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自動車のリサイクルとは?リサイクル料金を負担するタイミングとその対象とは?

自動車のリサイクルとは、エアバッグやカーエアコンに使用されているフロン類、車を解体する際に発生するシュレッダーダストをフロン回収業者や解体業者に引き渡して、その後も再利用することを言います。このように、自動車をリサイクルするには費用がかかりますが、その費用に関連しているのが2015年に施行された「自動車リサイクル法」です。

そこで今回は、「自動車リサイクル法」や自動車リサイクル料金などについてご紹介していきたいと思います。

 

自動車のリサイクルが必要な理由とは?

日本では、年間約300万台もの車が廃車にされていることをご存知でしょうか?車には多くの鉄や有用金属が使用されているため、その総重量のおよそ8割はリサイクルされてきましたが、残りの2割は主に埋め立て処分されてきたのです。

しかし、近年では埋め立て処理するための処分場が不足していたり、これに伴って処分にかかる費用が高騰してきたため、廃車が不法投棄されたり不要な車の不適切な処理が懸念され始めたのです。

このほかにも、カーエアコンに使用されているフロン類や、エアバッグ類は正しい方法できちんと処理しなければ地球環境に悪影響を及ぼすことから、「自動車のリサイクル法」という法律がつくられて、2015年に施行されたのです。

 

自動車リサイクル法とは?

自動車リサイクル法とは、車を廃車にする際にかかる費用を自動車の所有者が購入時に「自動車リサイクル料金」として負担することを定めたものです。

冒頭でも触れたように、自動車のリサイクルとはエアバッグやカーエアコンに使用されているフロン類、車を解体する際に発生するシュレッダーダストをフロン回収業者や解体業者に引き渡すことによってリサイクルことです。「自動車リサイクル法」は、このように様々な部品を再利用する目的に加えて、地球環境を守るために定められた法律なのです。

この自動車リサイクル法の対象となっているのは、原動機付自転車などといった二輪車や被牽引車、大型特殊自動車や小型特殊自動車、その他農業用機械などを除くすべての車両です。

 

自動車リサイクル料金とは?

自動車リサイクル料金とは、自動車をリサイクルするために必要な費用に充てられる料金です。リサイクル料金の金額は、およそ6,000円~18,000円ほどですが、シュレッダーダストの発生見込み量やフロン類の充填料などの条件によって異なり、この料金は自動車メーカーや輸入業者が定めています。

自動車リサイクル料金は、原則新車購入の際に支払います。その際、リサイクル料金を支払ったことを証明する「リサイクル券」や領収書を車検証とともにディーラーから受け取ることになりますので、確実に入手して大切に保管しましょう。

ちなみに、リサイクル料は廃車にする際にかかる費用ですので、廃車にせずに中古車として販売する場合には、支払ったリサイクル料は戻ってきます。反対に中古車を購入する場合には新しい所有者が代わりにリサイクル料金を支払うことになるのです。

 

まとめ

今回は、2015年に施行された「自動車リサイクル法」や自動車リサイクル料金などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?自動車をリサイクルすることは、資源の有効活用に加えて、生活環境の改善にもつながることも知っておきましょう。