1. 廃車買取りの廃車王
  2. 廃車王のお役立ち情報
  3. 廃車のQ&A
  4. 火災にあった車は引き取ってもらえますか?

火災にあった車は引き取ってもらえますか?

お隣の家で火事がありました。
周辺住民や家自体には大きな被害はなかったのですが、うちの車の上に、燃えている建物の一部が落ちてきて車が燃えてしまいました。
火元はお隣の2階にあった石油ストーブだったらしく、あっという間に火が大きくなって、車を避難させる暇がありませんでした。

燃えたのは上半分くらいで、外装だけ見るとツートンカラーみたいになっています。
ただ、落ちてきた時の衝撃だと思いますが天井はひしゃげていて、割れた窓などから炎が車内に入り込んだらしく、シートは原型を留めていません。

廃車にするしかないのですが、こんな車でも引き取ってもらえるのでしょうか?
タイヤもパンク(熱のせいでしょうか)していて、ススや熱のせいで他の部分も使えるとは思えないしゴミ同然かなと思うので、断られたりするのでしょうか…。

自分のせいではない、もらい火での車両損傷。
しかし、残念ながら火元の方に損害賠償請求をすることはできません。
交通事故などの場合は相手の保険から補償を受けられますが、火災の場合はちょっと特殊で、重大な過失による火災でない場合は損害賠償責任を問われないことになっています。
これは失火責任法によるもので、今回のような車だけでなく、もらい火で家が全焼したというような場合でも、損害賠償責任を問うことができないのです。

どんなに自分が注意していても避けられない災害に備えるためには、家財に火災保険をかけるように、車には車両保険をかけておくことです。車両保険に加入していれば、火災だけでなく盗難や洪水などの被害にあっても、保険金を受け取ることができます。

修理した車は、『修復歴車』となります。

ご質問者さんのお車の状況ですが、シートやタイヤなどの交換費用も考えると、修理費で車が買えそうに思えます。
たとえ修理したとしても、天井に損傷を受けた車は『修復歴車』となり、下取りの際に価格がつきにくくなってしまいます。やはり廃車にするしかないようですね。

廃車買取業者は、買い取った車を解体し、使えるパーツは中古部品として販売、その他の部分はアルミや鉄などのリサイクル資源として活用しています。
そのため、火災で使えるパーツが少ないというのは、高価買取りのためのマイナス要因になってしまいます。しかし、どちらにしても解体して廃車にしなくてはいけないのですから、査定してみてはいかがでしょう。

時々、自宅の敷地内に動かなくなった車を放置しているというお話も耳にしますが、廃車手続きを行わないと、自動車税を支払い続けなくてはなりませんので、あまり得策とはいえませんね。

廃車買取業者以外にも、車屋さんやディーラーに相談することもできますが、中古車としての価値は無いため、廃車に手数料がかかると言われたり、断られる可能性は高くなります。
査定無料の廃車買取業者に依頼してみてはいかがでしょう。