやローラーの摩耗は避けられません。
摩耗することで玉の間に隙間ができて「ガラガラ」「カリカリ」という異音も発生します。
放置するとどうなるのか?
ウォーターポンプの不具合を放置してしまうと、冷却水が上手く循環されずエンジンがオーバーヒートしてしまい危険です。走行中にエンジンルームから白い煙が出てくる可能性もあるため注意しましょう。
また、悪化するとシャフトベアリング自体が折れてしまうことも考えられます。かなり大きな音に変わるため、早急な修理が必要です。
ガラガラ音の対処と修理費用
ウォーターポンプは経年劣化で故障してしまう部品のため、定期的な点検や寿命の確認が欠かせません。万が一異音がしたり煙が出てきたりしたらすぐに走行を停止し、修理工場での点検が必要です。
ウォーターポンプの交換は3万~5万円、シャフトベアリングの交換は2万~5万円程度の費用が掛かります。
エンジンから「カリカリ」異音がする場合
ウォーターポンプの故障でも鳴ることがありますが、エンジンの「カリカリ」音は冷却水に問題がある場合がほとんどです。「ガラガラ」音よりもエンジンが破損してしまう危険性が高いため、早急な対応が必要となります。
冷却水不足が原因
冷却水は循環しており徐々に減るものではありますが、まれに漏れている可能性もあるため定期的に残量をチェックしておきましょう。
冷却水がなくなってしまった場合は「キンキン」「カンカン」という高めの音が鳴ることもあります。この音が鳴るとすでにオーバーヒートしてしまっている状態のため、すぐに対処しましょう。冷却水不足はメーターパネルの警告灯でも確認できます。
放置するとどうなるのか?
冷却水は多少減った程度ではあまり影響はありません。しかし下限ラインを下回ってしまうと、オーバーヒートもしくは、最悪エンジンの故障にもつながります。
とくにエンジンが高温になりやすい夏場は冷却水のチェックが欠かせません。冷却水はエンジンを冷やすための重要なものであるため、放置したまま走行するのは危険です。
カリカリ音の対処と修理費用
定期的にチェックするのはもちろん、少ないと感じたら冷却水を補充しておきましょう。冷却水はカー用品店やガソリンスタンドで購入できます。
冷却水が濁っている場合や漏れてしまっている場合は、修理工場での交換・修理が必要です。交換費用は2,000円~3,000円程度と比較的安く済みます。
エンジンからの異音「ウォーン」は何?
エンジンルームには高速回転しているパーツが多くあります。そのため、故障や劣化の場合には鳴る可能性が高い音でもあり、その原因もさまざまです。エンジンからモーターが回転しているような「ウォーン」という音がしたときの症状を見ていきます。
エンジン補機パーツの劣化
エンジンから「ウォーン」や「ウィーン」のようなモーター音がする場合、エンジンの補機パーツ劣化や故障の可能性があります。
ファンベルトやタイミングベルト、ウォーターポンプを含むさまざまな箇所のベアリングやコンプレッサー、CTV(無段変速機)やオイルポンプ、オルタネーターなどのチェックが必要です。
ハイブリッド車の「キーン」での注意
ハイブリッド車の場合はエンジンとモーターを組み合わせた動力のため、作動時に「キーン」という音や「ヒューン(ヒュンヒュン)」という音がすることがあります。
また、ハイブリッドシステムの始動時に車両接近警報装置として高周波の音が出ることも特徴です。音だけでは異常かどうかの判断が難しいと思いますが、音が大きくなってきた場合にはモーターや制御関係のパーツに不具合が出ている可能性もあります。
エンジンから異音がする車は売却も検討
エンジンからの異音を放置すると、パーツの修理や交換では済まない状態になってしまいます。定期的にメンテナンスを行い、事前に対処しておくことが大切です。
とくに車の心臓部であるエンジン自体が故障すると、かなり大掛かりな修理や交換になるため注意が必要です。
交換費用は意外と高額
エンジンの載せ替えによる修理や交換は修理工場によっても異なりますが、センサー類だけであれば1~10万円程度で済みます。
エンジン内部に大きなダメージを負っていると、30万~100万円程度の高額な費用がかかることもあるでしょう。高級車や輸入車は100万円以上かかる場合もあります。
そのため、車の乗り換えを考えるのもひとつの選択肢です。比較的価格の安い車種や中古車を選べば、エンジンを交換するよりも安く済むでしょう。
乗り換え時の買取は難しい
エンジンが破損してしまった車は、乗り換え時の買取は難しくなります。ディーラーでの下取りは査定価格がつかない可能性が高く、中古車買取店であってもマイナス査定の大きな要因になり兼ねません。
査定価格は故障の度合いにもよるため、無料で査定してくれる店舗に依頼してみましょう。買取価格を比較して、納得できる店舗を見つけることが大切です。
重度の故障なら廃車買取業者に依頼
エンジンの故障が重度である場合は、修理費用はより高額となります。このような場合は廃車買取も検討してみてください。
廃車買取は廃車専門の買取業者のため、エンジンの重度な破損でも買取が可能です。まだ使えるパーツをリユース部品として再利用・再販していること、その他の部分も素材としてリサイクルしていることが理由として挙げられます。少しでも高く売りたい場合には、廃車専門の買取業者の利用がおすすめです。
エンジンから異音がする車の買取なら廃車王がおすすめ
エンジンから異音がする、その結果車が動かなくなってしまったなど、トラブルを抱えた車の買取は、ぜひ廃車王へご相談ください。
全国に150の店舗がある廃車王は、原則0円以上での買取を行っているほか、動かなくなった車の引き取りや面倒な廃車の手続きまですべてを代行します。
また、オンライン上でも無料査定を行っています。公式サイトではチャットでのご相談も承っていますので、ぜひご活用ください。
まとめ
エンジンからの異音は、パーツの劣化や故障を伝える大切な合図でもあります。放置し続けると、オーバーヒートやエンジンが止まってしまうなどの故障につながるため、きちんと対処することが必要です。
状態が良くない車は、ディーラーや中古車販売店での買取および下取りに応じてもらえない可能性があります。少しでも高い価格で乗り換えたい場合は、面倒な手続きが不要で原則0円以上の買取を行う廃車王までご相談ください。