過走行車とはどのくらい走った車?購入するメリットや売却のポイント

2021年12月27日 車のあれこれ

車は走行距離が増えるほど劣化が進み、価値も下がっていきます。そのため、過走行車の購入・売却にはデメリットが付きまとう、と考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、過走行車を購入するメリットや、少しでも高く売るためのポイントをご紹介します。「購入したいと思っている過走行車がある」または「手持ちの過走行車をお得に売却したい」といった方の疑問も解決するでしょう。

過走行車とはどのくらい走った車なの?

 

走行距離の多い車を過走行車と呼びますが、過走行車の確固たる定義はありません。では、具体的にどの程度の走行距離であれば過走行車に該当するのでしょうか。まずこの項目で過走行車の定義とデメリットをご紹介します。

1年に1万キロ以上の走行距離

過走行車は中古車市場で用いられる呼称であるため、明確な定義はありません。しかし、一般財団法人 日本自動車査定協会(JAAI)では「1年間で1万km」の走行が基準であると示しています。

日本自動車査定協会の基準は、中古車市場でもひとつの目安として用いられるものです。そのため、この基準で過走行車か否かを判断する傾向にあります。

この基準は年数に比例した走行距離です。たとえば、10年落ちで走行距離5万kmの車は過走行車に該当しません。一方で、2年落ちで走行距離3万kmの車は過走行車となります。

過走行車のデメリット

過走行車は平均的な走行距離の車よりも車体に負担が掛かっているため、デメリットがいくつか生じます。過走行車の主なデメリットは以下の4点です。

  • ・部品が劣化している
  • ・故障やメンテナンスの費用が高くつく
  • ・外装や内装に傷や汚れが残っている
  • ・売却するときに値段が付きづらい

上記はあくまで可能性の問題です。車はユーザーの使用感に依存する部分が大きいため、丁寧にメンテナンスされている過走行車であれば、これらのデメリットが該当しない場合もあります。

過走行車の購入なら高年式がおすすめ

 

低年式の過走行車となれば、さらにデメリットが生じる可能性は高くなり、自動車税や重量税も高くなることがあります。

このように、走行距離だけでなく年式の進み具合も関係するため、過走行車を購入する際は年式が新しい高年式がおすすめです。ここで高年式の過走行車のメリットをご紹介します。

安く購入できる

過走行車のメリットとして、平均的な走行距離の車よりも価格が安い点があります。走行距離が大きいほど、エンジンなどのパーツの劣化が進むためです。高年式の中古車でも、過走行によるリスクからお得に購入できるケースもあるでしょう。

一般的に、走行距離10万kmを基点に大きく価格が落ちる傾向にあります。これは、10万kmが車の寿命の目安と考えられているためです。

しかし、近年は技術の進化により、メンテナンスを行っていれば問題なく走る車が多くあります。状態に問題がなさそうであれば、10万km以上の車も考えてみてはいかがでしょうか。

部品の劣化が少ない

部品の劣化は走行距離よりも年数が大きく起因します。走行距離が大きくても、長年動かさずに放置されている車よりは良い状態を保てるでしょう。

過走行車であっても、高年式であれば年数が浅いことから劣化が少なくメンテナンス費用が抑えられます。購入後すぐに修理が必要なことも少なく、そのまま使用できるでしょう。

過走行車がおすすめの人

過走行車はパーツが良い状態を保っていたとしても、長距離を走行していたなかで外装に傷が付いている場合は多くなるでしょう。また、すでに走行距離が大きくなっているため、購入してから数年後の売却額にはさほど期待できません。

以上から、高年式の過走行車は「乗り換える中古車の見た目を気にしない人」「なるべく購入時の費用を抑えたい人」におすすめです。

しかし、価格のメリットを享受するためには、丁寧にメンテナンスされてきた過走行車を選ぶことが重要となります。購入時には整備記録簿(メンテナンスノート)を確認しておきましょう。

過走行車はエンジンオイルが重要

 

過走行車はメンテナンスを入念に行う必要がありますが、とくにエンジンオイルの交換が重要です。

エンジンオイルを交換しないことでどのようなリスクがあるのか、またどのタイミングで交換すればいいのか、この項目で見ていきましょう。

交換しないリスク

10万kmや20万kmといった過走行車は、エンジン内部にスラッジなどの汚れが溜まりやすくなります。スラッジとは、エンジンが燃焼することで溜まる燃えカスのことです。

時間の経過とともにオイルフィルターやエンジン内部へ蓄積してしまうため、燃費低下やエンジン自体の故障の原因となります。

これらの汚れを吸着し、清浄する役割となるのがエンジンオイルです。しかし、継続して使用しているとオイル自体が汚れ、効果が薄まっていきます。スラッジを予防するためにも、定期的に新しいオイルに交換することが重要です。

交換するタイミング

エンジンオイルを交換する目安は、走行距離が3,000~5,000km、または3か月~6か月です。ただし、これはオイルの種類や走行環境によって変化します。過酷なオフロードや温度差が激しい環境で使用する場合は、早めに交換することが理想です。

また、油圧警告灯の点灯やオイルレベルゲージの確認でも判断できます。オイル不足はエンジン故障につながるため注意しましょう。

エンジンオイルの選び方

エンジンオイルの種類を大きく分けると「ガソリンオイル」「ディーゼルオイル」の2種類、さらに製法によって「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」があります。オイル粘度やグレードも選ぶ際のポイントです。

ハイパワーなエンジンであるほど粘度が高いオイルを使う傾向にありますが、メーカーによって推奨されているものが存在します。

しかし、過走行車の場合はより配慮が必要です。多くの過走行車はピストンとシリンダーの隙間が摩擦で広くなり、ガスが抜けて圧縮比が下がった結果燃費が悪化します。

そのためエンジンオイルは交換の頻度を短くし、メーカー推奨のものよりも粘度が高いオイルの使用がおすすめです。

過走行車で注意したいその他のメンテナンス

 

過走行車は、そのほかにも定期的なメンテナンスが必要です。ここでは、エンジンオイル以外に気をつけたいメンテナンス箇所をご紹介します。

タイヤ

タイヤは走行距離が増えるほど表面がすり減り、溝が浅くなっていきます。過走行車の場合ブレーキの効きが悪くなり、スリップする可能性も高くなるでしょう。

また、ゴムが素材であるタイヤは経年劣化や紫外線の影響で硬化し、ひび割れが発生します。ひび割れができた状態で使用すると、走行中にパンク(バースト)する場合があるため注意が必要です。定期的にタイヤの状態を目視で確認し、違和感があれば交換しましょう。

足回り

足回りのパーツは乗り心地に影響します。たとえば、ディスクローター、ホイールベアリング、ステアリングラックブーツ、ショックアブソーバーなどです。走行中に振動や異音を感じた場合、これらに不具合があると考えられるでしょう。

走行の安定感が下がるうえに、最悪の場合は事故にもつながるため定期的な点検が重要です。点検で問題がある箇所が見つかった場合は交換してもらいましょう。

バッテリー

車のバッテリーは、エンジン始動だけでなくエアコン、ヘッドライト、ブレーキランプなどの、電子機器に電力供給をしています。そのため、使用するほどに劣化していくパーツです。

しかし、過走行車の劣化したバッテリーは、正しく使用していてもエンジンが掛からない・ヘッドライトが暗いといった症状が発生します。劣化を感じたタイミングや、2~3年を目安として交換しましょう。

ブレーキ回り

ブレーキホース、ブレーキマスターシリンダー、サイドブレーキワイヤーといった、ブレーキ回りのメンテナンスも重要です。これらが劣化していくとブレーキの効かなくなり、事故につながる可能性があります。

日常的にブレーキオイルの漏れやサイドブレーキの利きの悪さを実感した際は、パーツの交換や分解・修理が必要です。

エンジン回り

エンジン回りは車の動作に直結する部分であるため、とくに入念にメンテナンスする必要があります。たとえばタイミングベルト、ウォーターポンプ、ラジエーターなどです。

これらに不具合がある状態で走り続けると、エンジン自体の故障やオーバーヒートにつながります。エンジンルームを確認してもプロでなければ分からない部分も多いため、定期的な点検による修理・交換が重要となるでしょう。

過走行車を少しでも高く簡単に売るには?

 

過走行車は値段が付きにくい傾向にありますが、それでも少しでも高く売却したいと思うものでしょう。中古車の主な売却は「カーディーラー」「中古車買取店」「廃車専門買取店」の3種類です。それぞれで過走行車はどのように扱われるのか見ていきましょう。

カーディーラーの場合

カーディーラーでは、新車買い替えを前提とした下取りをメインに行います。買取を専門に行っていないため、過走行車はほぼ値が付きません。場合によっては廃車扱いとなり、廃車処分代や廃車手数料が掛かる可能性があります。利益がないどころか、マイナスになる場合もあるでしょう。

新車の購入予定がある場合には、売却と購入手続きを同時に進められるというメリットはあります。しかし、費用面を重視する場合はおすすめではありません。

中古車専門買取店の場合

中古車専門買取店は売買のノウハウが豊富なため、さまざまな種類の車に価値を見出します。そのため、希少車の買取は価格に期待ができるでしょう。ある程度使用されている、5万km程度の中古車にニーズがあります。

一方で、過走行車は買い手が付きづらいことから価値への期待はできません。新車ディーラーと同じく、廃車処分代や廃車手数料が掛かる可能性もあるでしょう。

廃車専門買取店の場合

廃車専門買取店のなかには、海外輸出の販路を持っている業者もあります。日本車は世界的に見ても頑丈で壊れにくい車です。そのため、日本で過走行車に該当する車も海外では需要があります。

また、廃車となる車でもパーツや資源を再利用・再販して利益を得ることが可能です。ディーラーや中古車買取店では値が付かないような車も、0円以上で買取をしてもらえるでしょう。

このように、走行距離10万km、20万kmを超えるような過走行車を売却する際は、廃車専門買取店がおすすめです。

過走行車を廃車王に売る2つの安心な点

 

車を廃車にする機会は頻繁におとずれません。そのため、廃車に関する手続きなどに不安を感じる方も多いでしょう。

過走行車を買取に出す際は、実績豊富な廃車王をご利用ください。廃車王では、廃車手続きや引き取り手続きを原則無料で引き受けています。また、高価買取を行っています。

安心して廃車を任せられる

廃車王は、全国に150店舗を展開する廃車買取店です。業界でも認知度が高く、お客さまから「書類を用意するだけですべての手続きを進めてくれた」「電話対応から丁寧で安心して任せられた」など、多くの評価をいただいております。

丁寧なサービスで些細な疑問にもお答えしますので、過走行車の買取も安心してご相談ください。

引き取った車は再利用

廃車王は経済産業大臣の認可を受けている「NGP日本自動車リサイクル事業協同組合」が運営しています。引き取った車のまだ使える部品はリユース部品として再利用し、その他の部分は素材としてリサイクルするなど、環境にやさしい自動車リサイクルを行っています。

解体処理は自社で行っているため、削減した中間マージンの分だけ高価買取が可能です。また、ご相談からお引き取り、廃車手続き、保険や税金の還付処理まですべてサポートします。

査定のお申込はホームページから簡単に可能なので、お気軽にご利用ください。

まとめ

 

過走行車は、劣化が進んだ車と判断されます。そのため売却するとしてもあまり値が付かず、購入においても需要はそう高くありません。

また、過走行車は通常よりも念入りなメンテナンスが必要です。整備に掛かる費用を考慮して買い替えをする場合は、高価買取が期待できる廃車買取業者を検討しましょう。

過走行車を高く売りたい、面倒な手続きはまかせたいという場合は、ぜひ廃車王をご利用ください。他社で0円査定になるような車でも、廃車王であれば一定の査定額の提示が可能です。Web上で無料査定も実施しているため、気になる方はチェックしてみてください。

この記事の監修者

廃車王編集部

廃車の高価買取サービスを提供する廃車王の編集部です。
廃車王では廃車や事故車を高値で売るためのノウハウや、廃車に関連する手続きなど知るとオトクな情報を幅広く掲載しており、 皆さまの廃車に関する不安や悩みを長年培ったノウハウや知識で解消いたします。

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