車を乗り潰す方が経済的?何年で買い替える?

2019年2月5日 車買い換えのタイミング

所有しているマイカーが古くなってきたとき、オーナーは「このままメンテナンスをして限界まで乗り潰すか、またはタイミングを見計らって車を買い替えるか?」という選択を迫られることになります。

●車は決して安い買い物ではないので、できる限り長く乗り続けた方が経済的
●車の価値が下がる前に下取りや買取に出した方が、トータルコストを安く抑えられる

という2つの説があり、世間でも意見は分かれているようです。

乗り潰すのと買い替え、どちらが経済的なのか…結論から言うと、車種や劣化した部品によって判断は分かれます。

乗り潰した方がいいケースと、買い替えた方がいいケースの2通りについて見ていきましょう。

 

消耗品の交換で済む場合は乗り潰した方が経済的

現在の日本車は非常に性能がいいため、交換・修理に多額の費用がかかる重要な部品はそう簡単に壊れたり劣化したりしない仕組みになっています。

もちろんパワーウィンドウやワイパー、タイヤといった消耗品や各種オイル、ブレーキパッドの交換などは必要になります。

とはいえ、最もコストのかかるタイヤでもリーズナブルなものなら4本で4~5万円程度に収められるでしょう。ほかに大きな問題がなく、これらの消耗品を交換すれば走れるという場合は乗り潰した方がトータルコストは安く抑えられます。

 

買い替えた方が経済的な2つのケース

では逆に、買い替えた方がお得になるのはどのような場合でしょうか?これには2つのケースがあります。

 

ケース1.エンジン系統やミッション系統などが故障した場合

車の心臓と言われるエンジン系統や、AT・CVTなどのミッション系統が故障した場合、修理や交換には多額の費用がかかります。

実際にかかるコストは車種にもよりますが、エンジン系統なら100万円前後、ミッション系統なら30~40万円程度かかると言われています。

また、ハイブリッド車の場合、蓄電バッテリーの交換も念頭に置いておかなければなりません。一般的なガソリン車にもバッテリーは搭載されていますが、こちらはエンジンをかけるために用いられる補機類用バッテリーなので、部品にも交換にもそれほど費用はかかりません。

一方、ハイブリッド車はバッテリーから電力を供給してモーターを動かす仕組みになっており、補機類バッテリーとは別に駆動用バッテリーが搭載されています。補機類バッテリーの交換は工賃込みでだいたい3~4万円程度とされていますが、駆動用バッテリーともなると20~30万円程度の費用がかかると言われています。

そのため、もし駆動用バッテリーが故障した場合は買い替えを検討した方がいいでしょう。

どのメーカーでも、駆動用バッテリーについては5年または10万kmの保証期間が設けられています。また、耐用距離は15~20万kmとなっているのでそう簡単に故障することはないでしょう。

 

ケース2.軽自動車に乗っている場合

普通車に比べると車体価格がお手頃で、燃費や税金などの維持費も安い軽自動車。近年は軽自動車でありながら車内空間が広く、機能性の高い車種も増えてきており、ファミリー層からも注目を集めるようになりました。

ただ、普通車に比べるとやはり耐久性の低さは否めず、減価償却期間では普通車が6年であるのに対し、軽自動車は2年少ない4年に設定されています。とくに軽自動車は足回りが弱く、年数や走行距離が増えてくると普通車より早い段階でガタが来始めます。

当然メンテナンス時のコストもかさむようになり、税金の安さや低燃費といったメリットを考慮してもコストパフォーマンスは著しく低下するでしょう。もともと軽自動車は車体価格がリーズナブルなので、修理や交換を繰り返してまで乗り潰すことはあまり現実的ではありません。

最近は軽自動車の性能も向上し、足回りの不満も解消しつつありますが、乗り潰す方が経済的と言えるようになるのはまだ先の話となりそうです。

 

車の買い替えは「7年目の車検を迎える直前」がベスト

乗り潰すのと買い替えるのでは、やや買い替えの方が優勢だと言えそうですね。ただし、同じ買い替えでもタイミングによって経済的なメリットに差が出ます。

たとえば車検代が10万円かかる新車を250万円で購入し、5年目または7年目で250万円の新車に買い替えたとします。

購入して5年目で買い替える場合、車検を通すのは1回で、費用は10万円になります。2台分の価格を足すとトータルでかかる費用は510万円となりますが、5年で車を下取りあるいは買取に出したところ、100万円の価格がついたとします。

するとトータル費用は差し引き410万円となり、1年あたりに換算すると82万円の出費ということに。

一方、7年目で買い替えた場合、車検は2回通すことになるので20万円の支出となります。買取価格は5年目より落ちて50万円程度と考えると、差し引きで60万円ほど出費が増えることになります。

ただ、そのぶん7年もっているので、1年間の出費は約67万円。つまり年単価は7年乗った方がお得となります。

なお、買い取り価格については登録後3年で40~60%、5年で30~45%に車の価値が下がるという相場をもとに算出。8年目以降になるとほぼ0%になると言われています。

以上のことから、「7年目の車検を迎える直前」のタイミングで車を買い替える人が多くなっているのです。

 

「乗り潰す」の定義!年数と走行距離の目安を解説

乗り換えた方がいいケース、買い替えた方がいいケースの両方がわかったところで、「乗り潰す」の定義もより明確に理解しておきましょう。

 

購入から5~7年以上が「乗り潰す」のボーダーライン

一昔前の車ならいざ知らず、現代の車は耐久性が飛躍的に向上しており、ちょっとのことで故障することはないと言われています。実際、メンテナンスをしながらであれば、10年、20年経過しても乗り続けられる車体はめずらしくありません。

ただ、いくらメンテナンスをしていても車体の劣化を完全に止めることはできず、あちこちにガタが来る確率が高くなります。

その証拠に、10年以上経過した車はまだまだ現役で走れる状態でも下取りや買い取り価格が大幅に安くなり、場合によっては買値がつかないことも。買取価格も、一般的に5年経過するとがくんと落ちてきます。乗り潰す=車の価値がつきにくくなると定義すると、5~7年以上が「乗り潰し」のボーダーラインです。

なお、5年目と7年目は新車を購入した場合の2回目、3回目の車検の時期と重なります。この時期に車を手放す人も多くなることから、5~7年を過ぎると「乗り潰した」とみなされるようです。

 

走行距離は10万km超えがひとつの目安

年数経過で言うと5~7年以上が乗り潰しのボーダーラインと説明しましたが、走行距離によってはこの限りではありません。たとえ新車で購入してから5年未満であっても、総走行距離が10万kmを超えている場合は「乗り潰した車」と判断されてしまうこともあります。

これは、エンジンのイグニッションやバルブ開閉のタイミングに関わる「タイミングベルト」と呼ばれる部品の耐久年数が「10年程度」と言われていることに由来しています。

タイミングベルトは修理や交換に多額の費用がかかるため、「それだけ費用がかかるならいっそ買い替えた方が…」と考える人が多いからです。

ただ、最近はタイミングベルトより耐久性に優れた金属製の「タイミングチェーン」を採用している車が増えてきました。

タイミングチェーンは20~30万km走れるほどの高い耐久性を誇っています。このことから、車種によっては総走行距離10万kmでは乗り潰したとみなされないこともあるようです。

 

買い替えタイミングを逃してしまったら廃車買取業者を利用しよう

すでに8年目を過ぎた車に乗っていたり、あえて車を乗り潰す予定の人は、買い替えの際に下取りに出しても値段がつくことはほぼありません。

ディーラーはもとより、中古車買取業者に持ち込んでも値段がつかないばかりか、場合によっては廃車手続きの代行費用を別途徴収されてしまうケースも。

そこでおすすめしたい方法が、廃車買取業者の利用です。

これは、名前のとおり廃車の買取を専門に行っている業者です。年数や総走行距離がかさんでいたり、あるいはどこか故障していてもきちんと査定した上で買い取ってもらえるでしょう。

もちろん査定の結果、値段がつかないこともありますが、その場合でも廃車手続きを無料で代行してもらえるので少なくとも損をしないで済みます。

なぜ手数料なしで代行してもらえるのかと言うと、あくまで「車」としてしか見ないディーラーや中古車業者に対し、廃車買取業者は「部品」として車を評価するからです。

たとえばエンジン系統に問題を抱えている車であっても、足回りやミッションなどの部品は、状態によっては再利用することが可能。車としては無価値になった商品でも「お宝」として引き取ってもらえます。

廃車買取業者も一般的な中古車買取業者と同じく、無料で買取査定を行っているところが多いです。ディーラーなどで「価値なし」と判断されてしまっても、あきらめずに査定を申し込んでみましょう。

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