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自己破産で車は処分される?処分される場合・されない場合の基準とは?

自己破産で車は処分されるかどうかは、ローンの返済状況と車の査定額によって異なります。生活に欠かせない方にとって車の没収は生活が不便になり大問題ですが、それ以外にも様々な影響を及ぼします。

今回は、自己破産によって車が没収・処分されるか否かの判断基準や、対処方法などについてご紹介していきたいと思います。

自己破産で車が処分されるとどうなる?

自己破産で車が処分されると、信用情報に債務整理の事実が事故情報として登録されるため、自動車ローンを含む様々なローンが組めなくなります。この状況はいわゆる「ブラックリストに載る」ということで、ETCカードなどのカード類の利用にも影響が出ます。

自己破産で車が処分されるかどうかの基準

冒頭で触れたように、自己破産によって車を処分されるかどうかは、ローンの返済状況や車の査定額に左右されます。

自己破産でも車を処分されない具体的な条件としては
・①ローンが残っていない
・②車の査定額が20万円以下
という2つの条件を満たしている場合です。

①ローンをすべて完済している

ローンが残っている車の場合、その持ち主はローン会社のものですので、手元に残すことはできません。自己破産となった場合は、ローン会社にまず通知が届き、ローン会社が車を引き取りに来ることになります。

ローンをすべて完済している場合は、車の査定額によって処分対象となるか否かが異なります。

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ローンが残っている車を廃車にする方法とは?返済が困難な場合の対処法とは?

②車の査定額が20万円以下

車の査定額が20万円以下の場合は自由財産として扱われるため、自己破産でも処分する必要はありません。

また、購入してから6年以上経過していれば、「価値がないもの」とみなされるため、この場合も手元に残しておくことができます。

自己破産で車を処分されないための対処法

自己破産で車を処分されないための対処法をまとめました。

任意整理を検討する

債務整理の手続きには自己破産以外にも任意整理個人再生という手続きもあります。

任意整理とは、弁護士や司法書士が間に入って返済方法などについて交渉し、和解契約を締結する手続きのことです。

自己破産や個人再生の場合、整理する対象に自動車ローンが含まれているため、車を手放す可能性が高いですが、任意整理であれば自動車ローン以外の借り入れを整理することで、車を処分せずに済むでしょう。

身内などの第三者にローン返済をしてもらう

第三者がローンを代わりに支払うことでも、車を処分せずに済む可能性があります。

ただしこの場合は、車の価値が20万円以上である場合には裁判所から差し押さえされてしまいますので、注意しましょう。

自己破産前に行ってはいけないこと

自己破産の前に行ってはいけないことは、
・車の名義変更
・ローンの一括返済
・ローンを隠す
・不当に車を処分する
ということです。

これらを行うと、「所得隠し」とみなされてしまうため、自分自身にとって不利な状況となってしまいます。

まとめ

今回は、自己破産によって車が没収・処分されるか否かの判断基準や、対処方法などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

自己破産による影響は、車の処分はもちろん様々なところに影響が出てきます。最善の策を講じるためには、弁護士などの専門家に相談してみることをおすすめします。