使わなくなったり古くなったりした使用済みのフォークリフトは、買取による処分が可能です。中古のフォークリフトは安定した需要があることから、フォークリフトの廃棄を検討している方は買取を利用すると良いでしょう。動かなくなった場合も同様に、買取で手放すことが可能かもしれません。

では、フォークリフトを手放す際に、できるだけ高い価格で売却したいときはどんな点を意識すると良いのでしょうか。この記事では、フォークリフトの買取相場や高く売るためのコツについてご紹介します。

フォークリフトの買取相場を重量別にチェック 

フォークリフトの買取相場の特徴のひとつは、重量によって価格が異なることです。一般的に重量のあるフォークリフトは、軽量な種類に比べて高価買取を期待できます。

ただし、1トン未満のフォークリフトについても、メンテナンスが行き届いていれば価格が付きやすくなります。ここでは、フォークリフトの買取相場を重量ごとにまとめました。（2023年10月時点の情報です）

1トン未満フォークリフトの買取相場

1トン未満フォークリフトの特徴は、「フォークリフト運転特別教育」の講習が終了すれば、誰でも操作ができます。

1トン未満フォークリフトは、ホームセンターなどの店舗をはじめ、個人で使用する方もいる種類です。1トン未満のフォークリフトの買取相場を10年未満と10年以上で見ると、それぞれ以下のような価格が目安となっています。

製造年式	買取相場
10年未満	～20万円
10年以上	～10万円

1トン未満フォークリフトの買取相場は約~20万円となっています。

2.5トンフォークリフトのフォークリフトの買取相場

1トン以上のフォークリフトを操作するには、「フォークリフト運転技能講習」を受講してフォークリフト資格を取得する必要があります。

2.5トンフォークリフトは、使用場所として商品や材料を保管している倉庫などが挙げられます。2.5トンフォークリフトの買取相場は以下の通りです。

製造年式	買取相場
10年未満	～100万円
10年以上	～60万円

2.5トンフォークリフトの買取相場は約100万円となっています。フォークリフトの買取相場は、1.5トン以下に比べて2トンを超えると高くなりやすいでしょう。

5トンフォークリフトの買取相場

一般的に3トンまでは小型フォークリフトに分類されますが、それを超える5トンについては中型フォークリフトとして扱われます。

5トン以上のフォークリフトになると、大型のパレットや貨物の運搬が可能です。サイズが大きくなる分使い勝手も広がり、高い棚やコンテナへの積み下ろしにも適しています。5トンフォークリフトの買取相場は以下の通りです。

製造年式	買取相場
10年未満	~250万円
10年以上	~130万円

5トンフォークリフトの買取相場は約250万円となっています。本体のコンディションが良ければ、製造年式の古いフォークリフトでも100万円台の買取が目指せるかもしれません。

10トンフォークリフトの買取相場

10トンのフォークリフトの特徴は、重い荷物でも効果的に移動や運搬ができることです。石材、鉄鋼、港湾荷役など、さまざまな荷物や資材を運ぶためのパワーや耐久性が備わっています。10トンフォークリフトの買取相場は以下の通りです。

製造年式	買取相場
10年未満	~400万円
10年以上	~200万円

10トンフォークリフトの買取相場は約~400万円となっています。新車販売価格が高く設定されていることから、中古の場合でも高値での買取を期待できるでしょう。また、10トンのフォークリフトは中古市場に流れにくいという傾向があります。希少価値が高いため、高価買取が可能です。

フォークリフトの買取相場はどんな要素で変化する？ 

フォークリフトは自動車の一種ですが、買取時の査定基準は普通自動車と異なります。フォークリフトの主な査定基準は以下の4つです。

• 状態
• 製造年式
• 動作異常と部品劣化

満足のいく買取を実現させるためにも、フォークリフトの査定基準を把握しておきましょう。ここでは、それぞれの要素について解説します。

状態

乗用車と同じように、     外観の状態はフォークリフトの査定額を左右する基準のひとつです。フォークリフトは倉庫や工場などで使用されるため、多少の傷については許容の範囲内でしょう。

ただし、遠くからでも目立つような大きな傷がある場合、マイナス査定の評価を受ける恐れがあります。

ただし、本体に深い傷があっても、むやみに手を加えずにそのまま査定を受けたほうが良いかもしれません。無理に修復しようとした場合、傷が広がったり余計に目立ったりする可能性があります。

製造年式

乗用車と同じように、フォークリフトについても製造年式は査定における重要な要素のひとつです。

同じ積載荷重でも、年式によって買取額に違いが生じる可能性があります。製造年式の新しいフォークリフトなら、高価買取を期待できるでしょう。

製造年式の新しいフォークリフトは、最新の技術や設計が用いられています。過酷な現場で使用した場合でも、故障や不具合のリスクは低いでしょう。製造年式が新しければ、長期間にわたって使用できると考えられます。

動作異常と部品劣化

フォークリフトの動作状況は、買取における重要な要素のひとつです。多くの買取業者では動作の異常をチェックしてから査定額を決定します。

不具合のあるフォークリフトでも買取は可能です。ただし、正常に作動するフォークリフトと比較した場合、買取価格は大幅に下がる傾向にあります。

フォークリフトは常に重量のある荷物を運搬するため、パーツの劣化が進んでいる可能性があるでしょう。査定依頼をする際には、事前の動作確認をおすすめします。

フォークリフトの買取価格を高める8つのコツ

フォークリフトは中古市場でも人気のある車両のひとつです。車両の種類や状態によっては100万円以上の高価買取を期待できるでしょう。

乗用車の査定方法についてはインターネットでも広く公開されていますが、フォークリフトについてはどのような点を意識すると良いのでしょうか。ここでは、フォークリフトを高値で買取してもらうための8つのコツについてご紹介します。

汚れを落とす

フォークリフトの査定では第一印象が重要です。きれいな状態の車両と汚れた車両を見比べたとき、きれいな状態の車両のほうが評価されやすいでしょう。

また、汚れが少ないフォークリフトは査定しやすいという効果があります。清潔な状態にしておくなら、正確な買取価格を提示されやすいでしょう。

フォークリフトをきれいな状態に保つには、査定前の洗車が大切です。足回りやエンジン回りの汚れも落としておくなら、高い評価をもらえる可能性があります。

写真を用意する

近年では車両の査定方法が変わりつつあり、Web、LINE、メールなどの査定に対応した買取業者が増えました。必要事項を入力すれば簡単に査定額を把握できます。簡易査定を申し込む際には、前もってフォークリフトの写真を用意しておきましょう。

写真は、車両の状態を正確に伝える便利なツールのひとつです。査定用の写真を用意する際には、さまざまな角度から撮影しましょう。アルミプレートの写真を用意しておくと、より査定を受けやすくできるでしょう。

動作確認する

動作確認は、フォークリフトの買取価格を決定する重要な要素のひとつです。査定依頼する際には、前もって動作をチェックしておきましょう。倉庫の奥で眠っていたフォークリフトの買取を検討している方もいるでしょう。燃料切れやバッテリーの放電などが理由で、フォークリフトが動かないというケースがあります。

査定を依頼する際には、給油量や充電状況をチェックしておきましょう。動作できる状態にしておくなら、スムーズに査定してもらえます。

早めに売却する

使用していないフォークリフトがある場合、なるべく早く査定してもらうのがおすすめです。フォークリフトの買取価格は、年数が経過しても下がりにくい傾向にあります。ただし、製造年式の新しいフォークリフトの方が高価買取は行われやすくなるでしょう。

放置されたフォークリフトは徐々に経年劣化します。エンジンがかかりにくくなったり、汚れが蓄積したりすることも考えられます。そのため、使用していないフォークリフトがあるときは、早めの売却の検討すると良いでしょう。

詳細な情報を提供する

正確な査定額を知るには、フォークリフトの正確なスペックを伝えておくのが重要です。型式、製造年式、エンジン、マスト、アワメーター、アタッチメントなどの情報は正しく伝えましょう。

特に、型式の情報は必須です。また、製造年式が新しくアワメーターが低い場合には、高価買取を期待できます。フォークリフトのスペックは、本体に取り付けられた基盤プレートや外装写真で判別可能です。プレートの表示位置は車種によって異なります。

プラス要素を伝える

バッテリー交換、タイヤ交換、特殊なパーツの修理や交換などの情報は、フォークリフトの査定においてプラス評価される要素のひとつです。国で定められた特定自主検査や定期自主検査を受けた際の記録を残しているなら、査定士にアピールしましょう。

特に検査記録に残っていないメンテナンス情報についてアピールしておくなら、査定額がアップする可能性があります。証拠となるメモや書類があるときには、査定士にしっかりと伝えましょう。

まとめて査定依頼をする

不要になったフォークリフトを複数台所有しているときは、一括での査定依頼がおすすめです。中古フォークリフトの需要は高く、買取業者ではできるだけ多くのフォークリフトを取り扱いたいと考えています。

まとめて査定の申し込みをした場合、査定額アップのサービスを掲げている買取業者もあります。複数台のフォークリフトを手放す予定があるときや、フォークリフトを一度にまとめて売却したいときは、前もって対応を尋ねておきましょう。

動かないフォークリフトでも買取できる可能性がある

製造年式が新しいフォークリフトなら高価買取を期待できます。一方で年式の古いフォークリフトでも買取自体は可能です。

経年劣化や事故などが原因で動かなくなった場合でも、状態によっては0円以上の買取で手放せます。ここでは、コンディションの悪いフォークリフトでも買取が可能な理由をご紹介します。

不動車にも価値はある

フォークリフトの中には、経年劣化で動かなくなった車両、豪雨や台風などの影響で水没した車両などもあるでしょう。価値の低いと思われるフォークリフトでも買取でき、引き取り費用などの負担なく手放せる可能性があります。

まずは無料査定を試してみよう

フォークリフトの買取査定は、Web上での申し込みへの対応や無料で依頼できる店舗もあります。処分にかかる手数料や引き取り費用がかからなければ、処分に困ったフォークリフトも手放しやすくなるでしょう。

また、0円以上の価値で手放せるフォークリフトの買取店を利用すると、想像以上の査定額で買取が行われる可能性もあります。まずはWebサイトから依頼できる無料査定を利用して、ォークリフトの査定を受けてみましょう。

フォークリフトの買取相場にまつわるQ&A

フォークリフトの買取を検討する際には、疑問や不安を早めに解消しておきましょう。フォークリフトの査定額は、さまざまな要因に影響されるからです。

また、不明点や誤解があるとトラブルを招く恐れがあります。正確な情報を得ておくことで、スムーズにフォークリフトを手放せられるでしょう。ここでは、2つの疑問に対する回答をご紹介します。

排ガス基準に不適合なフォークリフトでも買取可能？

排ガス基準に適合していない場合でも海外への輸出などの方法があるため、買取が可能です。

まとめ

フォークリフトの買取価格はさまざまな要因が関係しています。製造年式の古いフォークリフトでも、きれいな状態を保っていたり点検記録を用意していたりするなら、高価買取を期待できるかもしれません。

フォークリフトの処分をお考えの方は、ぜひフォーク王にご相談ください。フォーク王では使用済みのフォークリフトをはじめ、故障や事故で動かなくなったフォークリフトの買取も行っています。公式サイト上の無料Web査定をご利用いただけます。