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車が動かない原因と対処法!動かないときはここをチェック!

車が突然動かなくなってしまうトラブルが起こると焦ってしまいますが、そんなときこそ落ち着いて対処することが大切です。車はパーツの問題だけでは無く、人為的なミスで動かなくなることもあります。トラブルが発生したときには、原因の究明から始めましょう。

この記事では、車が動かなくなったときに考えられる原因と対処法をご紹介します。動かない車の修理費用や手放す際の方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

車が動かないときは落ち着いて対処しよう

車には数多くのパーツを使用して作られており、一部のパーツに不具合が生じただけで動かなくなることがあります。

突然の車のトラブルは焦ってしまうことがありますが、パニックで操作を誤ってしまうと歩行者や後続車、対向車を事故に巻き込んでしまう恐れがあります。走行中に車の様子がおかしくなったときは、安全を確保してから慌てずに対処を行いましょう。

まずは安全を確保しよう

走行中や停車中に車が動かなくなった場合、まずはハザードランプを点灯させましょう。ハザードランプは非常点滅表示灯という正式名称があり、周囲のドライバーに危険が存在することを知らせる目的で使用します。

また、走行中のトラブルで車を動かせる状態であれば、安全な場所に移動させましょう。その後、状況に合わせて対処や助けを求めることを検討しましょう。JAFや任意保険に加入している場合、ロードサービスを利用できるかもしれません。

車が動かない原因は複数ある

車が動かなく原因はさまざまで、主な原因としてバッテリー上がり、パーツの不具合、ガソリン切れなどがあります。

車の運転経験が少ない方や新車や中古車を購入して間もない方の場合、単純な操作ミスで動かなくなる場合もあるでしょう。車が動かなくなったときは、考えられる原因をひとつずつ確かめながら原因を探っていきましょう。


車が動かない原因と対処法:ガソリン切れ

エンジンを使用している車の場合、ガソリンが無くなると車を動かせません。ハイブリッド車はエンジンとモーターを搭載しており、走行中にガソリンが無くなっても路肩に寄せる程度の少しの走行は可能な車種もありますが、いずれ動かなくなってしまいます。

まずは、ガソリン切れになる主な原因や対処法について見ていきましょう。

ガソリン切れになる原因

ガソリン切れになる主な原因はガソリン不足です。給油計が下がっている場合、ガソリン切れになっている可能性が高いでしょう。

一般的な車には、ガソリン切れを警告する燃料残量警告灯が付いています。ただし、古い車などの一部のモデルには付いていないため、ガソリンの量が減っていても気づかないケースがあるのです。ガソリン切れになるとエンジンから異音や振動が発生します。

ガソリン切れになった際の対処法

ガソリン切れになった場合、はじめに周囲の状況を確かめましょう。付近にガソリンスタンドがあるときには、安全確保を優先しながらガソリンスタンドまで押して運ぶ手段があります。

付近にガソリンスタンドが無い場合には、ロードサービスやディーラーに連絡を取りましょう。ガソリン切れであることを伝えれば、燃料補給をしてもらえます。

車が動かない原因と対処法:バッテリー

バッテリーは電気を充電する装置のことです。ガソリン車やハイブリッド車などには、バッテリーが搭載されています。バッテリーはエンジンを始動させる役割があり、バッテリー上がりが起こると車を動かせません。

バッテリー切れを招く原因は複数あるので、ここではガソリン切れになる主な原因や対処法について見ていきましょう。

バッテリー上がりが起きる原因

バッテリー上がりが起きる主な原因は、バッテリーの使いすぎや充電不足です。以下の状況ではバッテリー上がりが起こりやすいでしょう。

・カーオーディオやエアコンを多用していた
・室内灯がつけっぱなしだった
・ヘッドライトを切り忘れた

車は走ることでバッテリーに電気を蓄えるため、車を使用する機会が少なかったり近場での使用に限られていたりすると、バッテリー上がりが起こる可能性が高まります。

バッテリー上がりの対処法:ジャンピングスタート

バッテリー上がりが原因の場合は友人や知人に来てもらえる距離、または周りに車がいる状況であれば、ケーブルを繋いで対処できます。この方法は専用のブースターケーブルがあることが前提です。

【用意するもの】

・救援車(トラック、ハイブリッド車は不可)
・ブースターケーブル

ここで注意しなければならないのが接続手段です。間違った場所や手順で接続すると火災につながる危険性があるため、自信のない方はロードサービスの利用をおすすめします。

【ブースターケーブル接続手順】

JAFの提供している動画は参考になりますので、とりかかる前に視聴して接続方法を確認しておきましょう。

(参考:『こちらからご覧になれます。

まず救援車のエンジンを切り、故障車はエアコン、ライトなどすべての電気機器を切った状態にします。

手順1.故障車のバッテリーの+側に赤いケーブルを接続する
手順2.救援車のバッテリーの+側に赤いケーブルを接続する
手順3.救援車のバッテリーの-側に黒いケーブルを接続する
手順4.故障車のエンジンの金属部分などに黒いケーブルを接続する

車種によってはエンジンの金属部分にケーブルを繋ぐ場所がないこともあります。その場合には、車の取扱説明書をよく読み、どこに接続するべきか確認しましょう。

接続が完了したら、サイドブレーキがかかっているのを確認してから救援車のエンジンをかけます。

ギアの位置はオートマ車がP、マニュアル車はNの状態で、アクセルペダルを踏みましょう。エンジンの回転数を3000回転ほどまで上げ、もしもエンジンの回転数を示すメーター(タコメーター)がない場合は、多少エンジン音がうるさく感じられるほどまで踏み込みながら1~2分ほどアイドリング状態を維持します。

数分間待ってから故障車のエンジンをかけ、エンジンがかかった状態でケーブルを取り外します

【ケーブルの取り外し手順】

手順1.故障車側の黒いケーブルを接続部分から取り外す
手順2.救援車側の黒いケーブルを-端子から取り外す
手順3.救援車側の赤いケーブルを+端子から取り外す
手順4.故障車側の赤いケーブルを+端子から取り外す

以上で、ブースターケーブルによるジャンピングスタートは終了です。バッテリーはエンジンがかかっているときに充電されるため、故障車はエンジンを切らずに1時間ほど走行するか、その場でアイドリングを続けましょう。

その後もエンジンがかからないトラブルが起きた場合は、バッテリーの寿命が考えられます。新品のバッテリーに交換するか整備工場などで点検してもらいましょう。

バッテリー上がりの対処法:ジャンプスターター

ブースターケーブルを利用してのジャンピングスタートは、救援車の存在が必要です。ハイブリッド車では救援できないため、近年は救援車を見つけるのが難しくなっています。そのようなときに便利な道具が「ジャンプスターター」です。

ジャンプスターターとは、一時的に電力供給可能なエンジン始動用のモバイルバッテリーのことで、救援車を必要としません。

付属のクリップをバッテリーの+端子・-端子に接続すればエンジンが始動できる便利なアイテムです。軽量で低価格なので、もしもの事態に備えて車に常備しておくと良いでしょう。

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車のバッテリー上がりの原因とは?主な症状、対処法について

車が動かない原因と対処法:パーツの不具合

車は何万ものパーツが使われて作られており、パーツのタイプは大きく分けると2種類です。永続的に使用可能なものと、定期的に交換を必要とするものがあります。

パーツが劣化したり故障したりすると車が動かなくなる場合があるため、定期的にチェックや整備を行う必要があります。ここでは、パーツの不具合が原因で車が動かない場合の対処法を2つご紹介します。

セルモーターが故障した際の対処法

セルモーターとは停止しているエンジンを起動させる際に使用するモーターのことで、エンジンの起動を繰り返すことで劣化する恐れがあります。

セルモーターに不具合が生じると、エンジンを起動させるための動力が伝わりません。エンジンを動かせなくなるため、セルモーターの故障に気づいたときには交換や修理を検討しましょう。

メインヒューズが断線した際の対処法

ヒューズは必要以上の電流が流れたときに、電気回路を保護するパーツのことです。必要以上の電力が流れるとヒューズが飛び、加熱や発火などの火災事故を未然に防ぎます。

ヒューズが飛ぶ原因のひとつは電装品の後付けです。ファンベルトの異常や燃料ポンプの故障で飛ぶケースもあります。ヒューズが飛んだ場合には新品に交換しましょう。ただし、交換してもすぐに切れる場合には整備工場でのチェックをおすすめします。

車が動かない原因と対処法:人為的な問題

免許を取得して間もないときや久々の運転でで操作に自信がないときは、人為的なミスが原因で車が動かない可能性があるでしょう。車の内部の異常では無いため、交換や修理の必要はありません。

しかし、思い通りに動かずパニックに陥ってしまうと、思わぬ事故やけがにつながる恐れがあります。ここでは、起こりやすい人為的なミスの原因や対処法をご紹介しますので、落ち着いて確認してみましょう。

シフトノブの入れ間違いが原因の場合

AT車はエンジンを起動する際にギアが「P」レンジに入っていないとエンジンがかかりません。間違って「D」や「N」レンジにギアが入っていないか確認しましょう。ブレーキペダルを踏んでおかないとエンジンが始動しない車種もあります。

ハンドルロックが原因の場合

車種によっては盗難防止として、ハンドルロック機能が備えられています。エンジン停止時やキーを抜いた状態でハンドルを操作すると、異常行動と判定してハンドルが固定される機能です。ハンドルロックが作動している状態ではキーが回らないため、エンジンはかかりません。

キーを挿すタイプの車にハンドルロックがかかっている場合は、ハンドルを左右どちらかに回しながらキーを回してみましょう。プッシュスタートタイプの車はハンドルを左右どちらかに動かしながら、プッシュスタートボタンを押します。AT車はギアを「P」に入れておくことが前提です。

スマートキーの電池切れが原因の場合

スマートキーの電池が切れていると、エンジンがかからないことがあります。この場合は、スタートスイッチにスマートキーを当てた状態でブレーキを踏み、エンジンがかかるか試してみてください(車種によって方法が異なります)。

スマートキーの電池交換はディーラー、もしくは自分で交換することも可能です。スマートキーの反応が悪くなってきたら、電池が切れる前に新しい電池と交換しておきましょう。

車が動かない原因と対処法:寒さの影響

車のパーツは季節による影響を受けることがあり、例えば冷え込んだ日に車が動かず、パーツに不具合や異常が見られないときは寒さによる影響を受けている可能性があるでしょう。

寒さが原因の場合、適切に対処すれば車を動かせられます。一方で無理に車を動かそうとすると、エンジンにダメージを与える恐れがあるので注意が必要です。ここでは、寒さの影響で車が動かなくなる原因や対処法についてご紹介します。

寒さの影響で車が動かなくなる原因

寒さで車が動かなくなる原因のひとつはバッテリーの低下です。エンジンの始動時にはセルモーターを使用しますが、電力が不足しているとセルモーターが力強く回りません。寒い時期は通常よりも電力がたまりにくいため、エンジンがかかりにくいケースがあります。

寒さで車が動かなくなるもうひとつの原因はエンジンオイルによる抵抗です。エンジンオイルは寒くなると固まる性質があり、エンジンをかけるときの抵抗力が増えてしまいます。

寒さで車が動かない際の対処法

寒い時期に車が動かないときは、セルモーターを数秒回して止める動作を繰り返しましょう。エンジンオイルが内部に行き渡り、エンジンがかかりやすくなります。

それでもエンジンが全くかからないときには、60分程度の時間を空けて様子をうかがいましょう。エンジンのピストンには点火プラグが付いており、寒い時期には湿っている可能性があるからです。エンジンやセルモーターに負担がかかると故障する恐れがあるため、無理に車を動かすのは避けましょう。

動かない車の修理費用はどのくらい?

動かない車の原因として考えられる要素がいくつかありますが、修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。

バッテリーなど一部のパーツ交換と、エンジンそのものの修理とでは費用が異なります。大まかな修理費用の目安をご紹介します。

バッテリー交換の目安

バッテリー交換費用は、本体代・工賃・廃棄料の合計金額です。バッテリー本体代は、車種・サイズ・性能・製造国などにより、価格に大きな開きがあります。

ディーラー、カー用品店、ホームセンターなどの購入先によっても異なりますが、4,500~4万円ほどが一般的な目安です。工賃は業者ごとの設定のため一概にはえませんが、1,000~3,500円ほどかかります。

なお、大抵の自治体ではバッテリーを粗大ごみには出せなくなっています。無料で廃棄してくれる業者もいれば、3,000円ほど廃棄料を請求されるケースもあります。

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エンジン修理の目安

エンジンの故障や不具合の場合、症状によっては一部部品のみの修理・交換で良いケースもあり、修理費用が変わります。車のボディタイプや種類によっても異なることを覚えておきましょう。

故障具合が深刻な場合は、エンジンのオーバーホール、または本体交換のどちらかを選択することが一般的です。オーバーホールの場合は、約10~1か月前後かかります。部品代だけで約20万円以上必要な場合が多く、加えて工賃約10万円~20万円を加算された金額が修理費用の目安です。

交換の場合は、新品またはリビルト品を使用するかにより約20万円~100万円と価格差があります。どちらが安く抑えられるか見積もりを依頼してみましょう。

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費用がかかりすぎるなら廃車を考慮に

前述のとおり、エンジンの不具合を修理する場合は多額の費用がかかります。年式が古い車や事故車などの場合、一度修理してもさらに別の箇所に故障が発生し、さらに出費が重なる可能性もあります。

車の年式や故障の進行具合を総合的に見て、修理費用がかかりすぎることが予想されるのであれば廃車を検討するほうが良いかもしれません。

動かない車を手放すなら廃車王にお任せ

パーツの劣化が原因で車が動かなくなった場合、修理や交換が必要になるでしょう。修理や交換の場合、箇所によっては高額の費用がかかる可能性があります。

動かない車を手放したい方は廃車王にお任せください。手放す際の費用を抑えられますし、車をお金に変えられる可能性があるからです。ここでは、廃車王の2つの魅力についてご紹介します。

引き取りから手続きまで原則無料

廃車王では、廃車手続きの費用や引き取りにかかる費用が原則無料です。事故車、水没車、車検切れの車など、トラブルを抱えている車でも積極的に買取します。動かない車についても買取可能で、集積車を用意していますので電話1本で引き取りに伺います。

廃車王ではWebや電話による無料査定を実施しており、自宅からの申し込みが可能です。Webでの査定については24時間利用 でき、約20秒で申し込みができるので忙しい方でも気軽に査定をお試しいただけます。

高価買取価格としてお客様への還元が可能

廃車王は全国約150店舗で自動車リサイクル事業者が運営している廃車買取サービスで、使える部品を収益化する仕組みが整っています。引き取った廃車を解体し、使用可能なパーツを再販売することにより、お客さまの買取価格へ還元するシステムです。

車の状態によってはパーツとしての価値が見いだせないこともありますが、資源として再利用することが可能です。車の製造では鉄や鋼、アルミ、プラスチックなどが使われており、分別してリサイクルすることで利益を生み出せるようになっています。

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動かない車にまつわるよくある質問

車のトラブルは突然に起こることが多く、慌ててしまう方もいるのではないでしょうか。通勤前や旅行先で車が動かなくなった場合でも、落ち着いて対処を行いましょう。

ここでは、動かない車にまつわるよくある質問を2つご紹介します。トラブルを未然に防いだり冷静に対処したりできるように、前もって疑問点を確認しておきましょう。

車のトラブルを未然に防ぐ方法はある?

車のトラブルを未然に防ぐには普段からの点検整備が大切です。車を使用する際には、エンジンオイルやバッテリーなどを確かめておきましょう。エンジンオイルが汚れていたりバッテリーの寿命が近づいていたりする場合には、早めの交換をおすすめします。

また、給油が難しくなる高速道路を利用する際には、ガソリンの残量をチェックしておきましょう。前もって満タンにしておくなら、不要なトラブルを防げます。

路上で緊急停止したときはどうする?

高速道路や一般道路で緊急停止させるときは、ハザードランプを点灯させましょう。路肩など、接触事故の起こりにくい安全な場所に停車させます。

車を停車させたら三角表示板を用意しましょう。三角表示板の設置は道路交通法によって定められており、設置を怠ると故障車両表示義務違反として罰則が科されます。車両後方に設置したらロードサービスに連絡しましょう。

まとめ

急に車が動かない場合は慌ててしまいがちですが、落ち着いて基本的な動作や車両状況を確認しましょう。ガソリン切れやシフトノブの入れ間違い、見落としによるケースもあります。

車を長く使用していると、トラブルが頻繁に発生する可能性もあるでしょう。車が動かなくなったときには、費用対効果を見極めた対処をおすすめします。部品の破損などによる重大事故を招く前に、廃車するのもひとつの方法です。動かない車を廃車にする際には、ぜひ廃車王までお見積りご相談ください。