キャンピングカーの車検費用や頻度はどのくらい?車検を受けるときの選択肢も紹介
車の基礎知識
夢とロマンが詰まったキャンピングカーで、自由気ままな旅に出たいと考えたことはないでしょうか。そんな理想の実現を支える上で、避けて通れないのが車検です。
この記事では、キャンピングカーの車検費用や頻度はどのくらいなのかについて紹介します。また、車検を受けるときの選択肢についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
キャンピングカーとして使う車の種類で車検費用や車検の頻度が変わる

キャンピングカーの車検費用は、登録区分や車種によって大きく変わります。まずはキャンピングカーとして使う車両による車検費用や車検の頻度の違いについて詳しく解説します。
車検費用はキャンピングカーの種類によって異なる
キャンピングカーの車検費用は、車両の種類やナンバープレートの区分によって大きく異なります。車検費用に含まれるものは大きく分けて、法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)とそれ以外の費用(整備費・代行手数料など)の2種類です。
キャンピングカーは車種や構造によって「貨物自動車」「乗用自動車」「特殊用途自動車」「軽自動車」のいずれかに分類され、どれに該当するかで法定費用が変わります。
例えば、初度登録から13年以内で車両重量(貨物自動車・特殊用途自動車は車両総重量)が1,500kg超~2,000kg以下の車が継続検査を受ける場合、税額は以下の通りです。
| 貨物自動車(1ナンバー) | 6,600円(1年分、エコカー減税なし・13年未満の場合の標準的な金額) |
| 乗用自動車(3ナンバーと5ナンバー) | 3万2,800円(2年分、エコカー減税なし・13年未満の場合の標準的な金額) |
| 特殊用途自動車(8ナンバー) | 1万6,400円(2年分、エコカー減税なし・13年未満の場合の標準的な金額) |
| 軽自動車 | 6,600円(2年分、エコカー減税なし・13年未満の場合の標準的な金額) |
(2025年5月時点の情報)
自賠責保険料も加入する車の種類や用途によって区分が異なり、保険料の負担が大きく異なります。なお、法定費用は税制改正などで変更される可能性があるため、注意が必要です。車検費用が気になる方は、最新の情報をチェックしましょう。
外部サイト車両によって車検の頻度が異なる
車検の頻度は所有するキャンピングカーの登録区分によって大きく異なります。
| 貨物自動車 | 初回2年・継続1年(8t未満) 初回1年・継続1年(8t以上) |
| 自家用乗用車・軽自動車 | 初回3年・継続2年 |
| 特殊用途自動車 | 初回2年・継続2年 |
車検の頻度が最も少なく、ゆとりがあるのは自家用乗用車と軽自動車です。8ナンバーの特殊用途自動車は、最初の車検までの期間は短めですが、その後は2年ごとになるため、車検を受ける手間は自家用乗用車や軽自動車と大きく変わりません。
一方で、貨物自動車はこれらと比べて車検の期間が短く、種類によっては年に1回の車検が必要です。
外部サイトキャンピングカーの車検にかかる内訳ごとの費用の目安

キャンピングカーの車検にかかる費用の内訳について詳しく見ていきましょう。車検費用は法定費用とその他の費用に分けられ、法定費用の削減は難しいものの、それ以外の費用は車検の受け方によって異なります。
自動車重量税の目安
キャンピングカーの車検費用の大きな部分を占める自動車重量税は、車両の重量や経過年数によって金額が変わります。
自家用乗用車や軽自動車に該当する車をキャンピングカーとして使用する場合、継続車検で支払う自動車重量税の税率(エコカー外・新車登録から13年以内の場合)は次の通りです。
【自家用乗用車(エコカー外・新車登録から13年以内)】
| 〜0.5t | 8,200円 |
| 〜1t | 1万6,400円 |
| 〜1.5t | 2万4,600円 |
| 〜2t | 3万2,800円 |
| 〜2.5t | 4万1,000円 |
| 〜3t | 4万9,200円 |
(2025年5月時点の情報)
【軽自動車(エコカー外・新車登録から13年以内)】
| 軽自動車 | 6,600円 |
このように車検の有効期間分をまとめて支払うため、1年当たり3,300円の軽自動車であれば、2年分の6,600円を支払うことになります。
8ナンバーの場合は次の通りです。
【特種用途車(エコカー外・新車登録から13年以内)】
| 〜1t | 8,200円 |
| 〜2t | 1万6,400円 |
| 〜3t | 2万4,600円 |
| 〜4t | 3万2,800円 |
| 〜5t | 4万1,000円 |
| 〜6t | 4万9,200円 |
(2025年5月時点の情報)
なお、貨物自動車の場合は車両によって適用となる金額が異なるため、詳しくは下記のURLをご覧ください。
外部サイト自賠責保険料の目安
キャンピングカーの車検では、自賠責保険料もまとまった出費です。一般的な自家用乗用自動車の場合、24か月契約で1万7,650円の保険料を負担します。一方、軽自動車は24か月契約で1万7,540円とやや安価です。
| 自家用乗用自動車 | 24か月契約:1万7,650円 |
| 軽自動車 | 24か月契約:1万7,540円 |
| 特殊用途自動車 | 24か月契約:1万9,980円 |
| 普通貨物自動車 | 12か月契約:1万8,230円(2t以上) 12か月契約:1万6,900円(2t以下) |
(2025年5月時点の情報)
8ナンバー登録のキャンピングカーは、24か月で1万9,980円の保険料がかかります。なお、上記の保険料は本土用のもので、沖縄県や離島を拠点としている場合は金額が変わります。
外部サイト印紙代の目安
キャンピングカーの車検に必要な印紙代は、次の通りです。
【新規検査(持ち込み検査の場合)】
| 普通自動車 | 2,600円(検査登録印紙代500円と自動審査証紙代2,100円) |
| 軽自動車 | 2,300円(検査手数料1,900円と技術情報管理手数料400円) |
【継続検査(持ち込み検査の場合)】
| 普通自動車 | 2,300円(検査登録印紙代500円と自動審査証紙代1,800円) |
| 軽自動車 | 2,200円(検査手数料1,800円と技術情報管理手数料400円) |
(2025年5月時点の情報)
手続きがOSS申請の場合や保安基準適合証の提出がある自動車の検査に該当する場合は、この金額よりも安くなります。
また、陸運支局で行う手続きの際は、使用する車が小型自動車や小型自動車(二輪)、大型特殊自動車に該当するときも若干安い傾向があります。
外部サイト車検基本料金の目安
車検基本料金は業者によって自由に設定されるため、依頼先によって差が生じます。車検基本料金には、24か月点検や測定検査料、車検代行費などを含むのが一般的です。
依頼する車種によって車検基本料金は異なる傾向があり、キャンピングカーに使用している車両が軽自動車であれば、費用の目安は次の通りです。
| ディーラーの場合 | 約38,000円〜 |
| 車検専門店の場合 | 約19,000円〜 |
| 整備工場の場合 | 約33,000円〜 |
| ガソリンスタンドの場合 | 約14,000円〜 |
このように、利用する店舗によって車検基本料は大きく変わります。これは、検査項目数や技術力の違いなどが価格に影響を与えているためと考えられます。
キャンピングカーの車検を受けるときの選択肢

キャンピングカーの車検を受けるときの選択肢は、次の2つです。
- 専門業者に依頼する
- ユーザー車検を受ける方法
それでは詳しく見ていきましょう。
専門業者に依頼する場合
車検を受けるときに専門業者に依頼すると、車検に必要な手続きや点検・整備を代行してもらうことが可能です。法定費用の他に車検基本料が発生し、整備が必要になれば依頼先の業者が扱っている部品を使用して整備を行います。
キャンピングカーを専門として扱っている店舗へ依頼すると、通常の車両点検に加えて、専門的な設備の状態も確認してもらいやすくなります。具体的な料金は依頼先の業者によって異なるため、見積もりを取って確認してみましょう。
ユーザー車検を受ける場合
ユーザー車検とは、オーナー自身が直接検査場へ車を持ち込み、検査を受ける方法です。問題なく車検に通れば法定費用のみの負担で済みます。
しかし、もし検査で不合格になった場合、自分で不備を直して再検査を受けるか、改めて整備工場に依頼して必要な修理を行ってから再度検査に臨む必要があります。
キャンピングカーの寿命は一般的に10年〜20年程度と言われており、メンテナンス次第で長く乗ることが可能です。しかし、年式が古くなると整備費用や税金が高くなります。そのため、車検のタイミングで新しいキャンピングカーへの買い替えを検討するのもひとつの選択肢です。修理費用や維持費と、新しい車両のメリットを比較し、コストパフォーマンスが良い方を選びましょう。
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キャンピングカーの車検に関してよくある質問

ここでは、キャンピングカーの車検に関してのよくある質問を紹介します。DIYでの改造が車検に与える影響や軽自動車でもキャンピングカーとして使えるのかなど、気になるポイントを見ていきましょう。
DIYで改造しても車検に通りますか?
DIYで改造したキャンピングカーでも、保安基準に適合していれば車検に通過できます。重要なのは、誰が改造したかではなく、法で定められた要件を満たしているかどうかです。
軽自動車もキャンピングカーにできますか?
軽自動車もキャンピングカーに改造できます。車内空間が広く、快適性が高い車を選ぶのがおすすめです。軽キャンピングカーはランニングコストの面でも大きなメリットがあります。
まとめ

キャンピングカーの車検は、車種や登録区分によって費用や頻度が大きく異なります。貨物自動車になると1年に1度の継続車検が必要になりますが、乗用自動車や軽自動車、特殊用途自動車の場合は2年に1度の車検頻度となります。
車検費用は車の区分によって定められている法定費用と、整備費用や代行手数料などのその他の費用で構成されており、法定費用は区分によって定められていますがその他の費用は依頼する業者によって差があります。
年式の古いキャンピングカーは車検費用が高くなる傾向があるため、車検のタイミングで買い替えを検討するのもひとつの方法です。廃車王では、高価買取が目指せる無料査定を実施していますので、お気軽にご利用ください。
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