冠水車を高価買取してもらうための3つのポイント！より高値をつけてもらうためには！

2023年7月24日廃車のQ&A

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冠水車の買取は、水に浸かってしまった程度によって価格が異なり、浸水の程度が小さいほど高値が付く可能性が高くなります。廃車買取業者であれば、例え全てのパーツが水に浸かってしまっていても、アルミや鉄に値段が付く可能性もあるのです。

冠水車は、エンジンや電気系統にダメージを与えるほかにも、カビや異臭を引き起こしますので、できるだけ早めに買取してもらいましょう。今回は、冠水車の買取や、より高値を付けてもらうポイントなどについてご紹介していきたいと思います。

冠水車とは？

冠水車とは、台風やゲリラ豪雨などの自然災害によって水に浸かってしまった車のことを言い、「水没車」や「冠水歴車」などとも呼ばれています。よく、台風などのニュースで車が水に流されているシーンを目にすることがありますが、そのほとんどが冠水車なのです。ただし、一言で「冠水車」と言っても、具体的な定義が日本自動車査定協会（JAAI）によって次のように定められています。

・通常の使用では発生しない箇所にさびや腐食がある
（フロアやシガーライター、シートのスライドレールなど）

・通常の使用では付着しないシミや汚れがある
（フロアマットやシートなど）

・室内やエアコンにカビや泥のにおいがある

上記の定義に複数異常当てはる場合または、フロアにまで冠水したものを「冠水車」と呼びます。

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冠水車買取相場は程度によって異なる

冠水車の買取相場を決める商品価値加減店の基準も、日本自動車査定協会（JAAI）によって次のように定められています。

・フロアまで浸水した冠水車：減点率30%

・シート上部まで浸水した冠水車：減点率40%

・ダッシュパネル上部まで浸水した冠水車：減点率50%

このように、浸水した程度が大きいほど減点率が高くなりますが、これは決して減額率ではありません。最終的な買取金額は業者が決定するものですので、最適な売却先を選び、より高値で買取してもらいましょう。

フロアまで浸水した冠水車：減点率30%

フロアまで浸水した場合、減点率は30%とされていますが、状態によってはある程度高額な値段がつく可能性も大いにあります。例えば、車の床のパネル（フロアパネル）までしか水に浸かっていない状態であれば、エンジンにまで浸水していない可能性が高いといえます。

ただし、エンジンが床下にある車の場合は確実にエンジンにまで水が浸かってしまっている状態なので、買取価格に関してはあまり期待はできないでしょう。

シート上部まで浸水した冠水車：減点率40%

シート上部まで冠水してしまうと、エンジンなどの電気系統に不具合が出てしまうことに加えて、異臭が査定額を下げてしまいます。とは言っても、廃車買取業者に依頼すれば冠水していないパーツに値段を付けて買取してくれる可能性も十分あります。

さらに、動かなくなってしまった車のレッカー代などの諸費用や手続きも引き受けてくれる業者もありますので、シート上部まで浸水してしまった車であれば、中古車販売店よりも廃車買取業者に相談することをおすすめします。

ダッシュパネル上部まで浸水した冠水車：減点率50%

ダッシュパネル上部にまで水が浸かってしまった車の場合、エンジンまで完全に水に浸かってしまったことになりますので、その分減点率も高くなります。その場合、基本的には動くことのできない不動車として扱われますが、もしエンジンがかかったとしても異物が混入しているなどで大きなトラブルを引き起こす恐れがありますので、絶対に運転してはいけません。

このように、浸水によってかなりのダメージを受けた冠水車でも、車を構成している鉄やアルミに値段を付けて買取してくれるのが、廃車買取業者です。もし、買取価格が付かなかったとしても、多くの場合はレッカー代などの費用を業者で負担してくれるので、ディーラーや中古車販売店などに依頼するよりもお得となります。