ローンが残っている車を廃車するには?一括返済が困難な場合の対処法について

2021年5月12日 廃車の基礎知識

ローンが残っている車を廃車するには、所有者の名義によって、できる場合とできない場合があります。ローンの残りを一括返済できればいいのですが、困難な場合には困ってしまいますよね。

今回は、ローンが残っている車を廃車にする方法についてご紹介していきたいと思います。

 

ローンが残っている車:廃車にできない場合

ローンが残っている車を廃車にできない場合は、次の通りです。

所有者が自分以外

ローンが残っている車を廃車にする際、車の所有者が誰なのかを確認する必要があります。

なぜなら、マイカーローンを使用している場合などは、車の所有者ローン会社やディーラーになっている可能性が高いからです。

車の所有者の確認は、車検証の「所有者の氏名又は名称」を見ればわかります。

自動車税を滞納している

自動車税を滞納している場合も、ローンが残っている車を廃車にすることはできません。

特に、自動車税を2年以上滞納している場合は、嘱託保存という差し押さえの状態になっており、廃車処分する手続きはもちろん、買取してもらうこともできません。

自動車税が未納であるかは、車検に出す際や登録事項証明書を発行することで確認できます。

残っているローンの返済ができない

ローンが残っている場合は、基本的に所有権が自分以外の第三者である可能性が高いので、簡単に廃車にできないでしょう。ローンが残っている車を廃車にするには、ローンを全額返済する必要があるのです。

ただし、事故や災害などによってローンが残っている車を廃車にせざるを得ない場合には、車の所有権者であるローン会社ディーラーに相談するのがおすすめです。

 

ローンが残っている第三者名義の車を廃車にする方法

ローンが残っている第三者名義の車を廃車にする方法は、次の通りです。

ローンを全額一括返済する

基本的には、ローンの残りを一括返済することで所有権を変更できるため、廃車手続きを行うことができます。

車の購入からある程度の年月が経っていれば、ローン残高も減っているため、残りを一括で返済することが可能かもしれません。しかし、購入して間もない場合はローン残高が多く、一括返済が不可能なケースもありますよね。そういった場合であれば、ローンを借り換えしたり、ローン会社やディーラーに相談することで解決できる可能があります。

ローンの借り換えをする

ローンの一括返済が難しい場合は、借り換えすることも選択肢の一つです。ローン返済中でも自分名義にしてくれるローンを選べば、自分の意志で廃車にすることができます。

ローン会社・ディーラーに相談

事故や災害などでローン返済中の車を廃車にせざるを得ない場合は、先ほども触れたようにローン会社やディーラーに相談することで対応してくれるケースも多くあります。

自動車税事務所に相談

ローンの一括返済やローンの借り換えが困難で、ローン会社やディーラーに相談しても応じてもらえない場合には、自動車税事務所に相談することも大切です。なぜなら、廃車同然の状態にもかかわらず廃車にできない場合であっても、自動車税は毎年課せられるからです。

自動車税の支払い義務をストップすれば、その分をローン返済に充てることもできるようになります。

 

まとめ

今回は、ローンが残っている車を廃車にする方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

廃車にするためのカギとなる名義変更が完了したら、手軽かつ高額査定が見込める廃車王にぜひ一度ご相談ください。