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ローンで買った車の処分について

ホンダのNBOXに乗っていました。先日、自損事故を起こしてしまい、損傷が激しく、修理金額を考えると廃車も検討しております。
車の状態として、車の前面および、左側面が全体的に傷が入って、左側面のガラスは2枚とも割れて無くなった状態です。
また、エンジンはかからず、走行はできないような状態です。
ローンで購入しているため、支払いが数回残っている状況ですが、修理ではなく廃車にして中古車を購入した方が良いでしょうか。

修理か廃車かを決めるポイントと、廃車にする場合に必要な手続きを教えてほしいです。できるだけお金のかからないようにしたいです。

事故車を修理するか、廃車にするか。

決めるポイントはひとつではなく、相対的に見てどちらを選ぶかということになります。

まず一番基本になることは、修理代にいくらかかるかということです。車屋さんに持ち込むことはできないため、電話で状況を説明し、ざっくりの費用感だけでも知っておく必要があります。

次にその費用を何で支払うかを考えます。

自分の貯金で支払うのか、それとも自動車保険を使って修理するのか。自動車保険を使う場合は、おりる保険料と修理費の差額を考えます。
また、保険を使うと必然的に等級が下がります。等級が下がると保険料が高くなりますので、少し長い目でみると保険を使わない方が良い場合もあるのです。
このあたりの判断が難しいのですが、しっかりと金額を明らかにして検討されることをお勧めします。

また、修理が必要な場所も重要なポイントです。
ガラスなどは交換一択ですが、エンジンの故障については、修理か載せ換えるのかでも金額が大きく違ってくることでしょう。一度修理した個所でも、隠れたダメージにより再び不具合が起こる可能性もあります。
修復歴がつくかどうか、車屋さんに聞いてみるのが良いでしょう。

修復歴とは、車の骨格部分に損傷が及んでいる車で、修復歴のついている車は中古車としての価値が大きく損なわれます。
中古車として販売されたときに修復歴がついていると嫌われる傾向にあるため、売れにくく、下取り査定時に金額がつきにくい車となります。
修理して乗れなくはないけれど、次に車を買い換えるときの下取りは期待しないという覚悟が必要かもしれません。

さらに、ローンが残っているということで、修理して乗り続ける場合は問題ありませんが、廃車にするにはローンを完済しなくてはなりません。
車の所有権がご質問者さまであれば、ローンが残ったままでも廃車にすることはできるのですが、ローンで購入した車は大抵の場合、車検証の所有者欄はローン会社やディーラー名になっています。所有者が本人以外の場合には、所有者の承認が必要であり、ローン会社やディーラーの場合には、所有権解除が必要となるのです。

所有権を解除してもらうには、ローンを完済することが一番ですから、残債額も検討項目に入ることになります。

もうひとつ、廃車買取業者にも査定してもらいましょう。

廃車は自分で手続きするのが一番安いと思っていませんか?

実は廃車買取業者に依頼すると、廃車を買い取ってくれて、廃車手続きも無料で代行してくれるので、一番オトクなのです。
中古車査定で0円の車でも買い取ってくれるので、廃車買取業者の査定額も忘れずにチェックしておきましょう。

こうすれば良い!というような簡単な答えはなく、上記のような様々な状況を考えた上で、よりベターな選択をされることをお勧めします。