1. 廃車買取りの廃車王
  2. 廃車王のお役立ち情報
  3. 車の基礎知識
  4. 事故車とは?事故歴だけで判断できない事故車の定義とは?

事故車とは?事故歴だけで判断できない事故車の定義とは?

事故車とは、中古車業界において修復歴がある車のことを言い、修理した際に修復歴がついたかどうかに左右されます。修復歴の定義は、自動車公正取引協議会・日本自動車査定協会・日本中古車販売協会連合会が定めた規約で設定されているのです。

そこで今回は、事故車となるかどうかの判断のカギとなる「修復歴」などについてご紹介していきたいと思います。

 

事故車とは?

冒頭でお伝えしたように、事故車とは必ずしも事故に遭ったことのある車ではなく、「修復歴」があれば事故車として扱われます。

そもそも、修復歴がつくほどの修理となるとその原因は事故であることがほとんどですが、台風や洪水、雪に埋もれてつぶれてしまった車なども、中古車業界においては事故車と呼ばれているのです。

 

修復歴とは?

事故車扱いされるか否かのポイントである「修復歴」がつくかどうかは、損傷や交換をしたパーツによって決まります。損傷して修復した部分が車の骨格部分であるかどうかです。

修復歴が残るパーツ:事故車扱いになる

次のパーツは、事故や災害などによって損傷した場合に修復歴が残り、事故車扱いされます。

・フロントクロスメンバー
・ラジエータコアサポート(交換されたもの)
・フレーム
・フロントインサイドパネル
・ピラー
・ルームフロアパネル
・ルーフパネル
・トランクフロアパネル

 

修復歴が残らないパーツ:事故車扱いにならない

次に挙げるパーツは、しっかりと修理がされていれば事故車扱いされません。売却する際の査定時も、査定額にほとんど影響されないでしょう。

・フロントバンパー
・ロアスカート
・フロントフェンダー
・ドア
・ボンネット
・トランクリッド
・リアフェンダー
・リアバンパー
・サイドシルパネル

 

事故車を購入するメリット

事故車と聞くとあまり良いイメージがないかもしれませんが、事故車を購入するメリットとしては、価格が安いという点が挙げられます。実際に、中古車市場での事故車の価格は非常に安く、50万円以下で購入可能なケースも。

運転初心者で新車を購入するのがまだ心配な場合は、あえて事故車を購入し、運転が上達したら新車を購入するのも良いですね。

ただし、事故車は大きな修理が行われている車ですので、購入後のトラブルに注意する必要があります。購入時は問題がなさそうでも、時間が経過するにつれて修理が必要となり、修理費が高額になってしまう場合もあるのです。

購入後の思わぬトラブルによる出費を防ぐためには、保証付きの事故車を選ぶことをおすすめします。

 

まとめ

今回は、事故車となるかどうかの判断のカギとなる「修復歴」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

車の損傷が事故ではなく災害によるものであっても、車の骨格部分が損傷してしまった場合には事故車とされます。

そのような場合、売却する際の査定額に大きく影響し、中古車販売店やディーラー高値で引き取ってもらうことは困難でしょう。その際は、事故車でも高額査定が期待できる廃車王にぜひ一度ご相談ください。