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リサイクル預託金の仕訳はどのようにすれば良い?

リサイクル預託金は勘定科目でどのように仕訳すれば良いのでしょうか?

リサイクル預託金を仕訳する際には、リサイクル費用のうちシュレッダーダスト料金・エアバッグ類料金・フロン類料金、情報管理料は「長期前払費用orリサイクル預託金」という勘定科目を用いて、資金管理料金については「支払手数料」を用います。

本編ではリサイクル預託金についてより詳しくお話していきます。

 

リサイクル預託金ってそもそも何?

リサイクル預託金とは、車を廃車する際にかかる費用を新車購入時に事前に払っておくもので、これらの支払い義務はリサイクル法によって義務付けられています。リサイクル預託金は毎年かかるようなものではなく、その車の所有者が変わるたびに新たな所有者が支払う形になります。

逆に車を手放す際には、買い取ってくれる新たな所有者がリサイクル預託金を還付してくれるという流れになっています。リサイクル預託金の支払いと引き換えに「リサイクル券」というものが発行されるので、紛失しないように注意しましょう。

 

リサイクル預託金は金額にしていくら位?

リサイクル預託金の金額は、車のメーカー・車種・グレードなどによって変わります。これはシュレッダーダストの量やエアバッグの個数が異なるためです。

金額にすると6,000円~18,000円位になっています。(あくまで目安となっているため、正しい金額については所有する車のメーカーHPにて調べてください。)

リサイクル預託金の他にも、「資金管理料金」と「情報管理料」が存在し、それぞれ以下の通りになっています。

情報管理料金:リサイクル料金の管理に必要な費用
・新車購入時で380円/車検or廃車時で480円

情報管理料:使用済み車の引取りor引き渡しに必要な費用
・230円

これらの費用は、一番初めに支払うリサイクル預託金の内に含まれています。

 

リサイクル預託金の仕訳方法とは?

前項にていくらかお話しましたが、リサイクル預託金はさらに5つの項目に分けられます。

①シュレッダーダスト料金
②エアバッグ類料金
③フロン類料金
④情報管理料
⑤資金管理料金

上記の①~④については勘定科目の「長期前払費用」「預託金」「リサイクル預託金」などを用いて仕訳します。⑤については勘定科目の「支払手数料」を用います。

リサイクル預託金の消費税は課税対象外ですが、資金管理料金は支払手数料扱いとなり、必要経費として消費税がかかります。

いかがでしたか?車の買い替え時くらいしか聞くことのない「リサイクル預託金」ですが、仕訳の際にはぜひこちらの記事を参考にしていただければと思います。