車のバッテリー上がりの原因とは?主な症状、対処法について
2021年8月31日 車の基礎知識
車のバッテリー上がりの原因とは、電力の使用量がバッテリーに蓄えられた電力の量を上回ってしまうことにあります。いざ車に乗ろうとしたときに「エンジンがかからない!」なんてことが起こると、あせってしまいますよね。
そこで今回は、車のバッテリー上がりの具体的な原因と対処法などについてご紹介していきたいと思います。
目次
車のバッテリー上がりとは?主な症状
車のバッテリー上がりとは、バッテリーが電力不足の状態となっていることです。車のバッテリー上がりの主な症状としては、
・エンジンが始動しない
・メーターが光らない
・パワーウィンドウ、パワーシートなどの電装品が動かない
といったことが挙げられます。
車のバッテリー上がりの原因
車のバッテリー上がりの原因は、下記のように様々です。思い当たる原因はあるでしょうか?
ライトの消し忘れ
ヘッドライトや室内灯の消し忘れは、バッテリー上がりの原因に。
車のバッテリーは、エンジンが始動している時に発電して充電する仕組みであるため、エンジンが停止している間は発電されません。ライトの点灯はバッテリーの電力を使用しているため、エンジン停止時にライトをつけっぱなしにしておくと、バッテリーの電力がなくなってしまうのです。
半ドアだった
車のドアがしっかりと閉まっておらず「半ドア」のままにすることも、バッテリー上がりを引き起こします。半ドアの状態のままにするということは、室内灯が点灯していることになりますので、長時間放置することでバッテリーの電力がなくなってしまうのです。
停止時のエアコンの使い過ぎ
停止中にエアコンを使いすぎてしまうと、発電できない状態であるにもかかわらず、バッテリーの電力だけをそのまま消費させてしまうことになります。停止した状態でエアコンを長時間使い続けることでバッテリーの電力がなくなり、バッテリー上がりを起こしてしまうのです。
自然放電
バッテリーの電力は、使用していなくても蓄えられた電力が少しずつ自然に減ってしまいます。つまり、運転の頻度が少なかったり運転せずに長期間放置していると充電することができず、自然放電することによってバッテリーが上がってしまうのです。
バッテリー液の不足
バッテリー液が不足していると、内部の極板が露出した状態となってしまいます。その状態で使用し続けていると、バッテリーの劣化が進みやすくなり、その結果バッテリー上がりを引き起こしてしまうのです。
バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は2~3年が目安だとされており、寿命が近づくと発電量が落ちてきてしまいます。バッテリーの寿命が近づくと、バッテリー本体が膨らんだりエンジンを始動させる際にスターターモーターの回転が弱くなるなどの特徴があります。
車のバッテリー上がりの対処方法
車のバッテリーが上がってしまった場合の対処法は、次の通りです。
ロードサービスを呼ぶ
JAFや保険会社のロードサービスに連絡するのが一番確実な方法です。ロードサービスに加入していないと有料となってしまいますので、もしもの時のために加入しておくと安心です。
ジャンプスターターを使用する
自力で対処するのであれば、ジャンプスターターを使用してエンジンの始動を試みましょう。
ジャンプスターターとは、バッテリー上がりを起こした際、エンジンを始動させるために使用するモバイルバッテリーです。最近では軽量のものも多く、価格帯も控えめなものが販売されています。
バッテリーを交換する
バッテリーが寿命を迎えている場合は、バッテリーを交換する必要があります。専門の業者に依頼して、交換してもらいましょう。
車のバッテリー上がりを未然に防ぐには?
車のバッテリー上がりを未然に防ぐには、自然放電を防ぐために定期的に走行したり、定期的にバッテリーを交換するなどのメンテナンスをすることが大切です。同時に、降車する際はライトがオフになっていることをしっかりと確認しましょう。
まとめ
今回は、車のバッテリー上がりの原因と対処法などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?日頃から定期的なメンテナンスを行ったり、定期的に走行することで、車のバッテリー上がりを未然に防ぎましょう。
加えて、万が一の時のためにロードサービスに加入したり、ジャンプスターターを携帯するなど対策しておくと、いざというときに安心ですね。