車のボンネットが熱いと感じたらオーバーヒートを疑え!原因と対処法とは?
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車のボンネットが熱いと感じたことはありませんか?車のボンネットが熱くなるのは、何らかの不具合によって車のエンジンが正常値を超えてしまい、過剰に熱くなってしまうオーバーヒートが原因です。
今回は、オーバーヒートが生じる原因や対処法、修理費用についてもご紹介していきます。
目次
【車のボンネットが熱い!】オーバーヒートとは?
車のボンネットが熱いと感じた時、まずはオーバーヒートを疑ってみてください。オーバーヒートとは、車のエンジン本体が熱くなりすぎる症状のことです。エンジン本体が熱いと言っても、直接測ることはできませんので、この場合、冷却水の温度から判断します。
オーバーヒートが起きてもそのままにしておけば、最悪の場合エンジンオイルが高熱になりすぎて使い物にならなくなったり、シリンダーガスケットが破損したり、エンジン本体が焼き付いて壊れてしまうなど、取り返しのつかない重大な故障につながってしまいます。
関連記事【車のボンネットが熱い!】オーバーヒートが起こる原因
オーバーヒートが起こる原因としてよく見られる症状は、冷却システムの不具合です。ただ、冷却システムといっても、さまざまなパーツが組み合わされて作られているため、1つ1つ原因を診断していく必要があります。
冷却システムの不具合によるもの
冷却水(クーラント)の不具合
メンテナンス不足による冷却水の不足に対しては、補充するだけで済みます。ただし、ラジエーターホースやウォーターポンプの装置の故障が原因で冷却水が不足している場合は、修理が必要です。
サーモスタットの不具合
冷却水の温度を適温に維持するためのサーモスタットは、劣化するとバルブの開閉に不具合が生じ、温度を上昇させてしまいます。交換費用は新品でも1万円程です。
ラジエーターの不具合
エンジン冷却のための装置であるラジエーターは、本体はもちろんのこと、キャップの劣化やホースの破損もオーバーヒートの原因となります。また、雪やビニールなどで装置を塞いでしまっている場合にも、オーバーヒートが起きてしまうことも。車のボンネットを開けた時に確認しておくと良いでしょう。
ウォーターポンプの不具合
冷却水循環のためのウォーターポンプは、経年劣化やサビによって不具合が生じることがあります。
冷却用電動ファンの不具合
車の渋滞や長時間の低速走行時には、ラジエーターが効果的に作動しにくくなります。そんな時に活躍するのが冷却用電動ファンです。ファンが故障してしまうと、アイドリング中にオーバーヒートを起こしエンジンが停止してしまいます。基本的には交換という形になります。
それ以外の不具合によるもの
潤滑システムの故障
エンジンオイルの劣化が進むことによる、摩擦・焼き付きの増加、サビの発生でエンジン冷却に異常が発生することも。定期的にエンジンオイルを交換することが大切です。
関連記事【車のボンネットが熱い!】オーバーヒート時の対処方法
1.安全な場所に車を停車させる
2.アイドリングした状態で水温を確認する
3.車のボンネットを開けて熱くなったエンジンを風で冷やす
4.ラジエーターなどを確認しておく
5.ロードサービスや自動車保険のサービスに連絡する
【車のボンネットが熱い!】オーバーヒートの修理費用は?
修理・交換箇所 | 修理代の目安 |
冷却水(クーラント)の補充 | ¥1,000~¥3,000 |
ラジエーターの交換 | ¥20,000~¥80,000 |
ラジエーターホースの交換 | ¥10,000~¥20,000 |
ラジエーター部品の交換 | ¥20,000~¥50,000 |
ウォーターポンプの交換 | ¥60,000~¥70,000 |
サーモスタットの交換 | ¥6,000~¥15,000 |
冷却用電動ファンの交換 | ¥20,000~¥100,000 |
エンジンオイルの交換 | ¥1,000~¥4,000 |
まとめ
車のボンネットが熱いと感じたら、まずはオーバーヒートを疑いましょう。
オーバーヒートは修理だけで問題なく走行できる場合もありますが、一つ直してもまた別のところが故障してしまうということも。こうした場合には、買取額がほとんどつかないこともあるため、廃車にしてしまうのも一つの手段です。