車の骨格とは?修復歴車の定義・リスク・見分け方について
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車の骨格とは、フレームやフロア、ルーフパネルなどのことを言い、車の強度を保つ重要な役割があります。事故のダメージなどによって車の骨格部分を修理したり交換すると、「修復歴車」として扱われることになり、様々なリスクが発生してしまうのです。
そこで今回は、車の強度に大きな影響を及ぼす車の骨格部分や、骨格部分にダメージを受けた修復歴車のリスクなどについてご紹介していきたいと思います。
修復歴車の定義
冒頭でお伝えしたように、骨格部分は車の強度に大きな影響を及ぼします。その骨格部分に修理や交換歴があると、修復歴車として扱われるのです。
修復歴車の定義については、下記の3つの組織によって明確に定められています。
・(社団法人)自動車公正取引委員会
・(財団法人)日本自動車査定協会
・日本中古自動車販売商工組合連合会
修復歴車となる骨格とは?
普通自動車の骨格に当たる部分は、次の通りです。
・フレーム(サイドメンバー)
・クロスメンバー
・インサイドパネル
・ピラー
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・フロア
・トランクフロア
・ラジエーターコアサポート
ラジエーターコアサポートに関しては、上記の3組織間で違いがあります。
日本自動車査定協会による定義では「交換され、かつ隣接する骨格部位に凹みや曲がり、または修復跡がある場合」とされていますが、自動車公正取引委員会や日本中古自動車販売商工組合連合会では、交換のみでも修復歴に該当するとされているのです。
修復歴車のリスク
骨格部分にダメージを受けた車は、修理や交換を行ったとしても完全に元通りにすることが難しく、車体全体に歪みが残ってしまいます。
車の骨格はそれぞれの部分が作用しあうことで人が乗っている「キャビン」を守っているため、どこか一か所に歪みがあるだけでキャビンを守れなくなり、安全性が低下してしまうのです。
修復歴のある車は、修復歴がない車よりも当然安く販売されていますが、このようなリスクがあることも知っておきましょう。
修復歴車の見分け方
中古車販売店では、修復歴がある場合にはその旨を提示する義務があります。しかし、きちんと説明されない場合は、修復歴車だと知らずに購入してしまうケースもあるのです。
中古車販売店などで車を購入する際は、次のポイントを確認してみましょう。
・車体構造が左右対称になっているか?
・ボディーパーツの隙間にズレがないか?
・修理跡や塗装の剥がれがないか?
・トランクの床下にシワや錆がないか?
まとめ
今回は、車の強度に大きな影響を及ぼす車の骨格部分や、骨格部分にダメージを受けた修復歴車のリスクなどについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
車の骨格部分を修理・交換したことのある修復歴車にはリスクがあることから、売却する際の査定にも大きく影響してきます。
しかし、廃車買取業者では骨格部分を損傷した車でも0円以上の値段をつけて買取することが可能です。