倉庫にある古い車の処分に困っています
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動かせない車の処分に困っています。離れて暮らしている母から、倉庫に置いてある車を処分したいという相談を受けました。10年前に父が亡くなり、乗用車を母が相続したものの、ほとんど使用しないまま倉庫に保管しているそうです。
母は今年75歳、運転免許証更新のために『講習予備検査』と『高齢者講習』を受けなくてはならなくなり、手続きも面倒だということで、運転免許証を自主返納しました。これまで、きっかけがないまま倉庫に保管してあった車ですが、免許証を返納したことで、さすがに処分に踏み切ろうと考えたようです。
ただ、この7年近く車に触ってもいないということで、タイヤはパンク、ホイールや塗装の剥げた部分にはサビなど劣化が激しいようで、もちろんエンジンもかかりません。私自身、運転免許を持っていないので、車については全く知識がありません。こんな車をお持ちの方は、どのように処分しているのでしょう。母に説明できるよう、分かりやすくアドバイスいただければ幸いです。
車の状態などを見て、車の処分方法を決めましょう
車を買い替えるタイミングで不要な車を手放すのが一般的な流れですから、いざ不要な車を処分するとなると、どうすれば良いか分からないというのも頷けます。車を買い替える場合、不要な車はディーラーや車両販売店が引き取ってくれるため、その車が一体どうなっていくのかまでは知らなくても問題ありませんからね。
不要な車ができたとき、処分する方法は2つあります。ひとつは中古車として下取りしてもらうこと。走行に問題のない車や、修理しても高く売れるような価値の高い車であれば、中古車販売店などに買い取ってもらえるでしょう。
ご質問者さんの場合、長期のあいだ倉庫に放置していたため、エンジンもかからず劣化もひどい状態ということですので、下取りは難しそうです。この場合は、もうひとつの処分方法である廃車手続きを行うことになるでしょう。
廃車にするには、自動車リサイクル法の許可を有する車両解体業者で車体を解体し（一般の人が車を解体することは法律で許されていません）、最寄りの陸運支局で永久抹消登録を行います。廃車手続きは誰でも行うことができますが、最近は廃車買取業を行っている車両解体業者に引き取ってもらうケースが増えています。
廃車買取業者は、動かない車でも無料で引き取りに来てくれて、買い取ってくれます。ディーラーや中古車販売店などに依頼すると、費用がかかってしまうことの多い廃車ですから、買取業者に依頼した方がオトクです。面倒な書類手続きも無料で代行してくれる業者もあるので、ご質問者さんがインターネットなどで調べて、廃車の依頼をしてあげるのが一番良いのではないでしょうか。
