自動車税の滞納で発生するリスクとは?対処法をご紹介
車の基礎知識無理な営業は一切いたしません!
お電話で売りたい車の
価格をすぐ確認!
【受付時間】9:00〜22:00 年中無休
自動車税の滞納で発生するリスクとは、延滞金が発生するなどの金銭面でのリスクに加えて、車検を受けることができなくなくなったり、未納期間によっては廃車にできないといったことも挙げられます。
そこで今回は、自動車税を滞納してしまった場合のリスクや対処法などについてご紹介していきたいと思います。
目次
自動車税とは?
自動車税とは、毎年4月1日時点の車の所有者に課される税金で、1年分の支払い義務が発生します。多くの都道府県では5月中に納付書が届き、5月末の納付期限までに支払わなければなりません。
自動車税は金融機関やコンビニなどで支払うことができ、最近ではスマートフォンアプリなどの電子決済での支払いも可能な自治体も増えてきています。
ちなみに、自動車税の金額は自動車の排気量に応じて設定されます。エンジン排気量が0.5ℓ増えるにしたがって、累進的に上乗せされていく仕組みとなっているのです。
自動車税を滞納したらどうなる?
自動車税を滞納すると、次のようなリスクが発生します。
車検を受けられなくなる
車検を受けるには、自動車税の支払いが完了していることを証明する「自動車税納付証明書」が必要です。つまり、自動車税を滞納すると、車検を受けることができなくなってしまうのです。
もちろん、車検を受けずに公道を走ることは違反となり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。加えて、交通違反点数が6点加算されますので、免許停止となります。
延滞金が発生する
自動車税を滞納すると、当然延滞金が発生します。
延滞金は日割りで算出され、1,000円を超えると支払い義務が生じるのです。
自動車税の延滞金の利率は、次のように日数が経過するほど高くなります。
・納期限の翌日から1か月を経過するまで:2.6%
・納期限の1か月を経過した日以降:8.9%
資産を差し押さえされる
自動車税を滞納し、督促状が届いても支払わない場合、預貯金や給与などの財産を差し押さえられる可能性があります。
預貯金や給与から支払いができない場合には、車などの財産まで差し押さえられてしまいます。
自動車税を滞納した場合の差し押さえまでの流れ
5月末の納付期限までに支払わなければ、次のような流れで資産を差し押さえされます。
1.督促状が届く
納付期限が過ぎても自動車税を支払わない場合は、20日以内に1回目の督促状が届き、それでも支払わなかった場合には、9月中旬ごろに2回目の督促状が届きます。
2.催告書が届く
督促状を無視していると、延滞金が加算された催告書が届きます。
催告書には、「納付しない場合は財産を差し押さえる」などの具体的な内容が記載されています。
3.財産の差し押さえ予告通知書が届く
催告状を無視し続けていると、差し押さえに移る最終通告である「差し押さえ予告通知書」が届きます。
差し押さえ予告通知書には、「〇月〇日までに納付しなければ財産を調査し差し押さえを実行します」といった内容が記載されています。
4.財産が差し押さえされる
差し押さえ予告通知書を無視し、自動車税や追徴税の支払い、役所の窓口への相談もしなければ、いよいよ財産の差し押さえが実行されます。
財産の差し押さえが実行されると、差し押さえされる日にちや差し押さえされる財産の内容が記載された「差し押さえ調書」が届きます。
自動車税を滞納した場合の対処法
自動車税を滞納すると、それに伴い様々なリスクが発生しますので、早急に対応することが大切です。
自動車税の滞納に気づいたら早急に支払いする
自動車税の滞納してしまったら、早急に支払いましょう。
滞納している場合の自動車税の支払い方法は、納付期限内、納付期限外、督促状が届いている状態で異なります。
納付期限内である場合には、期限内にコンビニで支払えば問題ありません。
しかし、納付期限を過ぎてしまった場合は、納付書に記載されている連絡先に連絡し、納付書の再送を依頼するのが一般的です。
そして、督促状が届いている場合は、自治体の自動車税事務所や税事務所、督促状を取り扱っている金融機関にて支払うことになります。
自動車税を滞納した車の廃車
自動車税を滞納していても、廃車にすることは可能です。しかし、納税義務は残ったままですので、未納分の税金は納める必要があることを覚えておきましょう。
また、未納期間が2年以上になると、嘱託保存という措置が取られ、税務署に車を差し押さえられた状態になるため、所有者の意思で廃車にすることはできません。
自動車税の納付書が届いたら、早めに納税することをお勧めします。
支払いが難しい場合は相談を
自動車税の支払いが難しい場合には、都道府県納税事務所または自治体の税務課に速やかに相談しましょう。窓口に相談することで、分割納付などの別の納付方法を提示してくれる場合もあります。
まとめ
今回は、自動車税を滞納してしまった場合のリスクや対処法などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
自動車税の納付書が届いたら速やかに支払うことが一番ですが、ついうっかり忘れてしまったり、失業中などといったやむを得ない理由で支払いが難しいこともあるかもしれません。
いずれにしても、大きな問題に発展させないためには、早めに対処することが大切です。