古い車の車検は高くなる?車検代に与える影響と手放す時の注意点
車の基礎知識
年式が古くなった愛車の車検費用が、高くなるのではないかと不安を感じる方は多いのではないでしょうか。特に、年季の入った車の場合、想定以上に高額な費用を請求されることも少なくありません。
なぜ古い車の車検代は高くなりがちなのでしょうか。この記事では、なぜ古い車の車検費用がかさむのか、その主な原因を詳しく解説します。さらに、車検切れが迫る中で愛車を手放すことを検討している方のために、知っておくべき注意点についてもご紹介します。
目次
古い車でも車検の基本は変わらない

車検とは、自動車が法律で定められた安全性や環境基準を満たしているかを確認する検査のことです。車検に合格すると「自動車検査証」(車検証)が交付され、これがなければ公道を走行できません。
車検の頻度は車両によって異なりますが、自家用乗用車の新車登録から初回は3年、以降は2年ごとに受ける必要があります。
ちなみに、1995年の法改正までは、初年度登録から10年を超えた車に対し、毎年の車検が義務付けられていました。しかし現在の制度では、車の年式によって車検の頻度が変わることはありません。
そのため、車検を受ける回数が増えることで費用がかさむ心配はありませんが、年式が古い車は、下記の一般的な車検代の目安よりも高くなる傾向があります。
| 軽自動車 | 4万5,000円~8万円 |
| ~1.0tの普通自動車 | 6万円~9万円 |
| ~1.5tの普通自動車 | 7万円~10万円 |
| ~2.0tの普通自動車 | 8万円~11万5,000円 |
| ~2.5tの普通自動車 | 9万円~13万円 |
古い車の車検代が高くなる理由

年式が古い車の車検費用が高くなる理由は、主に次の2つの理由があります。
- 税金が高くなる
- 整備費用が高くなる
これらの要因が組み合わさることで、年式の古い車の維持費は想像以上に負担となることもあります。
税金が高くなる
新車登録から13年と18年が経過すると、自動車重量税が段階的に引き上げられます。この自動車重量税は、車検時にまとめて先払いをするので車検費用が高く感じるのです。
自家用乗用車の2年分の自動車重量税は、下記の通りです。
| 車両重量 | エコカー外新車登録から12年まで | エコカー外13年経過 | エコカー外18年経過 |
|---|---|---|---|
| 0.5t以下 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
| ~1t | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
| ~1.5t | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
| ~2t | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
| ~2.5t | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
| ~3t | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
(2025年5月時点の情報)
18年経過した車は、車両重量が0.5t増えるごとに12,600円が上乗せになります。そのため、車両重量が1.5t~2tで18年経過した車の場合、5万400円です。同じ車両重量でも重課されていないエコカー外の車であれば3万2,800円となっています。
このように、新車登録から13年と18年を境に税額が大きく跳ね上がるため、古い車には必然的に高額な車検費用がかかってしまうのです。
外部サイト整備費用が高くなる
車が古くなると、保安基準を満たし安全に走行するために、多くの部品交換や修理が必要になります。整備は事前に行っておくこともできますが、車検と同時に整備を行うとその分車検代が高くなります。
最近の車は格段に頑丈になりましたが、それでも10年を超えると、エンジンや足回りといった主要な部分に不具合が発生しやすくなります。車検を通すために高額な修理費用がかかるときは、車を乗り換えるのもひとつの方法です。
関連記事車検の有効期限が迫った古い車を手放すときの注意点

車検の有効期限が迫った車を手放す際は、車検が切れてしまう前に売却することをおすすめします。
その理由は、車検を更新してから売却しても、その費用を買取価格で回収するのが難しい傾向にあるからです。また、車検が切れてしまうと、その車は公道を自走できなくなってしまいます。これらの点について、さらに詳しく見ていきましょう。
車検を更新してから売っても買取価格では回収しにくい
車検を通してからの車を売るのは、あまり賢い選択とは言えません。なぜなら、車検にかかる費用と、それによって上がる査定額を比較すると、車検費用の方が高くなるケースが一般的だからです。
例えば、車検を受けたばかりの車だったとしても、買取価格が数万円程度しか上がらないこともあります。車検を受けるときの出費を査定額で回収するのは難しいものです。そのため、車検が切れる前に売却する方が、結果的にお得になる可能性があります。
車検が切れると公道は自走できない
車の売却時に車検が切れていると、公道を自走できないため移動手段の手配が必要になります。例えば、仮ナンバーの発行を受けたり、同時に切れている自賠責保険の加入手続きが必要になったりします。
車検切れの車を売るときは、出張査定を利用する方法があります。また、車を引き取りに来てくれる業者を利用すれば、移動手段に困ることなく売却が行えます。
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古い車の車検についてよくある質問

ここでは、古い車の車検についてよくある質問とその回答をご紹介します。長年大切に乗ってきた愛車だからこそ気になる、車検の疑問を解消しましょう。
古い車は車検が毎年必要?
現在の制度では、自家用の乗用車は年式に関係なく、2年周期での実施が定められています。かつては、車齢が11年を超える車に毎年の車検が義務付けられていましたが、1995年の法改正によりこの制度は廃止されました。
現在は、貨物車や営業用の車を除き、一般的な乗用車の車検は「新車登録から3年、その後は2年ごと」です。
走行距離と車検費用には関係がある?
走行距離が増えると部品の消耗が増えるため、車検費用が高くなる傾向があります。
例えば、タイミングベルトやオルタネーターなどの部品は、走行距離が約10万kmで交換する傾向があります。走行距離が増えると部品の劣化が進むことから、さまざまなメンテナンスが必要になることが考えられます。
まとめ

古い車の車検は、自動車重量税の増加や部品交換費用の負担により、高額になりやすい傾向があります。新車登録から年数が経つと税金が上がり、走行距離が10万kmを超えると整備にかかる費用も大きくなるため、維持費がかさみやすいのです。
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