廃車手続きに必要な委任状とは？疑問点を解決！

廃車手続きは委任状を準備すれば自分以外の誰かに代行してもらうことができます。

廃車手続きに必要な委任状はネットで簡単にダウンロード可能なので、仕事が忙しく時間が取れない場合などでも安心です。

今回の記事は、廃車手続きを自分で行うのが面倒な人に参考にしていただければと思います。

 

廃車手続きに必要な委任状とは？

そもそも委任状とは何かというと、申請者本人が何かしらの事情により手続きを行えない場合に、代理人を指定して権限を委ねることを示す書類で、これがあれば代理人でも手続きを行うことが可能となります。

 

廃車手続きの流れを簡単にご紹介！

廃車手続きには「一時抹消登録」「永久抹消登録」といった2つの手続きがあります。一時抹消登録は一時的に車籍を抹消する手続きのことで、これを行うことで乗らない間の自動車税の課税を回避でき、再登録を行うことで再び車に乗ることも可能です。

これに対して永久抹消登録は二度と乗らない車の車籍を完全に抹消することで、再度この車で公道を走ることはできません。

「一時抹消登録」と「永久抹消登録」に必要な書類と手続きの流れを簡単にご紹介いたします。

 

一時抹消登録に必要な書類は以下の通りです。

・所有者の印鑑証明書
・委任状
・車検証
・ナンバープレート（前後2枚）
・手数料納付書
・一時抹消登録申請書
・自動車税・自動車取得税申告書

一時抹消登録の手続きの流れは以下の通りです。

①登録手数料を支払う（印紙の購入）
②ナンバープレート2枚を返却する
③運輸支局窓口に書類を提出する
④登録識別情報通知書の交付を受ける

※一時抹消登録の手続きが終わると渡される「登録識別情報等通知書」は再登録の手続きの際に必要なので、なくさないように注意する。

 

永久抹消登録に必要な書類は以下の通りです。

・所有者の印鑑証明書
・委任状
・車検証
・ナンバープレート（前後2枚）
・「移動報告番号」と「解体報告記録が行われた日」を記したメモ
・手数料納付書
・永久登録抹消登録申請書

永久抹消登録の手続きの流れは以下の通りです。

①運輸支局で用紙を受け取り・作成
②窓口に必要書類を提出

 

委任状の入手方法と書き方

委任状は廃車手続きを行う運輸支局や陸運局でももちろん入手可能ですが、ネット上で簡単にダウンロードすることもできます。自宅にプリンターがない人はUSBなどにデータを保存してコンビニのプリンターを利用するという方法もありますよ。

委任状を書く上で気をつけたいポイントは以下の通りです。

・委任する人とされる人（車の所有者と代理人）これら両者の直筆署名が必要
・委任状を書く前に必要書類を揃えておく
・消えないもので書く＆修正ペンはNG

 

廃車買取業者に依頼する際にも委任状が必要？

ここまでは家族や友人などを代理人として立てることを想定してお話してきましたが、永久抹消登録の場合は廃車買取業者に廃車手続きを代行してもらうことも可能です。この際にも委任状が必要となりますが、更に「譲渡証明書」という書類も必要となる場合もあります。

これは車の名義変更に必要な書類で、廃車手続きにおいては「車の所有者本人の意向の元で代理人（業者）が廃車手続きを行っている」ということの証明になります。

いずれにせよ廃車買取業者に依頼する場合は、依頼したら指示に従い書類を準備して待つだけでOKなので簡単です。指示通りしっかりと書類を準備しましょう。

いかがでしたか？廃車手続きは運輸支局で行うため、どうしても時間の縛りがありますが、委任状を持って誰かに代行してもらうことができるなら助かりますよね。

書類の不備で代理人に手間をかけさせないためにも、しっかりと準備＆連携を取れるように気をつけましょう。