水没車の見分け方は?起こり得るトラブルや水没車を購入したときの対処法を紹介
事故車の基礎知識
中古車を選ぶときに避けたい車両のひとつが「水没車」です。水没車は一見すると問題ないように見えても、将来的に深刻なトラブルが発生する可能性があります。
しかし、できる限り購入を避けるために、どのようにすれば見分けられるのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、水没車の見分け方や水没車に起こり得るトラブル、そして水没車を購入してしまった場合の対処法について紹介します。
目次
水没車の見分け方は?

水没の痕跡は一見しただけでは分からないことも多く、購入後に高額な修理費用や安全面でのリスクを抱える可能性があります。水没車を見極めるには、外装と内装の両方から痕跡がないか入念に確認することが重要です。ここからは、水没車を見分けるための具体的なチェックポイントを解説します。
外装から確認できる水没の痕跡
外装から水没車を見分けるときは、ボディの表面に注目しましょう。車体にさびや腐食が見つかるときは、水没車の可能性が考えられます。
水没するケースのひとつとして、津波や洪水によって車が海水に浸かる場合があります。海水には塩分が含まれているため、車が腐食する原因となるのです。
内装における水没跡の見つけ方
内装から水没車を見分けるときは、汚れや臭いに注目しましょう。シートベルトを引き出して全体を確認し、泥汚れやカビが付着していないかを確認しましょう。シートやフロアカーペットも併せて確認します。シートマットのような目に付きにくい場所に汚れが残っているケースもあります。
また、エアコンを作動させたときに泥やカビのような異臭がするときも水没跡の可能性があります。
関連記事水没車に起こり得るトラブル

水没車は一見正常に見えても、さまざまなトラブルを引き起こす危険性をはらんでいます。ここでは、水没車を購入した場合に起こり得るトラブルについて詳しく見ていきましょう。
エンジンの故障
マフラーから浸水すると、エンジン内部に水が入り込む危険性があります。そのような状態でエンジンを始動させると「ウォーターハンマー現象」が発生し、エンジン内部に深刻なダメージを受けてしまいます。
水没の影響によってエンジンがダメージを受けている場合は、納車後にエンジンの不具合が発生する可能性があります。
電子機器類の故障
自動車には多くの電子機器を搭載しているため、水没すると不具合が起こることがあります。特にEVやPHEVのバッテリーが水に浸かると、走行不能になるケースもあります。
また、水没した車は見えないところでも腐食が進むため、時間の経過と共に電気系統をつなぐ配線の端子が腐食し、動作不良を招く可能性があります。
カビや細菌による健康被害
水没によって内部に水や泥が入り込み、カビや細菌が繁殖するケースもありがちです。フロアカーペットやシート、クッションスポンジなどに吸収された水は時間とともに繊維の奥まで侵入し、カビや悪臭を発生させます。
カビや細菌の発生は不快感をもたらすだけでなく、健康被害をもたらす可能性があるので注意が必要です。
購入した車が水没車だったときの対処法

中古車の購入後に水没車と判明した場合は、適切な対処が必要です。購入者には法的な権利があり、適切な対処法を知っておくことで被害を最小限に抑えられます。ここでは、後から水没車と判明した際の具体的な対処法を見ていきましょう。
販売店に契約の取り消しを求める
水没車と知らずに購入した場合、消費者契約法や民法を根拠として販売店に契約取り消しを求められます。自動車公正取引協議会の規定でも冠水車と知らずに契約した場合は取り消しが認められているため、販売店と交渉してみましょう。
これは水没車に関する虚偽表示が「不当表示」に該当し、公正競争規約に反するためです。購入した車が水没車であることに気付いたら、できるだけ早く販売店に連絡しましょう。
外部サイト専門家に相談する
連絡しても販売店が契約取り消しに応じないときは、専門家に相談することをおすすめします。まずは消費ホットラインに連絡し、アドバイスを求めることが有効です。消費生活センターの相談員が販売店との交渉をサポートしてくれる場合もあります。
一般社団法人自動車公正取引協議会の会員店とのトラブルであれば、自動車公正取引協議会「消費者相談室」にも相談が可能です。
外部サイト別の車へ買い替える
購入後に車両のトラブルが起きた場合、状況によっては水没車だと特定できず契約の取り消しが難しいことがあるかもしれません。修理を検討する場合は、一度修理しても別の部分が故障するリスクもあるため、修理費用と車両価値のバランスを考えて判断しましょう。
修理が難しい場合や修理費用が高額になるなどの理由で買い替えたほうがよいと判断した場合は、水没車を扱っている買取業者や廃車買取業者への売却を検討しましょう。
水没車の売却は廃車王へ

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水没車の見分け方についてよくある質問

ここでは、水没車の見分け方についてのよくある質問と回答を紹介します。水没車はさまざまな問題を引き起こす可能性があるため、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
販売店に水没車の告知義務はありますか?
販売店には水没車を告知する明確な義務はありませんが、水没車であるにもかかわらず「水没車ではない」と虚偽の説明をした場合や、重要な情報を隠した場合は不当表示です。これは景品表示法上の問題となり、公正競争規約違反にもなります。
売るときに水没車であることを伝える必要はありますか?
水没車を売却する際は、その事実の告知が必要です。水没の痕跡が残る車両を故意に隠して売却した場合、契約不適合責任を問われる可能性があります。隠しても査定時に判明する可能性が高いため、きちんと伝えましょう。
まとめ

水没車は外装や内装に特徴的な痕跡が残るため、購入前にはボディやエンジンルーム、シートやカーペットなどを注意深く確認することが重要です。万が一購入してから水没車であることが判明した場合は、販売店に契約の取り消しを求めたり専門家に相談して対処したりするとよいでしょう。
また、水没車を所有しているときは、コストとリスクを考慮して修理か買い換えか判断することが大切です。水没車を売却して買い替える場合は、ぜひ廃車王にご相談ください。廃車王では水没で動かなくなった車や乗り続けるのが難しい車でも買取を行っています。
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