スクラップした車の買取相場とは？廃車＝スクラップではない？お得に車を手放す方法！

車を処分する方法のひとつにスクラップがあります。不要な車をスクラップすれば、自動車税や駐車場代などの出費の軽減が可能です。スクラップを検討している方の中には、処分時の買取相場の目安を確かめておきたいという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、スクラップした車の買取相場についてご紹介します。車の処分を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

廃車とスクラップは似ているようで違うもの

スクラップと廃車は車を処分するというように目的が似ている言葉ですが、それぞれの意味は異なります。スクラップは廃車手続きにおける工程のひとつです。車を手放すにはスクラップだけでは不十分で、廃車手続きを済ませる必要があります。

まずは、スクラップと廃車の違いについて確認してみましょう。

廃車の特徴

廃車とは、車を処分する際の事務的な手続きのことです。廃車の手続きには、一時抹消手続きと永久抹消手続きの2種類があります。

一時抹消手続きとは、一時的に使用を中止するための手続きです。例えば長期入院や海外赴任など、特殊な事情がある場合に行います。一方で永久抹消手続きとは、完全に使用を中止し、二度と同じ車に乗ることがない手続きです。

手続き自体は個人でも行えますが、手間なく手続きを行いたいときは業者へ代行を依頼すると良いでしょう。廃車手続きは廃車買取業者をはじめ、さまざまな業者で依頼できます。

スクラップの特徴

スクラップには解体という意味があります。2005年に施行された自動車リサイクル法により、解体に加えて部品や素材の分別が義務付けられました。

はじめに処分予定の車を解体工場へ持ち込み、パーツや部品などを取り出します。次にエアバッグやフロン類など、自動車リサイクル法で義務付けられたパーツの取り外し作業です。最後に専用のシュレッダーを使用して、細かく粉砕します。

粉砕して塊にした鉄などは資源として再利用されるため、廃車をお金に変えるときは資源やリサイクルパーツがいくらで売れるのかがポイントとなります。

スクラップした鉄の買取相場とは？

車の製造では1tくらいの車に対して約500kgの鉄が使用されています。車両の多くは金属でできているため、鉄などの資源としてリサイクルが可能です。2023年12月時点における鉄スクラップの価格は、1tあたりで4万5,500円~5万2,000円となっています。

ちなみにですが、車1台の重量は普通車で約750kg、軽自動車で400kgです。使用済みの車を廃車した場合、鉄スクラップだけでも単純に計算して普通車で約1万7,000円~1万9,500円、軽自動車で約9,000円~1万500円の価値はあると考えられるでしょう。

車のスクラップを検討すべきタイミングとは？

車を手放すときの主な選択肢は、スクラップと中古車買取の2つです。中古車として利用価値がある場合には、中古車買取をすると高値がつく可能性があります。中古車としての価値がない場合は、スクラップの対象です。

ここでは、スクラップを検討した方が良い3つのタイミングを紹介します。

事故に遭遇して修理できなくなったとき

追突事故や衝突事故で損傷した場合、スクラップによる処分が適しているでしょう。大破した車を修理するには、部品の交換や修理が必要です。事故の状況によっては、自動車保険を適用できます。

ただし、修理費用が車の価値を上回る場合は、修理よりも買い替えが得策です。大破した車は、構造や機能にダメージが及んでいる可能性があります。フレームの損傷などで安全性に問題がある場合は、修理するよりもスクラップにする方が適切でしょう。

故障で走行不能に陥ったとき

事故や故障で走行不能になった場合、高額な修理費用が予想されます。エンジンの故障については乗せ替えが必要になり、高額な費用がかかるでしょう。エンジンの載せ替えの費用は50万円~が目安です。輸入車や高級車の場合には、さらに費用がかかるでしょう。

エンジンに問題のある場合は走行不能となるため、車としての利用ができません。買取や下取りを依頼しても、価格がつきにくい傾向にあります。

車の価値が失われたとき

年式の古い車や走行距離の多い車は、中古車市場での需要が低い傾向にあります。車の購入を希望するユーザーは年式が新しく走行距離の少ない車を好むからです。

加えて、年式の古い車や走行距離の多い車は、故障のリスクが潜んでいます。価格がつかない場合、買取や下取りもスクラップによる廃車がおすすめです。

一方で、名車に分類される車については、買取による廃車をおすすめします。クラシックカーやビンテージカーに当てはまる車の場合、専門店に相談すれば高価買取を期待できるでしょう。

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スクラップが必要な車も廃車買取なら値段がつく！

車をスクラップする際は、資源としての価値で買取が行われても車の処分費用がかかるため、総合的に見ると出費が生まれるように思うかもしれません。

しかし近年は、車の処分にかかる廃車手続きを無料対応する廃車買取業者が登場しています。では、廃車買取業者はどのように収益化を行い、廃車の買取を実現しているのでしょうか。

中古パーツとして再販できる

廃車買取は、買取後に解体した車両から使用可能なパーツを取り出し、リサイクルすることで収益を生み出しています。

このようなパーツは新品のパーツと比べて安いことから整備コストを抑えたい方や、生産終了を迎えて手に入りにくくなったパーツを探している方の需要に応える役割があります。そのため、廃車扱いの不動車や故障車でも、廃車買取が目指せるのです。

素材として価値を見いだせる

パーツが取れないような状態の車でも鉄などの金属資源であるため、どのような廃車でも価値を生み出すことが可能です。車の製造では鉄をはじめ、ステンレス・銅・アルミニウムなどの金属が使われており、貴重な資源として再販売されています。

廃車買取業者は廃車を収益化するために、さまざまな再利用できるルートを確保しているのが特徴です。車のスクラップや処分を検討しているときは、廃車買取をおすすめします。

廃車のスクラップを検討するときのポイント

車をスクラップする際には、法的な要件や業者の選定に関する注意が必要です。確認せずに進めてしまうと、法律違反や廃車費用の発生などのトラブルに発展する可能性があります。

所有している車のスクラップを検討する際には、依頼先などをチェックしておきましょう。ここでは、廃車のスクラップを検討する際のポイントを紹介します。

直接スクラップ工場へは持ち込めない

スクラップを検討する際に、処分する車を直接スクラップ工場へ持ち込みたいと考える方もいるでしょう。廃車時は車を解体してパーツを取り出す解体工場と、残った車体などの金属を裁断して鉄の塊にするスクラップ工場があります。

これらの工場の多くは、ディーラーや中古車販売店などからの受け入れのみに対応している傾向があり、個人での解体手続きを依頼しても断られる可能性が高いでしょう。

また、工場を利用しない個人による車の解体は違法です。保管や運搬方法に関するルールが設けられており、違反した場合には罰則や罰金の対象になります。

廃車を手放すなら廃車買取業者がおすすめ

車の処分を検討している場合には、廃車買取業者の利用がおすすめです。廃車買取業者は、解体した車のパーツや金属素材を再販して利益を上げており、車としての価値がない場合でも買取してもらえます。積載車を所有している廃車買取業者であれば、引き取りから廃車の事務手続きまでを一貫して代行してもらえるので便利です。

中古車販売店やディーラーでも、廃車の引き取りを行っている場合があります。ただし、中古車販売店やディーラーでは再販可能な車の買取がメインです。

不動車や故障車については買取価格がつかなかったり、廃車手続きの費用を取られたりする可能性があることを考慮しておくと良いでしょう。

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スクラップになりそうな廃車を買取依頼するときの値段の目安とは？

車の買取査定を受けるときは、事前にある程度の買取相場を把握しておくと、買取時のイメージがしやすくなります。車の査定額は車種・グレード・年式・走行距離・コンディションなど、さまざまな要因で変動します。

ここでは一例として、廃車王の過去の買取実績から不動車や低年式車の買取相場をご紹介します。

不動車の買取相場

2024年1月時点における廃車王での不動車の買取実績は以下の表の通りです。なお、買取価格は依頼した地域、依頼した店舗、買取のタイミングなどの要因で異なります。

車種	年式	走行距離	店舗	買取価格
トヨタ クラウン	平成9年式（1997年式）	4万1km	愛媛県今治店	4万円
ダッジ ダッジ・ラムバン	平成9年式（1997年式）	不明	千葉県船橋店	5万5,000円
スズキ ワゴンR	平成22年式（2010年式）	10万1km	愛知県岡崎店	2万円
スズキ ワゴンR	平成17年式（2005年式）	10万1km	兵庫県姫路店	1万円
トヨタ イスト	平成14年式（2002年式）	20万1km	兵庫県姫路店	2万5,000円

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低年式車の買取相場

2024年1月時点における廃車王での低年式車の買取実績は以下の表の通りです。なお、買取価格は地域、依頼した店舗、買取のタイミングなどの要因で異なります。

車種	年式	走行距離	店舗	買取価格
トヨタ カローラ	平成7年式（1995年式）	不明	東京都大田店	1万円
ホンダ アクティトラック	平成16年式（2004年式）	10万1km	岡山県岡山店	2万4,000円
マツダ ボンゴトラック	平成8年式（1996年式）	10万1km	愛媛県今治店	5万円
BMW BMW3シリーズ	平成11年式（1999年式）	不明	東京調布店	2万8,000円
ホンダ ライフ	平成18年式（2006年式）	7万1km	新潟北店	2万5,000円

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廃車の買取は廃車王にお任せ！

スクラップしたい車の処分方法は、選択によって手間も費用も変化します。廃車買取の廃車王では、事故車・水没車・不動車など車両の状態に関わらずどのような車でも買取を行っています。

廃車王は自動車リサイクル業界で国内唯一の「経済産業大臣の認可を受けた事業協同組合」が運営しています。0円以上の高価買取と3つの無料により、廃車しやすい環境をご用意していますので、お気軽にご相談ください。

廃車時にうれしい3つの無料と高価買取

廃車王はお客さまから廃車を買取し、解体後のリサイクルパーツを再販売することで収益を生み出しています。

150店舗ある廃車王の組合員により、一連の流れを自社対応して多くの利益を確保できる仕組みです。生み出した利益を廃車の買取価格へ還元しているため、廃車の高価買取が実現しています。

また、廃車のご相談がしやすくなるように、廃車王では3つの無料を掲げています。廃車時にかかる廃車手続きの無料、ご相談を取りやめる際のキャンセル手数料の無料、廃車引き取りの原則無料です。

廃車の引き取りは多くの場所で無料対応していますが、積載車が入れない場合はお断りさせていただく場合があるため原則と表現しています。動かない車でも引き取りを行っておりますので、お気軽にご相談ください。

Webや電話による無料査定を実施

廃車王では公式Webサイトでの無料査定に対応しており、売却を予定している車に関する情報を入力し、お客さま情報を入力するだけで申し込みが可能です。入力は約20秒ほどなので、気になったときにすぐお申し込みいただけます。

加えて、電話やLINEでも査定の申し込みができます。電話での査定は年中無休で受け付けており、土日や休日にも対応可能です。LINEではリアルタイム査定に対応しており、査定対応時間内に廃車予定の車の情報を送るだけでお申し込みいただけます。

廃車のスクラップに関するよくある質問

スクラップしたい車の買取は、査定額がつくケースもあれば処分費用が請求されるケースもあります。ここでは、廃車のスクラップに関するよくある質問をご紹介します。

鉄スクラップの買取相場はどのくらい？

鉄のスクラップの相場は、1tあたり4万5,500円~5万2,000円が目安です。ただし、鉄の価格はさまざまな要因で変動します。（2023年12月時点の相場状況です）

車のスクラップは自分でできる？

解体業者に依頼すれば個人でのスクラップは可能です。ただし、個人での依頼に対応していない工場では断られる可能性があります。

まとめ

車を手放すときは、スクラップする廃車が選択肢のひとつです。車の製造には金属が使用されており、不動車や故障車でも買取してもらえます。中古車としての価値が生み出せない車の買取を検討する際には、廃車買取業者を利用するとお得に車を処分できるでしょう。

買取先にお悩みの方はぜひ廃車王にご相談ください。廃車王では3つの無料と高価買取を掲げ、廃車時の一貫したサポートを行っています。