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廃車する予定の車を譲ってもらう方法とは?手続き方法と注意点について

廃車する予定の車を譲ってもらうには、所有者の変更や自賠責保険への加入などの手続きが必要です。知人などから譲ってもらうことができれば、経済的な負担を抑えることができますが、その反面、注意するべきことも知っておきましょう。

そこで今回は、廃車予定の車を譲ってもらう方法と、必要な手続きなどについてご紹介していきたいと思います。

 

廃車とは?

そもそも廃車とは、車籍を抹消して公道を走行できなくするための手続きのことを言います。

廃車には、一時的に車籍を抹消する「一時抹消登録」と、再使用することのない場合に行う「永久抹消登録」の2つの種類があります。

永久抹消登録を行うと再登録することはできず、二度と公道を走ることはできません。

しかし、一時抹消登録であれば、車籍を一時的に消去するだけで解体の必要もないため、再登録することで再び公道を走ることができるのです。

 

廃車予定の車を譲ってもらう方法

廃車予定の車を譲ってもらうには、所有者の変更や自賠責保険の申し込みなどの手続きが必要です。

所有者の変更

所有者の変更をするには、運輸局に出向いて車の所有者移転手続きを行う必要があります。

準備する書類は、それぞれ次の通りです。

◆旧所有者
・車検証
・印鑑登録証明書
・譲渡証明書

◆新所有者
・印鑑登録証明書
・車庫証明書

車庫証明書とは、車の保管場所を確保していることを証明する書類のことです。車庫証明書は、車を保管する場所(車庫など)の住所を管轄している警察署に申請すると、交付を受けることができます。

 

自賠責保険の申し込み

廃車予定の車を譲ってもらう際は、自賠責保険への加入申し込みも必要です。

自賠責保険は強制加入の保険ですので、加入していなければ法律違反となってしまうのです。知人などから譲ってもらう場合は忘れてしまう可能性がありますので、くれぐれも注意しましょう。

 

廃車する予定の車を譲ってもらう際の注意点

廃車する予定の車を知人などから譲ってもらう場合、次のような注意点があります。

様々な手続きが必要

上記でお伝えしたように、知人などから廃車予定の車を譲ってもらうためには、様々な手続きを自分で行なう必要があります。

もし、手続きをしていなかったりミスがあると、自動車税の請求などが元の所有者に届いてしまうなどのトラブルに発展してしまう場合もあるのです。

 

維持費がかかる

廃車予定の車を譲ってもらうことができれば、取得の際の費用を抑えることにはなりますが、年式が古かったり走行距離が長い車の場合は劣化が進んでいる可能性が高いため、修理やパーツの交換に費用がかかってしまうことが予想されます。

また、製造から13年を超えている車は自動車税と重量税が高くなりますので、税金面でも維持費が高くなってしまうことも知っておきましょう。

 

まとめ

今回は、廃車予定の車を譲ってもらう方法と、必要な手続きなどについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

知り合いなどから廃車予定の車を譲ってもらうことは、一見すると経済的ですが、様々な注意点があることも知った上で検討してみましょう。