7万キロ走行の中古車を狙う時に注意すべきポイント

2021年12月10日 廃車のQ&A

7万キロ走行の中古車は、供給量が多いために中古車市場では探しやすく、安く購入ができます。安全で良質な状態の車を選びやすいといえるでしょう。

7万キロの車を狙う時のポイントや注意点についてお伝えいたします。

 

中古車市場における7万キロの中古車とは?

「1年1万キロ」が走行距離の目安と言われています。7万キロ走行、7年落ち程度の車両は、状態によって異なりますが、新車価格の半額以下で購入できることもあります。

車の寿命として、昔は「10年10万キロ」と言われていました。

現在の車であれば走行距離が10万キロでも、適切にメンテナンスが行われていれば問題なく走行できます。

ですが、中古車市場においては、現在でも「走行距離5万キロ以上は抵抗がある…」という方も多くいらっしゃいますので、5万キロを超えると中古車の価格は大きく変わります。

7万キロとなると、中古車としてさらに価格が下がってきます。

車を手放すタイミングとしては、車検を迎える前という時が多く、3・5・7年落ちの中古車は在庫が増え、価格が安くなりがちです。

7年落ちの車は、手放すユーザーが多いため、車両状態が良い中古車が見つかりやすく、車種の選択肢が豊富な傾向にあります。

 

7万キロ中古車のねらい目と注意点

7万キロ走行、7年落ちの車は新車価格の半額以下で購入できる可能性が高くなります。この範囲の走行距離であればまだまだ現役の車なので、十分な性能があります。7万キロ中古車のねらい目と注意すべき点のポイントをお伝えします。

◎ねらい目
7万キロ中古車をより安く手に入れようという方は、古いモデルを狙ってみると良いでしょう。

車は、通常は発売から3~5年程度でデザインや性能が一部変更されるマイナーチェンジ、大幅に変更が行われるフルモデルチェンジが5年~7年程度で行われることが多くあります。
新しいバージョンに比べて、値段が下がりますのでねらい目といえます。

◎注意点
1.年数相応の経年劣化はあります
いくら状態が良くても、経年劣化や使用感などが否めません。

2.故障リスクが高くなります
大きな「修復歴」がない限りは特に問題なく乗り続けることができるでしょう。とはいえ、7万キロも乗っている以上、ある程度の故障リスクは考えておく必要があります。

ただし、前の所有者の乗り方やメンテナンス状態によっても、故障リスクは変わります。

3.保証付きの車両を購入しましょう
見た目だけでは車の細部の状態まではわからないため、必ず保証書付きのものを購入してリスク回避するようにしましょう。

4.車を手放す際の売却価値は期待できません
7万キロ以上ある中古車で売却価格がある程度つくのは、人気車種や希少な車種です。それ以外の車は、あまり高額査定を期待しない方が良いかも知れません。

7万キロ以上の中古車は、価格面でメリットがあり、安全な中古車を選ぶことができれば非常にコスパが高いと考えてよいでしょう。

7万㎞の中古車を購入するときは、車両状態をしっかり確認する必要があります。

走行距離や年式だけでなく、購入後の故障リスクを避けるために点検・整備が行き届いている車を選ぶようにしましょう。