廃車売却と自分で手続、どっちがお得?

2018年6月25日 廃車の基礎知識

車を廃車にする方法はいくつかあります。最も一般的なのは中古買取業者やディーラーのもとに持ち込むというものでしょう。そうした業者に頼む際に生じる手数料を節約したい人は、自分で行うことも可能です。また、書類の作成のみなら行政書士に依頼できます。それから、廃車を専門とした買取業者に売却するという手段もあります。

ここでは、最もお得な廃車の方法を解説します。

基本的には廃車専門の買取業者に売却するのがお得

業者に頼らずに自分で廃車にするという方法には、一見お得なイメージがあります。ですが、まったくお金がかからないというわけではありません。

業者にお願いするのと自分で手続するのとでは、両者それぞれにメリット・デメリットがあります。しかし大抵の場合において、「廃車買取業者」に売却するのが最もお得です。

廃車買取業者では、廃車にするのに伴う費用が一切かかりません。また、煩雑な書類手続も無料で代行してくれます。

このとき大事なのは「廃車専門」の買取業者であることです。普通の中古車販売業者やディーラーではありません。中古買取業者の場合、その車に中古車としての価値がない場合、買取価格はつかず、そのうえ廃車手続代行のための手数料を取られます。

廃車買取業者なら、もはや走行不能の車であっても最低でも0円以上の買取が保証されており、手数料もかかりません。少なくとも、損をすることはありえませんし、むしろお金を貰えることだってあるのです。

 

自分で廃車にするのは手間と費用がかかる

自分で手続する方が、業者の手を借りるよりはお得ではないか、とお思いの方は多いかもしれません。しかし廃車手続には案外手間とお金がかかるのです。

 

「廃車」の状況によって行うべき手続が異なる

廃車手続の手順について理解するために、まずは「廃車」という状況について確認しておきましょう。一口に廃車と言っても、状況に応じて多少行うべき手続が異なります。

 

●永久抹消登録

もう二度と車に乗らないという場合に行うのが「永久抹消登録」です。これをすると、再び公道を走ることができません。基本的には解体が伴います。

 

●一時抹消登録

また乗ることがあるかもしれないものの、当面は一定期間使用を中止するというのが「一時抹消登録」です。この場合、再び登録し直すことでまた公道を走れるようになります。海外出張や長期入院などの理由で、長期間車を使うことがない事情があるときに適した手段です。

 

●解体返納・一時使用中止

以上2つは普通自動車の廃車に当てはまるものです。軽自動車の廃車の場合には呼び方が異なり、「解体返納」や「一時使用中止」と呼びます。それぞれ普通車でいう永久抹消登録、一時抹消登録に当たると考えてください。

 

解体に費用がかかる

永久抹消登録をするには、車の解体と書類作成が必要な段取りとなります。

廃車手続には車を解体した旨を記載した書類が必要となるため、特殊な例外を除き、永久抹消登録をするにあたり車は解体するのが一般的なのです。

いくら廃車手続を自分でするといっても、解体作業まで独力でというわけにはいきません。解体業者に直接解体を依頼する、ということになればやはり費用がかかります。業者によって異なりますが、だいたい1万円前後はかかるのが一般的でしょう。

しかし解体業者によっては、再利用できる「鉄くず代金」として、かえってお金を払ってくれる場合もあります。このような業者を見つけることができれば、自分で手続するのがかなりお得といえるでしょう。

 

車が動かない場合にはレッカー代が必要

廃車にする車がもはや動かない状態のものであれば、解体場まで持っていくためのレッカー費用がかかります。これも1万円程度です。

車がまだ走行可能で、解体業者まで自分が乗って持ち込むことができれば、その心配はありません。

廃車買取業者なら、車が動かない場合であっても無料でレッカー移動を請け負ってくれる場合があります。

 

廃車手続の書類作成は案外面倒

廃車手続の書類作成を自分で行う場合、かかるお金はせいぜい数百円程度と微々たるものです。ここで問題となるのはお金よりはむしろ、その手間の方です。

永久抹消登録には以下の書類が必要となります。

●印鑑証明書および実印
●車検証
●ナンバープレート(前後合わせて2枚)
●移動報告番号と解体通知日の書かれた書類
●リサイクル券
●自動車重量税還付申請書
●マイナンバーカードまたは通知カードのコピー

「移動報告番号と解体通知日の書かれた書類」というのは、解体業者で車の解体をした際にもらえるものです。

これらの必要書類を準備した上で、手続は運輸支局まで出向かなければなりません。運輸支局は平日の日中にしか空いていないため、多くの人はそのためにわざわざ時間を作らなければならないことになるでしょう。

廃車買取業者に頼めば、印鑑証明書などは当然自分で準備する必要がありますが、陸運局とのやり取りはすべて無料で代行してもらえます。

 

自分で手続をしたほうがよい特別なパターンもある

ここまで自分で手続をすることのデメリットをお伝えしましたが、すべての場合において廃車買取業者への依頼がお得だというわけではなく、自分で手続をした方がよいパターンもあります。

 

車を手元に残しておきたいなら自分で手続がお得

特殊な例かもしれませんが、車を解体せずに手元に残しておきたい場合です。愛着のある車を保管しておきたかったり、飾りたかったり、事情はさまざまあるでしょう。

この場合は「用途廃止」という扱いでの永久抹消登録となり、上記した必要書類の中の解体に関する書類に代えて「当該自動車の写真」と「用途廃止する旨及び使用目的を記載した申立書」が必要になります。

自分で手続する場合にお金がかかるのは主に解体費用なので、解体をしないならばお金については問題となりません。

廃車にすることで自動車税は免除されるので、手元に置いておきたい車であっても廃車にするということ自体にはメリットがあります。

 

一時抹消登録の場合も自分で手続するのが吉

一時抹消登録の場合も自分で手続をした方がよいでしょう。なぜならその場合、車両を買い取ってもらうわけにはいかないからです。

まだ乗る可能性があるにもかかわらず一時的に廃車扱いにすることには、その期間自動車税を払う義務がなくなるというメリットがあります。

 

書類作成だけなら行政書士に頼むことも可能

廃車手続にまつわる書類作成は、行政書士に代行を依頼することができます。手数料は5,000円程度です。

頼めるのはあくまで書類作成のみで、解体の依頼などの代行はできません。

車をスクラップにせず手元に置いておきたいが、少々お金がかかっても面倒な手続はしたくない、という場合にはこの選択肢もありでしょう。

 

中古販売業者やディーラーに依頼するのは高くつく

多くの人にとって、廃車買取業者の知名度はまだまだ高いとは言えず、かといって自分で廃車にしようとも思わないのが一般的です。

廃車にする方法としては、依然として中古買取業者やディーラーに持ち込むという手段を多くの人が選んでいます。しかし、この方法は前者二つに比べて高くつくのが通常です。

 

中古買取業者に持ち込んで損がないのは「中古車として価値がある」場合

中古買取業者が目的としているのは当然、引き取った車を中古車として販売すること。彼らにとって車をスクラップにすることは一切無駄な作業といえます。当然、それを依頼するからには手数料を取られます。

したがって、中古買取業者に持ち込む場合に利があるのは、その車が中古車として価値があると見なされるときのみ。逆の場合には、お金がかかる一方です。

お金がかかっても面倒な手続をやってもらえるだけありがたい、と思う方もいるかもしれません。

しかし手数料を払うだけならまだしも、それ以上に損をしてしまう場合があるのです。たとえば本来は価値のある車を、廃車にしてもらうことを希望して持ち込んだために、無償で引き取られ、その車が海外などに輸出され中古車として販売される、という可能性もゼロではありません。

 

なぜ廃車買取業者は廃車手続をすべて無料でやってくれるのか

廃車に関わる手続をすべて無料で負担してくれて、あまつさえ不要車を買い取ってくれるなどという、そんなうまい話があるのだろうか。廃車買取業者には何か裏があるのではないか、と勘ぐる方がいても無理はありません。

実際、なぜそんなことが可能なのでしょうか。

その答えは、仮に走行不能で解体するほかないような車にも、部品単位で見れば、まだまだ利用価値があるからです。廃車買取業者が目的としているのは、そうした再利用可能な部品です。廃車買取業者はそうした部品を販売することで利益としているので、廃車にもお金を出してくれるのです。

 

廃車買取業者へ売却がおすすめ

以上、廃車買取業者に売却する方法と自分で手続する場合を中心に、最もお得な廃車手続の仕方について解説しました。

車を解体し、廃車手続を行う場合には、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。もし車を解体せずに手元に保管しておきたいなどの事情があるならば、自分で手続するのが経済的にはよいでしょう。

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