「新車」、「中古車」乗りつぶすまで長く乗った方が得?
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車に乗っていると、買い替えずに「長く乗りつぶすまで乗る」のか、それとも「買い替えるのか」と悩まれることもあるでしょう。新車の場合と中古車の場合で「乗りつぶす」まで乗るとはどういうことか?どの位長く乗るのが得なのか?を解説いたします。
車を乗りつぶすって、どういうこと?
「車を乗りつぶす」というと、物理的に動かなくなるまで乗るイメージをする方もいると思います。けれども、一般的には車を乗りつぶすという時は、経済的に車自体の価値が少なくなる時期まで乗ることを指します。
現在の日本車は性能が向上しているため、交換・修理に多額の費用がかかる重要な部品はそう簡単に壊れたり劣化したりしないので、多くの車が10年以上乗り続けることができる作りになっています。
20年以上でも、しっかりしたメンテナンスをしている車であれば問題なく走っている車も珍しくありません。
ですが、一般的には車に故障がなく、安全に走れるのは「10年、10万キロ」が一つの目安と言われています。
では、経済的な面での乗りつぶしはというと、一般的に5年を経過した車両は買取価格が下がる可能性が高くなります。
さらに、「10年、10万キロ」を経過した車は、車本体の市場価値が0円となり、下取りで値が付かず、引き取ってもらうのに逆にお金がかかってしまうことがほとんどなのです。
このようなことから、下取りの価格がつかなくなった車は「乗りつぶした」と言われるのですが、それでも乗り続けたいと思うのであれば、修理し続けてずっと乗っていくこともできます。
車のトータルコストを安く抑えたいならば、頻繁に乗り換えることはせず一台の車にできるだけ長く乗るのがおすすめです。特に、消耗品を交換すれば走れるという場合は、乗り潰した方がトータルコストを安く抑えられます。
新車を乗りつぶす
一般的に新車は、3年目や5年目、7年目、13年目に乗り換えを検討するタイミングとなります。車検を迎える前にということです。このうち、「乗りつぶし」に当たるのは7年目以降です。
◎7年目
7年目は、3回目の車検のタイミングです。
新車購入から7年が過ぎてしまうと、車の売却価格が大きく下がってしまいます。また、7年目となると、消耗品の交換だけではなく、様々な部分で経年劣化を感じられるようになってくる時期です。
ここが少しでも高く売却するか、メンテナンスをしながら乗りつぶすか判断する最後のタイミングといえます。
◎9年目
かつて、車の寿命は「10年、10万キロ」と言われていました。今でも、実際に10万kmを超えると売却価格が大幅に下落します。
部品の交換などの頻度もどんどんと増してくる時期です。
走行距離が10万キロを超えている場合は「乗りつぶした車」と判断をされるようになります。
◎13年目
環境への負荷ということから、新車登録から13年目に「自動車税」と「自動車重量税」の税額が上がります。(ディーゼル車の場合は11年、ガソリン車の場合は13年を超えた場合、自動車税が15%重課されます。重量税は、18年を経過すると、さらに支払う金額が増加します。)
また13年目を超えてくると、車の燃費が悪くなったり、部品の供給が難しくなってきて、修理や維持にお金がかかってしまいます。
中古車を乗りつぶす
最も経済的なコストがお得なのが、程度のいい中古車を安く買って、長く乗りつぶすことです。
乗る人数やライフスタイルが変わらないのであれば、一台の車を乗り潰した方が車両代金を安く抑えることができます。
中古車を買ってから次へ乗り換えるタイミングは、新車の場合を参考に、その車が新車登録されて何年目なのかを調べて検討してみてください。